密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

民進党、政策の違い、というけれど。

民進党が持ち出す、共産党との理念、政策の違い。
理念はそれぞれが持っていてもいいもので、相手の理念を否定して、同じ理念でなくてはいけないなどは、それこそ全体主義。共産党は連立しても、みんなにマルクス主義になって欲しいなんて思っていないだろう。


政策の違い、これが案外はっきり言われていない。違うなら違いを明確にし、歩み寄る話し合いがあっても良さそうなものだが、民進党はただ政策の違いを盾にとって共産党拒否しているようにしか見えない。


政策の違い、調べても、なかなか見つからない。メジャーなところはこれなんですが。
消費税
民進 10%上げを2年延期
共産 増税反対、制度も廃止


これは、社会保障財源確保のため。共産党が財源確保の具体案があり、両党で、その実現性を話し合い、納得できることもあるのでは? 子供、体の附従な人、年金生活者、貧困層からも一律集める消費税は、ないほうがいいに決まっている。
また、共産党の財源に現実性がないのならその点をついて、消費税の必要性を納得させることもできる。そういう話し合いをしていない。


憲法
民進 改正自体は否定せず
共産 現行のまま


現政権下では、改憲は行ってはならない。これは多くの国民が感じていること。
国民連合政府構想は、政権奪還・戦争法廃案・閣議決定撤回の後、解散総選挙。各党の
細かい政策の違いは、この時、国民の判断に委ねればいい。
連合政権の間、合意できる政策は実施、できない政策が、現行継承で問題ない。


自衛隊
民進 任務の拡大を求める
共産 違憲であるため、一旦解散、憲法に即した別の機関に改変。


自衛隊問題は、ある種のレッテル貼りと化している。共産党が、力づくで、自衛隊を解散
天皇制廃止をする、というレッテル。
共産党は護憲政党、天皇制は、国民の総意で継続されることをはっきり明言している。
自衛隊の必要性も認識している。憲法に照らし合わせ、災害救助、個別的自衛権の行使
を目的にした団体であればいい。ただ改めて、自衛隊という組織を検証、再認識が必要と
行っているにすぎない。しかもこの方針は、長いスパンで考えられ、しかも国民の総意に委ねられているのだ。


共産党に関しては、すべて、民意の反映が一番のプライオリティーなのだから、力づくで党の考えを押し付け支配、などという印象操作は不当なレッテル貼り


民進党は、政策の違いをすり合わせ、話し合おうとせず、単に政策が違うで拒否を押し通ししている。どこかダブルスタンダードなのだ。建前と本音が違っているから、歯切れが悪い。民進党支持母体の高級労働組合・連合と共産党支持の全労連・自治労連の確執?
特に連合は原発支持。 


その、エネルギー政策の違いは、
民進党、
原発の40年運転制限制を厳格に適用。
原発の新増設は認めない。
安全確認を得ていないもの、責任ある避難計画がない原発は再稼働しない。
2030年までに再生エネルギー30%確保、CO230%削減を目標とする。
エネルギーの地産地消を推進。

共産党


太陽光、バイオマス、小水力発電など自然エネルギー開発に力を入れる。
原発再稼働の方針を撤回し、輸出政策を中止。「即時原発ゼロ」「核燃料サイクルから撤退」の政治決断をおこない、再生可能エネルギーの大幅導入へ抜本的に転換。
2030年までにエネルギー (一次)の30%を再生可能エネルギーでまかなう「再生可能エネルギー開発・利用計画」を策定し、着実に実行。
消費者・需要家の選択肢の拡大と、系統運用など情報の全面的開示を両立させることのできる電力システ ムの制度設計を行い、電力自由化を促進する。
省エネを徹底し、エネルギー消費量を大幅に削減。

やはり、民進党の政策は緩やかというか、妥協点満載。”決められない”党の弱さもある。
共産党の政策は、世界の流れにも即していて、理にかなっていると思う。特に原発なしで、5年間やってこられた実績は大きい。この流れを継続して新しい方向に向かうチャンスでもあるのに、再稼働、電源消費の大きい、しかも大して必要もないリニア開発に血税を投入。はっきりした理念と強い意志がないと、脱原発・クリーンエネルギー推進はできない。


どう考えても、民進党のいう、”政策の違い”による、共産党との連立拒否は、説得力がない。単なるステレオタイプやアレルギーで、この国の危機に本腰を入れられない、自分たちが未だに政権政党だったという過去を引きずって、高飛車に構える民進党に未来はない。ブームの女性党首で気分一新しても、後ろにバカボンパパが居座っていては大した期待もできない。


アレルギーのない議員で、再び民主党を旗揚げしてはどうか?

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