密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

女に馬鹿でいて欲しいは一部の中年男の甘え。

女は馬鹿なほうが可愛い、とか、女の朝知恵、だとか、生意気な女だとか、男を立てろだとか、私の世代は,普通の日常会話で、何んの根拠も無く、男性諸氏からこういう言葉を投げつけられた。時代は変わった,男の子がお弁当を作り,まめに掃除をし,草食化していると聞いて,日本もいい国になったと思っていたが、国の中枢は何も変わってい無いどころか、女性の抵抗や、抗議の意識も無視して、可愛い馬鹿な女幻想を助長していたとは驚きだ。

毎日;自民、選挙向け漫画が変 18歳投票権意識、「軽いノリじゃダメですか?」

http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160602/dde/012/010/005000c?fm=mnm

「軽いノリじゃダメですか?」。仲間内のイベントならばいいのかもしれない。でも、この言葉は、自民党が5月に発表した政策パンフレット「国に届け」の中で描かれた漫画のタイトルなのである。今夏の参院選から新たに18歳の若者が有権者になる。そこで投票を促そうというわけだが、その内容から透けて見えるものとは−−。【江畑佳明】

主人公の女子高生、好きな男子に近づくため参院選勉強 「無知で感情的」女性観浮き彫りか、若者を勘違い
 漫画のストーリーを紹介しよう。主人公は高校3年生の女子生徒、安田アスカさん。彼女が思いを寄せる浅倉君は、イケメンで女子にモテモテの生徒会長、さらに母親が地元の議員という設定だ。


 浅倉君は友人の佐藤君と人口減少問題を話し合う。共通の話題を見つけたいアスカさんは「さんいんナントカって私も行けるんだっけ!?」と浅倉君に話しかけるが、「そんなことも知らねーの?」「親にでも聞いてみろバーカ」とダメ出しされる。


 それでもアスカさんは「仲良くなるチャンス!?」と、浅倉君、佐藤君と一緒に投票に行く約束を取り付ける。投票前のアスカさんは自宅のベッドで寝そべりながらスマートフォンで投票の手順や候補者を確認。「候補者ってそれぞれ理念とか志とかあるんだ……。じゃあこの人にしよっかな」と投票先を決める。投票の日、アスカさんは「私なりに理念とか志とか調べたもん!」と胸を張る。浅倉君は「若者が政治に参加したらもっと未来が明るくなるかもな」とチラリと笑顔を見せる。


 「国に届け」は、選挙のQ&A▽戦後史の年表▽小泉進次郎氏ら若手国会議員と17〜20歳の若者との座談会−−などを収録。6万部印刷し、自民党の各都道府県連で手に入るほか、ホームページでも閲覧できる。表紙には「18歳選挙、始まります。日本には若い力が必要です。」。党本部に狙いを尋ねると、担当者は「どんなきっかけでも投票していただくことが大事。投票先は自民党でなくてもいいのです。ぜひ一歩を踏み出してほしい」と語る。


 「選挙に行って」との願いをよそに、この漫画には多くの批判が出ている。「『女子高校生は政治的な問題を深く考えなくてもいい』というメッセージだと受け取られても仕方ありません」。こう指摘するのが、「欲望のコード マンガにみるセクシュアリティの男女差」の著書があるジェンダー・漫画研究家の堀あきこさんだ。


 堀さんは「アスカさんは参院選自体を知らず、投票を、好きな浅倉君に近づくチャンスとしか捉えていません。しかも投票前にちょっと調べただけで、佐藤君に『へえ、えらいね』とほめられる。佐藤君は別の場面で『僕たちも何かしなきゃね』と話すのですが、政治を主体的に考える男子とアスカさんとの落差があまりに大きい」と憤る。


 この漫画を読んだ東洋大助教(政治学)の林大介さんは「うーん」と腕組みをしたまま困った表情を浮かべた。各政党の政策パンフなどを使って高校生が模擬投票をする活動を続けている林さんの率直な感想は「この漫画を見て投票に行こうという気持ちになるでしょうか。なぜ『若い力が必要』なのかが全く伝わってきません」。


 林さんは「漫画は社会問題を分かりやすく伝える意味では有意義なツール」と一定の理解を示す。その上で「投票を迫るだけでは、民主主義に不可欠な賢い有権者を育てることにはつながりません」と苦言を呈するのだ。


 より物足りなさを感じているのは、アスカさんが「選挙行った?」と母親に尋ねているのに、母は背を向けたまま「期日前投票でお父さんと行ったわよー」と答える場面。「子どもが初めて投票するのだから、各党の政策を見比べたりして一緒に考える場面がほしい」と林さん。


