密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

両論併記の罠とテレビ漬け生活。


日本に着いたばかりで,偶然見た改憲特集の、胡散臭さについて書いた。
TBS改憲特集は公平か?
http://artrino.muragon.com/entry/452.html
両論併記はマスメディアから、意見を奪い,政権への批判力を奪い、構成と事実の切り取りと構成に寄って、改憲優勢方向に視聴者を誘導しているとしか思えない。こんな事なら、改憲になんか触れてくれなくてもいい。


実家は父がずっと朝からテレビを付けっぱなしにして、チャンネルを変えている様子もない。いつも,芸能人が何かについて意見を言っているか,美味しい食べ物,健康のマル秘ポイントを延々と繰り返している。もう歳なので,仕方が無いが、供給する側もさぞ退屈だろう。これでもかと,お得な情報や,物事についてのコメントがてんこもりだらだら流れる放送は、思考を麻痺させる。受動的な人間を作る。


そんな中にまぎれて両論併記の巧妙な偽平等で、国の根幹を変えてしまう憲法改正を、受け身の頭に流し込む。一時期テレビに寄って,一億総白痴化が叫ばれていた事もあった。その頃は,必ずしもそういう影響が深刻にあるとは思わなかったが、久々に日本に帰ってバラエティー(というのか?)の目白押しを見ていると、白痴化とは言わないが,愚民化には一役買っているのではないかと思う。


そういう訳で、父からチャンネルを奪えないのでリテラの指摘のNHKクロ現の酷さはみていないが、これは、TBS改憲特集でうさんくさく疑問を持った事と,そっくり同じやり方だであると思われた。


リテラ:NHKの憲法記念日報道がヒドすぎる
NHKの「憲法記念日」報道がヒドすぎる!「改憲反対」が増加した世論を無視し改憲派の盛り上がりだけを強調
http://lite-ra.com/2016/05/post-2215_4.html


長い記事なので転載はしない、サイトに行って読んで欲しいですが、報道の劣化を支える下地は、平和な仲良しバラエティーにもあるような気がして仕方がない。
仲良く平和を謳歌して、危機感を叫ぶ人は,『かなりいっちゃってるひと』−実は私の展覧会案内状を見た従妹に言われたんだけどー 大げさな人、赤い人などとくくって、平和な日常から排除したい。こうした心情が世論誘導を得意とする安倍政権の自信の根源なのだろう。


私事で恐縮ですが、”いっちゃってる” 展覧会案内を載せさせていただきます。
ご興味のある方は,ぜひご来廊ください。



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