密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

お得意の、一見よさげ、実は改悪、隅っこにちょこ書き入れ、外国人技能実習制度の拡充

またしても、安倍政権お得意の、耳障りよく一見よさげな言葉を並べ立て、実は制度改悪。大事なことは隅っこに紛れ込ませる、まさに詐欺師の手口。


女性、高齢者、若者と、企業有利の低賃金労働に駆り出し、それでも足りず、人の集まらない仕事の人材を海外から輸入。それも、定住の可能性のある、移民・難民の受け入れではなく、実習生制度と銘打っても体のいい丁稚、見習い奉公だからとばかり、こき使えるだけ使い、悪環境で、住居・食・その他経費で搾取が横行。耐えきれず失踪し不法滞在者になるケースも少なくない。


このやり方を見ていると、先の大戦中、確かに、大日本帝國が、強制連行者、慰安婦の人たちにしたことが事実であるという証明そのもの。”何が日本人はそんなことするはずない”だ!! やってるでしょう。
国民総動員+植民地住民差別的搾取。今の政府の方針、思い上がりはまさに戦時中の軍主導の政府のやり方が重なって見える。


「劣悪な労働環境と低賃金を強いる奴隷制度」と海外から非難を浴びている「外国人技能実習制度」。安倍政権はこの忌まわしい労働システムをあろうことか一気に拡大させるべく、来たる9月の臨時国会で制度改正案の成立を目指して躍起になっており、外国人を酷使するブラック企業が全国にまん延しかねない状況にあるという。政権の目論みを大手新聞社政治部デスクが語る。


「安倍首相は『一億総活躍社会の実現』を謳い文句に、女性と高齢者を活用すると言い出しているが、加速する生産人口の減少にはとても追いつかず、政府目標の〝GDP600兆円〟はとうてい達成できない。実際、自動車メーカーの組立工場をはじめ、造船や被服メーカーの工場に日本人工員はなかなか集まらず、生産体制を維持できなくなっている。そこで、日本経団連の要望を受けて、外国人技能実習生の大幅な受け入れ拡大を目論んだわけだ」


改正案は「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案」
この法案、実習生の受け入れ団体を許可制とし、悪質な業者は許可を取り消すと明示しており、一見すると実習制度の監視強化にみえる。だが、これはまやかしらしい。


実習制度に詳しい大学教授はこう語る。
「現行制度でも受け入れ団体の取り消しが次々と行われているから、制度をいじる必要はないんです。実は、法案の隅っこに『技能実習制度の拡充』と書いてあり、実習期間を最長3年から5年まで延長できることになっている。狙いはズバリ、受け入れ拡大だよ。しかし、安倍政権は海外の反発を招かないよう、ネーミングを変えて法案成立を狙うという姑息な手段に出た。これが功を奏したのか、大手メディアはこの受け入れ拡大の狙いについて一切触れようとしておらず、〝監視強化を目的とした好ましい制度改正案〟などととんでもない報道ばかり繰り返しています」


「政府統計によると、昨年末現在で、20万人近い実習生のうち1年間で6000人が実習先から失踪し、不法滞在者になっている。こんな実態がありながら、制度改正してさらに受け入れを図ろうというのだから、開いた口がふさがりません」


「ほとんどの自治体に外国人実習生が住民登録されているのに、肝心の実習生は受け入れ企業が囲うようにして借り上げアパートなどに住まわせているから、どんな暮らしぶりなのか、自治体側はさっぱり分からないようだ。技能実習生がひどい処遇を受けていると噂で聞き及んでも、なかなか手出しできない状況にあり、困惑ばかりが広がっています」



実際、この制度については、海外から「強制労働」との指摘の声が上がっている。たとえば、米国の国務省人身取引監視対策部の直近のレポート「2015年人身売買報告書」は、こう喝破している。
〈本来の目的である技能の教授や育成が行われない仕事に従事させられ、中には依然として強制労働の状態に置かれている。職を得るために最高で1万ドルを支払い、実習を切り上げようとした場合には、数千ドル相当の没収を義務付ける契約の下で雇用されている。技能実習生のパスポートやその他の身分証明書を取り上げ、技能実習生の移動を制限する雇用主もいる〉


ほぉらやっぱり。美しい国の日本人の半面の顔は、国益重視の名の下に、最低線の人権も尊重しないで搾取を行う利己的で傲慢なもの。彼らの国益とは一部の人間の利益、偏った思想、根拠のない民族優越性とプライドによる、女性蔑視、他民族蔑視。


安倍政権になってから、”美しい国”どころか、歴史修正主義、利己的で拝金主義、民主主義の破壊を大手を振ってまかり通る、”醜い国”であると、世界に宣伝して回っている。


国内なら口当たりにいい言葉とイメージ国民を誤魔化せる、数の力で法を無視して押し通し、国民に知られないように勝手にどんどん、大切な国の根幹を変えても、まさかの支持率アップで大きな顔をしているが、国際社会の目は、日本の変化に大きな危惧を抱いている。


言っとくが、これは”宗主国アメリカ様”の指示ではない。なんでもアメリカの陰謀にして納得してはいけない。これは安倍政権が行っている戦中指導部DNAのなせる技である。間違いもしでかすが、その度に検証し、ルールを改め、多様な意見、民族、文化、宗教を包含しているアメリカには、歴然と民主主義が生きているし、それを守ろうとする人たちが多数を占めているからだ。


本当に美しい国を自称なら、日本は、政府だけでなく、国民も、自国の所業は自分たちで検証し責任を負うことが必要だと思う。


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