民主党、上院多数派維持に一歩前進。ヘルソン奪還おめでとうございます。
長期化し、多くの犠牲を出している、ロシアによるウクライナ侵攻。一時撤退したキーウなどの各都市にミサイル攻撃が行われ、冬に向けたインフラ破壊という、もう国際法違反のやり放題のロシア。ただ、これも兵器の備蓄を危機にさらし自分の首を絞め、国内の徴兵政策も反発を招き、国内逃亡が相次ぐなど、全て裏目のプーチン大統領。
そこへ来て、ウクライナ軍が、ヘルソン州の州都ヘルソンを奪還し、辛く悲しい恐ろしい思いをしてきている、ウクライナの人々は、大きな喜びの中にある。
ウクライナ・キーウ(CNN) ウクライナ南部ヘルソン市を占領していたロシア軍が東へ撤退するなか、ウクライナ軍は11日、ヘルソン市に入った。ウクライナにとって大きな勝利となる一方、ロシアのプーチン大統領にとっては侵攻開始以降で最大規模の後退となる。
ヘルソン市中心部の広場には、数カ月に及ぶロシア軍の支配を生き延びた市民が高揚感を漂わせながら集まり、新たに到着したウクライナ兵と抱擁を交わしたり、兵士と自撮りしたり、ウクライナ国旗を振ったりした。
ロシアはこの数時間前、ヘルソン州を流れるドニプロ川西岸からの撤退を発表。州都ヘルソン市や周辺地域をウクライナに明け渡していた。
撤退はウクライナでのプーチン氏の戦争努力にとって大きな打撃となる。2月の侵攻開始以降、ロシア軍が掌握したウクライナの州都はヘルソン市のみ。ドニプロ川東岸への撤退により、ロシアは開戦当初から占領し、プーチン氏が5週間前に併合を宣言したばかりの土地の大部分を明け渡す結果となった。
ヘルソン州議会の議員は「ヘルソン市にウクライナ国旗が掲揚されている。今後、市内のすべての建物にウクライナ国旗が掲げられるだろう。我々は占領当初からこれを夢見ていた」と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は11日夕、喜びに沸くヘルソン市を捉えた夜の動画を投稿。ウクライナにとって「歴史的な日」になったと形容した。
演説の時点ではウクライナ軍は市の郊外にいて、間もなく市内に入るところだが、特殊部隊は既に市内にいるという。ドニプロ川西岸に残るロシア兵に対しては投降を呼び掛けた。
これから冬が来る。武器供与に加えて、人々の命を守る支援が重要になる。この点は日本は大手を振って支援ができる。日本の製品、ヒートテックやホカロン、カセットコンロなど、
薬品や食料とともに必要になっている。個人的に支援している人たちがいるようだけれど、政府が企業に要請して支援物資を送るようにすれば、大変な助けになるだろう。
中間選挙で共和党は、ウクライナに支援しすぎるバイデン政権を攻撃していた。だからウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカの支援が止まることを心配していた。
これについてアメリカ政府は選挙結果によらず、支援は変わらず継続するということを表明している。
事実、米国がウクライナに供与する砲弾10万発を韓国の兵器メーカーから購入する計画であることが分かった。米当局者が明らかにした。ウクライナでの高烈度戦闘に使用可能な兵器を確保する幅広い取り組みの一環となる。
だだ注目すべきは、韓国と米国の声明は、数カ月前から続く交渉が最終決定に至っていない点を明確にしている。特に北朝鮮による最近のミサイル発射や兵器実験を考慮すると、これほど大量の砲弾の購入は、韓国にとって非常に敏感な問題となるということ。
韓国は米国が設立した「ウクライナ防衛コンタクトグループ」の参加国だが、ウクライナへの殺傷力ある兵器の供与を公には拒んでおり、医薬品や防弾チョッキなどの非殺傷支援や人道支援にとどめている。
安倍さんがご存命なら、羨ましがって、キイキイいきり立ちそうな話題だ。国と国との交渉は、はいはいその通りではお話にならない。韓国は、殺傷に加担しないという国の方針を明確に打ち出すことは、韓国という国の姿勢を国際社会に示す大切なことだ。
話は変わるが、結果によってはアメリカの方向性を180度変えかねない中間選挙。赤い津波だ!!!!と盛り上がっていた共和党は、下院ではさざ波、上院は1議席を争う大接戦。
残り3議席を争っている。
(CNN) 8日に投票が行われた米中間選挙のアリゾナ州上院選で、CNNの予測によると、民主党の現職マーク・ケリー議員の当選が確実となった。トランプ前大統領の後押しを受け、2020年大統領選に関する同氏のうその一部に同調していた共和党候補のベンチャーキャピタリスト、ブレイク・マスターズ氏を退けた。
ケリー氏は2020年、共和党の故ジョン・マケイン議員の死去に伴う補選で当選した。ケリー氏の勝利により、民主党は上院多数派を維持する目標に一歩近づく。バイデン大統領の支持率が低迷していたこと、経済情勢が共和党の追い風になるとみられていたことを踏まえると、民主党が上院支配を維持すれば驚きの結果と言える。
アリゾナ州でのケリーの勝利を受け、上院の獲得議席は民主党、共和党ともに49議席となる。ペンシルベニア州の議席奪取に続き、アリゾナ州も押さえたことで、民主党は上院多数派の維持に必要な議席数まであと1議席に迫った。
上院では現在、民主党と共和党が50議席ずつを分け合っているが、採決で同数の場合は民主党のハリス副大統領が決定票を投じる。
