密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

子供じみたテキサス・フロリダ知事の嫌がらせ。カラマ・ハリス薄着の移民をプレゼントに

そもそも、こういうことを思いついて実行したのが、ネクスト・トランプ、フロリダ知事のロン・ディサントスだ。不法移民問題に悩まされる水面の国境沿いの州。だからトランプの馬鹿馬鹿しい国境の壁に歓声を送ってしまう(ほんの少ししか実現せず〜そんなことに予算を割くなら他にいい使い道があるだろうに)
そういう人たちの溜飲を下げた?のが、ロン・ディサントスフロリダ知事のくせに、テキサスのことに口を出し、移民バスを仕立て、不法移民をマサチューセッツのリゾート島に送り込んだ。その際マサチュウセッツ州とも、地元に島にも連絡もせず、いきなり送り込んだ。
”フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)は、移民が「より緑の多い場所」に行けるように移動に協力すると、州内の行事で述べた。”
デサンティス知事は昨年、移民をマーサズ・ヴィンヤードに送れば、「国境は次の日にはしっかり管理される」と記者団に話していた。フロリダ州議会は今年、移民を輸送するために1200万ドル(約17億円)を計上している。
これは詭弁だ。移民の人たちは自分たちの国と帰国の近い場所のやってくる。NYなど大都市を除けば、北はスカンジナビアや東欧などからが定着し、フロリダはベトナムから、また南アメリカから、もちろん国境を接する、テキサス・アリゾナ・ニューメキシコも南アメリカからの移民がやってくる。南アメリカからの人々をいきなり酷寒の雪に閉ざされる北部アメリカに送り込むというのはどれだけひどいことか。しかも今回はわざわざこの後区間の時期を選んで、着る物も与えないまま送り込むとは。アボット知事は、自分の悪辣さを世間に知らしめて得意になっているようだ。ディサントスは「より緑の多い場所」詭弁をいうだけいやらしい。


ロン・ディサントは自分はイタリア系なので、色のついた肌の人は人間扱いする必要がないと思っている。ただ、この島とマサチューセッツ州はのも移民たちを手厚く保護して、仕事を与えたということだ。
ところが、これに味をしめた、テキサス知事アボットが、よりひどい対応で、この後区間の中、薄着の移民タッチをカラマ・ハリス副大統領の官邸前に置き去りにした。(これ以前に、2022年9月15日、アボットは、アメリカ=メキシコ国境を越えて拘束されていた主にベネズエラからの不法移民101人を乗せた2台のバスをワシントンD.C.のアメリカ海軍天文台の近くにあるカマラ・ハリス副大統領の自宅に送りつけた。9月17日、アボットはハリスの自宅にさらに50人の不法移民をバスで送りつけた)。
移民たちは、暑い地域から着の身着のまま、命からがらでやってくることも多いので、半袖のTシャツという出で立ちもある。そんな彼らが、ワシントンDCの雪の中に置き去りに、、、。しかもカラマハリスが有色人種だから、っていう、女性だから、っていう、右翼アルアル嫌がらせ?


でもご安心を。すでに対応する団体が組織され、今回も事前に情報を受けて、対応したそうだ。

(CNN) 米首都ワシントンにあるハリス副大統領の公邸前に24日夜、中南米からの移民を乗せたバスが続々と到着した。厳寒の中で降ろされた移民らを、支援団体が避難させた。
バイデン米政権の当局者によると、まず2台のバスが公邸前に止まり、乗っていた移民らが地元の避難所へ送られた。
その後、零下8度近い寒さの中でさらに数台のバスが到着。CNNの取材班は、バスから降ろされたTシャツ姿の移民らが毛布を配られ、別のバスで地元の教会へ向かう場面を目撃した。
ワシントンには今年の春から毎週、南部テキサス州から移民バスが送り込まれてきた。受け入れにあたるボランティア団体のメンバーによると、メキシコ国境で活動するNGOからの連絡でこの日の到着予定を把握し、準備を進めていたという。
バスに乗っていたのはエクアドル、キューバ、ニカラグア、ベネズエラ、ペルー、コロンビアからの移民。バスの目的地は当初ニューヨークだったが、悪天候のためワシントンに変更された。
同メンバーは「バスが来れば常に歓迎してきた。クリスマスイブでも、凍える寒さの中でもそれは変わらない」と語った。
テキサス州のアボット知事はこれまでバイデン政権の移民政策に抗議して、メキシコからの越境者をバスで移送する作戦を取ってきた。その目的地には副大統領公邸も含まれている。
ホワイトハウスの報道官はアボット氏を名指しして「氷点下のクリスマスイブにどの連邦、
地方当局とも調整せず、子どもたちを路肩に放り出した」「この政治ゲームは命を危険にさらすばかりだ」と非難した。


愛国とか言いながら実は、自分に投票する人間しか相手にしない。アメリカは移民の国だ。
イタリア系だって先に移民したアイルランド系に意地悪されたという。黒人の公民権運動、女性の参政権も、そういう人間の劣性からの争い、差別を乗り越えてきて、未だ葛藤している多民族国家だ。そんな国の中にたまる僻みや劣性を再び煽り大統領になったトランプ以来、後に続けと恥知らずが愛国者のが銃を振りかざし大声で跋扈する。しかし、そういう卑しい愚かしい態度に、人権を重視して対抗している人々がいるということが、今回のイブの出来事におけるクリスマスプレゼント、と言える。


<以下ごく個人的、怒りのつぶやき。>
ところで日本のYouTubでこのアボットの行為を賞賛し、日本も同じことをすべきだ、といっているものを見かけた。こういうク*な日本人がいるのに驚いた。日本はアメリカに比べて、移民との人種摩擦はまだ少ない(とはいえ入管の非人道的扱いと毅然のなされなさは、日本人の別な性質によるものであるとは思う。また外国人が日本で技術を学ぶためのシステムを事もあろうに日本と現地ブローカーが悪用し、詐欺まがいの金銭搾取と労働力搾取を行っているのも、無根拠の日本の他国への優越的気分が根本にあるんだろうと思う。)ただアメリカの不法移民問題とは少し違うと思う。アメリカの現状への知識も興味もないだろう奴が、こんなことを嬉しがって日本も!!などと発信するなんて、なんて恥知らずだ、とタイトルを見ただけで、相当気分が悪かった。”日本人様”でもアメリカに来ればマイノリティー(ただ、この国に来て、体が小さく、髪が黒く、顔が平板で、英語が下手くそという理由で、アジア人だという理由で、ひどい扱いを受けたことはない。日本では電車でつき飛ばされた(痴漢などというもってのほかのことも)ことはあったが、こちらで気を使って庇ってくれる見知らむ男性も多い。基本的に弱いものを庇い、そして尊重する社会文化でもある。

ただ悲しい哉、最近はトランプのチャイナウイルス発言から、アジア系への暴力が起こっている。こちらは、ハラスメントなどという生易しいものではなく殺人及び殺人未遂だ。
こういう自分のストレスの行き場を他人種にぶつけるバカ・クレージーはどこにでもいるが、もちろんほんの一部だ。日本でもこんな浮かれてバカは一握りだろうけれど。)
人種・国籍の優越なんて感じること考えることこそ馬鹿の証明だ。〜以上。


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