密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

米、フィリピンでの基地利用を拡大 気になる部分

先日、グアム移転、5000人米海兵隊員沖縄から移動。その計画西光寺のオバマ大統領スピーチを載せた記事をアップして。
このモチベイションは、米軍と地域の軋轢、衝突をのぞまない姿勢、それを緩和する努力、日本の平和憲法への尊重、日本は自国の憲法かでできることをしてほしい、というオバマ氏の思いが述べられ、約束どうり、グアム基地を開設した。


これは、中国との拮抗関係をフィリピンに強化し、東アジア防衛戦を完成させる一環で、
その結果、沖縄の負担軽減につながらず、今月には日本の島しょ部に米海兵隊の新部隊を配備する計画に確実に日本の自衛隊が組み込まれるのだとしたら、恐ろしいことだ。

(CNN) オースティン米国防長官は2日、フィリピンの首都マニラを訪問した。これに合わせ、米軍がフィリピンで利用できる基地を4カ所増やすとの合意が発表された。南シナ海の南東部、台湾に近い地域で足がかりを強化する形となる。
また、既に2014年締結の「防衛協力強化協定(EDCA)」の適用対象となっている5基地でのプロジェクトがほぼ完了したことも発表された。
EDCAの下、米国は特定の基地に軍を巡回駐留させたり、両国の使用する施設を建設したりことが認められている。
共同声明では「ECDAは米フィリピン同盟の柱であり、両軍の合同訓練や演習、相互運用性を支えるものだ。ECDAの拡充は我々の同盟を一段と強力で強じんなものとし、我々の統合した軍事力の近代化を加速させるだろう」としている。
米軍が新たに利用できるようになる基地の場所については明らかにされていない。
複数の米国防当局者は今週、CNNの取材に対し、米政府は中国を念頭にフィリピンの基地の利用拡大を求める方針だと明らかにしていた。インド太平洋地域で進められている戦力態勢見直しの一環となる。
米国はこのところ、インド太平洋地域での動きを活発化しており、前日はインドとの間で防
衛技術を共有する計画を発表。今月には日本の島しょ部に米海兵隊の新部隊を配備する計画も明らかにした。


さらに先週、海兵隊は米領グアムに新基地「キャンプ・ブラズ」を正式開設した。海兵隊の基地が新たに開設されるのは70年ぶりで、5000人の海兵隊員が配備される見通しとなっている。


日本の島しょ部とは、北海道本州四国九州など本土以外の諸島地域、離島地域指し、この場合は沖縄、奄美群島、小笠原諸島、島嶼防衛と云えば、大隅諸島から先島諸島までの南西諸島全てを指すようです。記事は新規に米軍配備としていて、日本側の協力体制には言及していませんが、グアム基地建設も資金をだしていた日本、島嶼防衛にも率先して資金をだし、自衛隊を合流させるつもりとみて間違いないし、そのことは国民には報告されないでしょう。多数の軍事活動を抱えるペンタゴンでも、最高の文民統制である大統領が最高司令官で、バイデンさんが今の地位にいる限り、破滅的選択には向かわないとは思って行けれど、


日本の場合、地味で耐えてきた岸田さんが総理になって大暴走、軍事産業進出を狙う企業と、勢力拡大の防衛省が、文民統制できるだろうか? 国民のためにできないことはできないとアメリカと交渉することができるのか?いやしたくないんだろう。


にらみ合いと、ニアミス、それは戦争へのステップではなく、交渉へのステップだ。そのために軍備を配置している。それがわかっていない、幼稚な日本政府は、敵基地反撃能力で、
相手を威嚇できる、中国を恐れさせられる、と考えている。バカ丸出しだ。
やられたらやり返すぜ!!やられる前にやるぜ!!そして、確実にやり返される。相手は世界世論を味方につけ、妥当な報復に留意するけれど、七十数年軍事攻撃を受けたことのない日本はそれでパニック。こんな幼稚な先走りには、アメリカは後押しなどせず、こらこら、いい加減にしなさいと怒られて、引き下がり謝罪。ならいいが暴走したら、終わりだ。
現在においても、すっかり暴走気味の岸田さんの全能感にひきづられ悲劇が起こる。


そもそも政府答弁の、お答えを差し控える、が多すぎるし、差し控える理由の検証もなされない(追求野党も時間がない)安倍さんの頃から当然のように、なんでも答弁拒否。そこから、それを支える改ざん、隠蔽、破棄が起こった。
こんなに幼児化した政府には、いちいち常識も法律化する必要があるのかもしれない。
はっきりと、どういう場合に答弁を差し控えることができるのか、明白な基準を作り、国民にも伝えるべきだ。そうしたら、国会を見て、または囲み取材を見て、国民が判断できる。国民が監視できる。あと、総理だから、自民党総裁としては答えられないとか、誠意のないどころか逃げ口上を堂々と言って退ける安倍スタイルの定着も問題だ。
これも、国旗で答えるべきでないと逃げるなら、のちに別場所で答えなくてはいけないルールを作ればいい。言いっ放しの記者会見ではなく、追求野党議員と対面で。
もっとおかしいのは、大臣等が、非常識発言、差別発言を行なって、個人的意見ですぅと言ってすませるのも、安倍の悪しきスタイル。これが成り立つのは、比例代表せいで選ばれた議員だ。なんだか不条理だ。


ともあれ、日本の政治体制はある一角が腐って脆弱化している。そこから、政治家の良識と、国民主権を尊重する気持ちが壊れていく。
なんとかしないと、国民に主権があることがおかしい、などと考える政治家に日本を乗っ取られてしまう(ほぼ成功?)


春の統一地方選は、腐った自民党池に一石を投じる結果になってほしい。


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