密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

”誤解を与えるような表現”で逃げるな。首相秘書室は差別主義者の巣窟?

国の中枢中の中枢に、こんな差別主義者、偏見まみれの人間がいる、しかもそれが
大きな問題だと言う自覚ができないほどのバカが首相のスピーチを書いていたと言うのだから、身の毛もよだつ。日本が人権後進国で、いつも国際舞台にきちんと立てていないのは、個人的本音は差別・人権侵害上等!!という人間が首相の周りを固めているからで(コネ坊やもいる)そういう人物をそばにおいてサポートを任せている時点で、岸田さんも、こういう態度を肯定しているからと言われても仕方ない。岸田さんも今回は、もたもた、庇いだてせず、めずらしく即更迭。それだけ、やばい本音の暴露だった。色々な記事が出ていたが、このロバート・キャンベルさん記事がいい、

日本文学研究者で東大名誉教授のロバート・キャンベル氏が4日、自身のツイッターを更新。岸田文雄首相の秘書官・荒井勝喜氏による差別発言について言及した。


 荒井氏は3日夜、「LGBTなど性的少数者や同性婚の在り方などを巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と記者団にコメント。同日夜、同氏は「誤解を与えるような表現で大変申し訳ない。撤回する」と述べた。


 キャンベル氏は2018年に自身のブログで同性のパートナーの存在を公表しており、社会の中でのLGBTに対する扱いなどについてSNSで発信している。今回ツイッターでは「暗い朝ゴミ出しの帰りに会うなんて俺も嫌だよ、秘書官。言った者の違いは、俺の家庭は国勢調査にカウントされず、変えられない属性ゆえクビになっても文句は言えず、法的保障上は存在しないという事、等々。『誤解を与えるような表現』じゃなくて人々の尊厳と安寧を脅かす暴言」と厳しく指摘した。


 荒井氏は経済産業省出身。首相の同性婚に関する国会答弁を巡り、3日夜、オフレコを前提にした記者団の非公式取材に官邸で応じた際の発言だった。荒井氏は「秘書官室は全員反対で、私の身の回りも反対だ」と強調。同性婚が導入された場合は「社会のありようが変わってしまう。国を捨てる人、この国にいたくないと言って反対する人は結構いる」とも語っていた。


 岸田首相は4日、差別発言をした荒井氏を更迭する方向で検討していることを明らかにした。「進退をも考えざるを得ない発言だ」と述べた。


文春が昨年はなった、この荒井秘書官の息子の、発言(〈差別発言で進退問題に〉「お巡りは高卒だろ」と吠え…荒井勝喜・岸田首相秘書官の息子が警察トラブル | 文春オンラインも、明らかに差別意識、いや差別肯定の社会認識が見て取れる。荒井秘書官は、同性婚を認めると、「社会のありようが変わってしまう。国を捨てる人、この国にいたくないと言って反対する人は結構いる」と考えているようだが、封建的男様価値観で育ってられていくほうが、そして彼の息子のような、傲慢な子供が社会の上層部に当然いるという社会が形成され固定化する方が、この国を嫌になる人、この国に痛くないという人をちが出てくる要因になるだろう。ワタクシもその一人だ。我が父も封建守護家父長制を背負っていて、差別発言を差別ともわからない昭和親父だった。しかし幸い鬼畜米英思想は残っていなかったので、米国人との結婚はすんなり受け入れて、結構Dさんと、仲良くお酒を酌み交わしている。ただもし彼が黒人だったら?韓国人だったら、こうはいかなかっただろうと思っている。以前オバマ大統領のことを、「今アメリカの大統領は、あれだろ?クロだろ?」と言った時は、こいつが英語が喋れなくて本当に良かった、とつくずく思った。父は基本には愉快な人で人好きな人だ。教育って大事だなぁと思う。


そして、たちは悪いのは、ポスト昭和親父的な、この荒井秘書官のような人が増えているということだ。自分が優秀で、勝ち残ってここまできた。俺はすごい、えらい、そんな俺様が、LGBTのような奴らの為に働かなくてはいけないなんて、冗談じゃない。日本は男中心の国、女は男に使え、家族を守り、自分の子供にも同い価値観で生きさせる。それが美しい国日本で、その頂点に立つのが俺たち!!これが彼らが考える優秀な人間が居心地のいい国のあり方なのだ。


「秘書官室は全員反対で、私の身の回りも反対だ」ありそうな話で、これも見過ごせない。総理秘書官に対して、意識調査をして、差別肯定であれば職を辞してもらうくらいやってほしい。自民党は、個人的意見ですといえば、差別意識を持っていても、そういう発言を行っても、どういうわけかそういう言い訳が通用してしまう。一旦やめさせて、ほとぼりが冷めるまで隠しておいてまた復活させる。議員であれば、再び、比例で当選させるなど、差別主義者を用語・保護しているとしか思えない。
それでも、国際会議G7で議長国首相の岸田さんは、国際社会で発言するのに、書記官が「LGBTなど性的少数者や同性婚の在り方などを巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」(いや、副総理がナチスに学べとか言ってなんの処分もできない国だが)などと言ったといえば、日本の信用に関わる。アメリカの大統領がトランプなら問題ないが、今は民主党バイデンさんだ。同性婚に肯定的な大統領だ。アメリカ・ヨーロッパ諸国も、LGBTに限らず、マイノリティーへの差別に敏感で、差別・圧力の排除に動いている。


日本も、多様性を持った社会の構築に、真剣に取り組むべきだ。それが遅々として、できていないのは、差別主義者だの国粋主義者だの封建性回帰主義者だのが、恥ずかしげもなく大声で、自分が正しいと宣う社会に変わってきている歪んだ国
「社会のありようが変わってしまう。国を捨てる人、この国にいたくないと言って反対する人は結構いる」まさに日本


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