 若者世代の投票率が低いといわれて久しい。その理由について林さんは「『政治は自分に関係する身近なもの』という意識が薄いから」と説明する。このパンフに収録された座談会では、若手国会議員が「白票だっていい。ぜひ投票に行ってください」と呼びかけるのだが−−。


 これに対し林さんはこう強調する。「政党は政治を分かりやすく伝える努力をすべきなのに、『白票でも構わない』と言ってしまうのは、無責任。白票で投票率は上がりますが、棄権と同じ。何の意思表示にもならないし、選挙結果に影響もしない。未来が明るくなるとも思えません」


 高校の現場では、教員が文部科学省から「政治的中立」を求められ、苦悩しながら有権者教育を進めている。この漫画とのギャップは大きい。


 漫画家はどう見ているのか。皮肉やユーモアの利いた4コマ漫画で知られるやくみつるさんは「10〜20歳代は世間のしがらみに毒されていない純粋な投票行動が可能な貴重な世代」と若者世代に期待する。そして「私が漫画で投票を呼びかけるなら」と一呼吸置き、こう語った。


 「若者に『きちんと考えて投票しないと、こんな暗い未来が待っているぞ』と負の側面を描きますね。若者が将来感じるであろう社会の不公平さへの憤りを先取りして、知らせたい。例えば『コネを使った就職が横行する世の中でいいのか?』とかね」


 前出の堀さんは、もう一つ深刻な問題点を強調する。「自民党の女性観が浮き出ている」というのだ。


 自民党は昨年4月、「ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?」という漫画を発表。曽祖父、祖父、父、母、孫の一家が登場し、主に曽祖父が現行憲法の問題点を解説する。母親(29)は、憲法記念日の新聞の「憲法改正」の見出しに「私は不安で仕方ないのよ〜っ。憲法改正なんて〜っ」と泣き出し、夫や祖父が改憲についての態度をごまかすと「そんなんで家族が守れんのかああーっ」と怒り出す。


 また安保関連法制が国会で議論されていた時には、ショートアニメ「教えて! ヒゲの隊長」を作製。女子生徒「あかりちゃん」が「日本は戦争に巻き込まれちゃうの?」といった素朴な疑問を投げ掛け、元自衛官の参院議員、佐藤正久氏が答えるものだ。


 堀さんはこう指摘する。「これらの漫画、アニメでは『知識ある男性』と『無知な女性』という性役割が描かれ、女性を一段低く見る姿勢が貫かれています。かつてポスターで主張したように、まさに『ブレない』自民党です」


 このアニメを巡っては、隊長があかりちゃんに論破されるパロディー版の動画がインターネット上に投稿され、100万回以上再生された。堀さんは「これほどヒットしたのは、『無知な女性』を描く自民党へ、多くの人が反感を抱いたことも一因ではないでしょうか」と分析する。ことは女性の尊厳の問題に及ぶのだ。


 「若者は軽いノリでいい」。自民党がそう考えているなら、大きな勘違いと言わざるを得ない。


これが制作パンフ


いやはや、無知が可愛い、というのは、無知による不利益を感じないからかもしれない。

可愛いおばかさんに不利益は無いよと,世の男性達は言う。だから、アイドルに、お馬鹿でいいと唱わせる安倍友もいる。高い声で喋り、無知の振りをして男性に花ウィオ持たせるのが賢い女性?もうそろそろいいんじゃない、バカのふりも、ウンザリでしょう。

自分の意見,自分の能力、自分の知性、を対等にだして、認められる社会が欲しい。

空気読んで馬鹿のふり,可愛いふり、それだって,男性社会で決められた正味期限付き。


無知の屈辱と,そこから這い上がる女性を描いた’カラーパープル”を思い起こす、黒人問題ではない、其の,毛利裕のなお蔑視,者扱いは、アジアの女性達の扱いに共通する。

若かりしスピルバーグとウーピーゴ_ルドバーグの傑作だ。若い世代の女性達にもぜひ見て欲しい。

カラーパープル [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-06-26
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安倍氏周辺が望む可愛いおばかさんは、もうどこにもいない。可愛いおばかさんを望むお馬鹿な男性も減少傾向だ。両性が、同性が、助け合って、お互いに刺激し合って、生きる,同僚,同胞、パートナーでないと,これからの世の中わたっていけない。黙って俺についてこい的、美しい日本の男尊女卑はもう,機能しない。


それを,安倍政権に突きつける為に選挙に行こう。