トルコで軍部クーデター 警官と銃撃戦 市民の抗議
昨日ニースのテロを報じていたニュースが、トルコの軍事クーデター一色だ。
エルドアン大統領の外遊中に、一部の軍部が空港を占拠、大統領の帰国を拒んだ。
大統領側の警官隊と衝突、双方に死者が出た模様。
(CNN) トルコ国営放送TRTは、トルコ軍が同国政権を奪取し戒厳令を敷いたと伝えた。発表はキャスターが声明文を読み上げる形で行われた。同国のエルドアン大統領は16日未明、国民に外に出て軍に抵抗するように呼びかけた。
TRTのキャスターによると、声明は「ピース・イン・ザ・ネーション」評議会を代表して作成されたもので、キャスターは「全ての正統性を失った現政権は転覆された」と伝えた。
エルドアン大統領はビデオ通話アプリを通じたCNNトゥルクとのインタビューで、国民に対して「街頭に出て軍に答えを示してほしい」と訴えた。
エルドアン大統領は、「今、(首都の)アンカラの広場に向かっている。これは指揮命令系統から外側で起きたことだ」「責任者には必要な罰を与える」と述べた。大統領がどこから話しているかは不明。
ユルドゥルム首相はこれに先立ち別の放送局で、軍の一部がクーデターを試みたと明らかにし、この試みは成功しないと述べた。アナルドル通信に対しては、クーデターは「民主主義と国民の主権意思への挑戦だ」と述べ、関係者は最も重い代償を払うことになると語った。
テレビの映像では、戒厳令で自宅待機命令が出ているにもかかわらず、多くの市民が外に出て、抗議デモを行っている。海外メディアは軍の市民への発砲を心配しているが、それはまだ起こっていない。民主主義破壊への抗議でも意外に、国旗を掲げ国家主義的な市民グループもあり、軍部の主張、目的も、はっきりせず、トルコ国内は混乱している。
警察と、軍部は唯一合法的に武器を保持、しかし彼らが法を逸脱したら?
すでに現政権によって多くの法が無視され、反安倍政権の民意を明確にした沖縄に対し、
まさに、国家権力・警察機動隊による暴力的弾圧が行われている。
警察官一人一人、自衛隊員一人一人に、自分の頭で考え、付与された武力を弾圧・不法な命令に諾々と従わない、人間性の保持を望むばかりだ。
トルコは情勢の不安定な国だから、遠い国の他人事、と感じるのは間違えだ。
日本はより静かに、情報統制とイメージ戦略で、市民デモに、テロリストがいるというレッテルで、暴力的排除がいつ起こっても、おかしくない。お試し改憲という名の本丸
緊急事態条項が承認されれば、国民はすべての権利、自由、を政府に譲渡する。
参議院選、いくら経済が争点と言っても実は改憲ということは、明白にわかっていたはず、しかし、多くの人は安倍政権のやりたい放題を支持。
少しづつ袋小路に追い込まれたいるが、とにかく目の前の生活が維持されるという墓なお幻想にしがみついているのか?あるいは本気で、日本だけが素晴らしく、野党、海外メディアの報道、意見、分析は、すべて愚かな判断、あるいは捏造と信じ込んでいるのか?
日本にいた2ヶ月半で、知識もあり、頭もいい人たちが、史実は捏造、海外の経済分析も捏造(アベノミクスは成果を上げている)、大戦下の惨事は『日本人がそんなことをするはずない』という、頑迷な自己保存にしがみついているのを見た。
自分の国、民族に誇りを持つのは自由だが、他の民族、文化、国家を低く見て、日本が唯一と考えることは、すでにバランスを欠いた非常に危険な思い込みであり、それこそが大戦下のアジアの国で行われた、人間性をなくした残虐な行為の元凶だと思う。
こうした国粋主義(Nationalism)の行き着く先は、国の価値・彼らが決める価値に比して劣っている者の命を消耗品と考える一部の選民意識のグループに寄る独裁・粛清の恐怖政治だ。
現に沖縄では、暴力による市民弾圧が実際に起こっている。沖縄の人々は、トルコの市民同様に権力・武力に体を張って立ち向かっているが、同じことが自分の地域でおこった時、反対の意思表示で、野外に出ることができる人がどのくらいいるだろうか?
我が身に置き換えて真剣に考えてみなければならない。 命をギリギリの危険に晒さなくてはいけない状況を回避するのは、風前の灯の日本の民主的選挙、立憲主義破壊の自民党・日本会議の会見にNOの一票を投じることで防げる。
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