辺野古移転可能 翁長知事の粘り強さが実る。
【ワシントン時事】訪米中の翁長雄志沖縄県知事は16日、ワシントンで上下両院議員と相次いで会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する考えを伝えた。この中で共和党のトム・コール下院議員は「日本政府が要請すれば、変更の可能性はある」と述べ、移設先見直しは不可能ではないとの認識を示した。
コール議員は「私ができることは、日本政府が解決策を出してくれば、尊重するよう米政府に働き掛けることだ。沖縄にとって平等な解決策が出てくることを期待したい」と強調した。(2016/05/17-10:46)
翁長知事の不断の努力、ついに日本外務省が築いた壁に一穴を開けた。
本ブログでは、何度も書いているのだが、辺野古この道しか無い、は日本政府の主張であって、アメリカは拘っていない。それどころか、アメリカ軍の他国の駐留基地の原則は、地元との友好、納得の上で、というのが大原則なのだ。
オバマ大統領も、安倍総理の隣ではっきりそうスピーチした。(日本のメディアは一切報じなかったが)
今回大きかったのは、この、トム・コール下院議員が、まず、軍拡強国優先の共和党議員、しかし、多分中道派なのだろう。タイムス紙にこのように人物を評されている。
Identified by Time Magazine as "one of the sharpest minds in the House," Cole is an advocate for a strong national defense, a tireless advocate for taxpayers and small businesses and a leader on issues dealing with Native Americans and tribal governments.
タイムス人物評:下院の中で、鋭角的な心(鋭い思考、洞察、決断)をもつ人物の一人。
強い国防、納税者と中小企業のための不断の擁護者、そして、アメリカ先住民と彼らの部族政府の抱える問題に対処するリーダー的存在である。
共和党でありながら、中小企業や、一般納税者、マイノリティーに、心を砕くというのは、中道派、あるいは、共和党左派。国防問題も関わっているので、この人の発言は、状況が整えば有効に機能するだろう。自国のマイノリティーに寄り添う気持ちがあるのなら、沖縄の置かれた状況にも、理解を示すだろう。
しかし、問題は安倍政権と、日本の外務省、防衛省であり、それは、アメリカがとやかく言える事ではないのだ.内政干渉だし。日本の人たちが思っているほど、アメリカ政府は日本に高圧的でも、支配的でもない。どちらかと云うと、安倍政権の暴走をさせないように、ほめておさえる作戦さえしているように見える。
まあ、暴走トンデモトランプに牛耳られれば別だが、アメリカの善良な政治家は、民主主義という事を、尊敬し、誇りを持ち、常に希求しているので、安倍政権の地方の暴力さえ使った抑圧には、眉を顰めるはずだ。
もう言い疲れた感があるが、しかし疲れてはいけない。翁長知事の不断の努力を見習って.言い続けよう。安倍政権を倒し、日本の政治構造を根本から再検討する、そういう姿勢を持てる議員を選び、政権を担ってもらうべきだ。日本の行政は根本を立て直さなければならない、野党の方々どうかしっかりしてください。官僚も目指す若い人も、このままでは行けないと思っている心ある現職の人たちも、旧体制(国際センスの無い外務省、あの日をもう一度の防衛省、その他諸々)の改革を志してください。
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