密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

六本木赤ひげ議員の暴言

12日に開かれた超党派による「子どもの貧困対策推進議員連盟」の会合での、耳を疑う問題発言というか、見識。自民党の赤枝恒雄衆院議員。
リテラ:「女を進学させてもキャバクラにいく」女性差別発言の自民党議員・赤枝恒雄が上西小百合とショーパブをハシゴ
http://lite-ra.com/2016/04/post-2158.html


この会合は子どもの貧困問題に取り組む団体の代表や児童養護施設出身の大学生も参加し、無利子奨学金の拡充や「誰でも平等に進学できる社会を」と求めたというが、その要望の声に対して赤枝議員は


『がっかりした。高校や大学は自分の責任で行くものだ』
『とりあえず中学を卒業した子どもたちは仕方なく親が行けってんで通信(課程)に行き、やっぱりだめで女の子はキャバクラ行ったりとか』
『望まない妊娠をして離婚し、元夫側から養育費を受けられず貧困になる。』



女性蔑視は筋金入りらしく、13年3月19日の厚生労働委員会性感染症の問題について発言


「やはり性行為については男性が主導権を持っていますし、女性の場合は、今はもう見かけが一番いい時代ですから、イケメンであれば女の子みずからが逆ナンパする、ついていって携帯の番号を聞く。こんなことはよくあることで、イケメンであれば誰でもついていくという非常に何か変な時代になって、好きな男の子がやろうとかしようと言って、断ると嫌われるんじゃないかという意思が働いて、結局応じてしまって、最終的には、知識がないのにそういう性行為をして、いろいろな被害に遭ってしまう」(会議録より)



僕は何を言いたいか。性感染症は、相手をきちんと選んで、性の知識を持って、しかもコンドームをつければ、予防できるものだよと」


「だから、エイズになって一億円というときになったら、初めて、そろそろ、もうこれは自己責任だろうという意見が出てもいいんじゃないか。
 その辺のところで、エイズ、性感染症、これは自分自身が悪いんだろう、自己責任という考え方は持ち込めないのかなというのを大臣にお聞きしたいと思います


赤枝氏は、赤枝六本木診療所産婦人科院長、1999年 街角無料相談室開設『六本木の赤ひげ』とよばれ、2000年には、バングラデシュ母子保健病院(ICMH)ダッカ内に赤枝桶谷乳房管理センターを設立したそうだ。


若い女性達の、無知による、妊娠、性病罹患に接してきて、女性蔑視が根付いてしまったのか? 医師としては、どれだけ若い女性の愚かをなじろうと、彼女達の為に働き、注意を即するのなら、口の悪いいい先生であるが、政治家としては、全く違う。全ての若い女性の雛形が六本木にある訳でもない。


バングラデシュの貧富の差を見て、日本の若者は甘えていると『がっかりした。高校や大学は自分の責任で行くものだ』という発言になったのかもしれないが、これも、バングラデシュと日本では状況が違う。たとえば、シリアの難民に比べれば、日本の生活保護受給者は贅沢?なんて言う理屈、こういう比較を用いて悦に入る、自分が上に立った見方しか出来ない年配男性は少なくないが、それでも、いやな感じがするだけで無視すれば問題ないが、政治家がそれを言うのは、己の無能の証である。


若いという事は多くの迷いと無知の中で手探りでもがくこと。特に日本の女性は、男性の視線、要望に自分を合わせてしまいがち、あるいは男性の価値観で生きてしまいがち、それは女が馬鹿だからではなく、未だに男性優位社会、男性支配社会である事の証であると思う。男性が本質的に自立した女性を、”美”の対象としない社会。無知=無垢を賛美する社会 若さにしか女性の価値を見いださない社会。
この好例が同じリテラに載っていた。


リテラ:HKT新曲が炎上…秋元康の女性蔑視「女の子はバカでいい」と書く秋元康のグロテスクな思想は昔から
http://lite-ra.com/2016/04/post-2157.html
この秋元氏は、CNNか、タイムス?のアジアセクションで、AKBの写真集は児童虐待、チャイルドポルノではないか?と問われ、『芸術です』と答えたという記事を見た事があり、一部で認識されている、日本人男性のチャイルドポルノ嗜好に加え、芸術の意味のはき違い(アメリカではアートに対する尊敬、そしてファインアートとは何かと云う、問いに対する議論は常に行われているほど、社会としての必要性、価値が求められている)を
明らかにした、インターナショナル変*君。
しかし彼ほど確信犯的に表明しなくても、実は同じ穴のむじな氏が多い日本、そしてそれが社会の根底に存在する日本。そして、保守政治家にそういう人が多いと言うのが大問題の日本。


六本木の赤ひげ先生、始めたときは志しもあったのでしょうし、女性を救いたい情熱もあったのだと思う。医師が治せる事と、政治家が治せる事は違う。政治家を続けるのだとしたら、そこをもう一度、よく考えていただきたい。


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