密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ついに、政府による不当逮捕が許される国になった。

また、日本の社会が一歩独裁国家に踏み込んだ。警察はもう、市民の思想を取り締まる体制に傾いている。長崎の平和祈念式典で、『改憲反対』と叫んだ男性が、式典後強制的に連行された。情けないのは、その行為は彼を取り囲んでいたメディアの前で起こったことだ。リテラによると、長崎新聞以外はこのとこを報じていないという。



それは、この平和祈念式典で安倍首相があいさつをするため演台に向かおうとしたときのことだ。安倍首相が参列席に一礼した瞬間、参列席から男性が「改憲反対」という声を上げた。
 もちろん、それ自体が問題なのではない。この男性は声をあげただけで、安倍首相に近づいたわけでもなければ、挨拶を妨害したわけでもない。というか、そもそも、広島、長崎の原爆の式典で挨拶をする安倍首相については、地元でもその態度や政策との不一致を批判する声が強く、これまでもしばしば厳しいヤジが飛んできた。今回もそれが起きたというだけに過ぎない。
 ところが、おかしいのはこの後だった。式典終了後、報道陣がこの男性に発言の意図を確認しようと取材し、男性もそれに応じていた。ところが男性が「首相は民主主義をないがしろにしている」などと説明している最中に、複数の警察官が割って入ってきたのだという。そして、男性を取り囲んで事情を聴き始め、警察車両まで連れて行ったというのだ。
 このいきさつを報じた長崎新聞によると、浦上署は「本人の了解を得た上で、車に乗り込んでもらった」としたが、男性は終始「触らないでください。離してください」と訴えていたという。


昨年の沖縄慰霊の日、広島平和式典では、市民からの”帰れコール”を受けた安倍総理。
この際は警察による取り締まり連行者でなかった(多すぎてとりしまれなかつた?)
明らかに、ヤジにナーバスになった安倍サイドの意向の反映。しかも、『改憲反対』
と叫んだだけ。 この一年で、市民の警察官の仮面を脱ぎ捨てて、警察の暴力的権力の行使が表立ってきている。もちろんその最たるものが沖縄、辺野古であり、高江である。


警察は「警備上、念のため」などと釈明するかもしれないが、実はこうした事態は警備が必要な式典以外の街中でも起きている。たとえば昨年の10月には、ピーター・バラカン氏が、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『The Lifestyle MUSEUM』(TOKYO FM)で、その日スタジオに向かう途中、こんな経験をしたことを語った。
「めずらしく広尾の方から六本木に向かって有栖川公園の脇を歩いていると、まずひとりの警官にちょっと、変な目で見られて(略)。もうちょっと先を歩くと、中国大使館のすぐ手前のところで2人の警官に、止められました。『あれ? どうしたんですか?』と言ったら、『いや、あの今日これから抗議をする予定ですか?』と聞かれたんですね。ん?いや、特にそんなことはないと『なぜそんなことを聞くんですか?』と言うと、『9条のTシャツを着ているから』と。
 ようするに「憲法9条のTシャツ」を着て六本木を歩いていただけで、警察官に呼び止められ、詰問されたというのだ。バラカン氏は、「ほんとうに僕、40年以上この国で暮らしてはじめてそうふうに聞かれたもので、今も釈然としないものがあって。仮に抗議に行く予定だったといっても、なぜ、それがいけないことなのか」と述べている。
 同じく昨年10月、東京新聞が、「『No.9(憲法九条)』と書かれた小さなタグや缶バッジをつけた市民が国会本館や議員会館に入ろうとすると、警備員らに制止される例が相次ぐ」ことを報じている。
 辺野古の新基地建設に反対する院内集会に参加しようと参院議員会館を訪れた女性が、手荷物検査を受ける際に制止され、バッグに付けていた手のひらサイズの「No.9」のタグについて、「示威行為に当たるので外すか隠してほしい」と求められた。女性は、その2ヵ月前に女性が衆院第二議員会館を訪れた際にも、入り口で止められたという。
 さらに同時期ツイッターでは、一般ユーザーによる〈クリスチャンの女性が「平和がだいじ」と書いた可愛らしい絵本袋を持って国会周辺を歩いていたら警官に職務質問されたそうだ。彼女が警官に「どうして聞くんですか」と聞いたら絵本袋をさして「平和って書いてあるから」と。今や「平和」は犯罪!〉という投稿も確認できる。前述のバラカン氏や議員会館で制止された女性の例を踏まえると、十分ありうる話だ。


狂気の沙汰としか言いようがない。このように、安倍政権かで、かなりのスピードで、日本の良識が劣化し、国民支配の囲い込みが進行している、このことに危惧を感じない人たちが、半数以上いることが信じられない。
疑わしい世論調査によると、安倍内閣支持率58%、こちらも狂気の沙汰だ。
安倍政権は世界の先進国のながれと逆行し、トンチンカンな野望を実現しようとしている。それで日本国内を牛耳れても、世界先進国の間では孤立する。
愛国愛国というが、安倍総理が愛しているのは、自分の野心と妄想だけ。
人を支配するには、自分に不利な情報を与えず、外部に脅威があると信じ込ませること。
日本の劣化のA級戦犯は、こんなあからさまな 権力乱用さえ報じないプライドも使命感も捨てた大手マスコミに他ならない。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村