両党が依然注視するのが、大接戦となっているネバダ州の行方だ。同州では民主党の現職キャサリン・コルテズマスト議員が、共和党のアダム・ラクソルト候補の挑戦をかわそうと試みている。やはり民主党が議席を守るジョージア州では、民主党の現職ラファエル・ウォーノック議員と共和党のハーシェル・ウォーカー候補が決選投票に進む見通し。
下院多数派の行方はまだ決まっていないが、仮に共和党が過半数を確保したとしても、共和党指導部の期待をはるかに下回る議席差になるのは確実だ。
アリゾナもそうだがネバダも、郵便投票の開票が直接投票より遅く開票される。
民主党の現職キャサリン・コルテズマスト議員は、共和党のアダム・ラクソルト候補に遅れをとっていたが、民主党票の多い郵便投票の開票により追い上げ約800票に縮まっている。ネバダ州の未集計票は残り約6万8000票。ネバダでコルテズマスト議員が巻き替えせば、ジョージアの状況は、+&としてみていられる。
ジョージア州は、12月の決選投票にもつれ込むだろう。
上院が民主党多数派を維持できれば、またあの人が不正選挙だ〜!!と騒ぎ出すだろう、が、今回あまりに強硬に不正選挙論者のトランプ推薦候補は落選している。
この結果を受けて、共和党内は責任のなすり合いが始まっている。かつ今回フロリダのラテン系の票を取り込んで大勝した、ディサントスが、共和党の新しいライジング・スターに躍り出て、トランプより有力な大統領候補として、こっそり期待する共和党員が増えている。
もちろんトランプは黙っていない。
米中間選挙で大差をつけて再選を果たしたフロリダ州のロン・デサンティス知事(44、共和党)を、ドナルド・トランプ前大統領(76、同)が10日夜、強く批判した。デサンティス氏は、2024年大統領選の共和党候補として名前が挙がっている。
デサンティス氏はかつてトランプ氏の信奉者とされたが、両者のライバル関係があらわになった。デサンティス氏は知事選で大勝し、共和党の最大の新星として、トランプ氏に挑戦する存在となっている。トランプ氏は大統領への復帰を狙っているとされる。
立候補しないよう警告
トランプ氏は10日夜、デサンティス氏を「平均的な」政治家だと論評。成功したのはトランプ氏の支援に負うところが大きいとした。
トランプ氏はまた、デサンティス氏を政界の軽量級と断じ、2017年に初めて知事選に立候補した時には「絶望的な状態で」トランプ氏のところにやって来たとした。
「ロンは支持率が低く、世論調査の結果も悪く、金もなかった。だが私が支持すれば勝てると言っていた」「私は彼の選挙運動を直してやった。完全な崩壊状態だった」
トランプ氏はさらに、デサンティス氏が2024年大統領選への立候補の可能性を否定せず、「ゲームをしている」と不満を表明。もし立候補すれば、打ちのめされることになると警告した。
トランプ氏はデサンティス氏を、名字のDeSantisをもじって「Ron DeSanctimonious」(ロン・デサンクトモニアス、Sanctimoniousは聖人ぶったの意味)と呼ぶこともある。
デサンティス氏は10日、トランプ氏の発言に反応を示さなかった。
トランプ氏は近く、大統領選に再び立候補する意向を発表するとみられている。共和党内で対立候補が出ないことを期待しているとされる。
しかし、中間選挙で共和党は、予想されていたような下院での大勝を実現できず、上院でも過半数を確保できるか分からない状況となっている。党内では、トランプ氏の責任を問う声も多く出ている。
有権者は全般的に、トランプ氏の根拠のない選挙不正の主張を支持する候補者たちを、拒絶したとみられている
トランプ氏は15日に「重大発表」をすると予告しているが、同氏に近い仲間でさえ、再考を促している。
トランプ政権で大統領報道官を務めたケイリー・マケナニー氏は、「彼はそれ(立候補表明)をいったん止める必要があると思う」と米FOXニュースで語った。
デサンティス氏は知事選で、民主党候補のチャーリー・クリスト氏を20ポイント差で下した。伝統的に民主党の牙城となってきた大票田のマイアミ・デイド郡では、共和党候補として過去40年で最大の差をつけて勝利する強さを見せた。
10月の世論調査では、共和党の党員登録をしている人の72%が、デサンティス氏は党の将来に関して大きな影響力を持つべきだとした。トランプ氏について同じように答えたのは64%だった。
(英語記事 Trump tears into rising Republican rival DeSantis)
正直、ディサントスは悪知恵の働く、独裁者体質の政治家だ。明らかに彼に反対する49%を無視して押し通す。LGBTなどへの差別的な見解も持っている。また、テキサスの移民たちをマサチューセッツのリゾートアイランドに、何の交渉もなく、移民たちに説明もほとんどなく、嘘をついて送り込んだことがあった。テキサスのことにフロリダ知事が口を出し、フロリダの予算を使って’移送?これは青い州に移民を押し付ける明らかな嫌がらせだが、送られた移民たちに対しては、地元で対応しているという。心配なのは北の寒さ。移民の人たちは自分の国と環境の似たところに移り住む傾向がある。フロリダには多くのベトなく移民がいるのも、環境が似ているからだと言われる。こうした、順応の問題も、何の話し合いも合意もなく行われたことは、すごく上から目線の嫌な奴確定と個人的に思った次第。こういうことをやる人物だよ。
トランプはその性格上自分の上に来る人間は許せないし、今の所トランプ人気もまだ根強い。トランプは”ロン・デサンクトモニアス”に対し汚い戦いを繰り広げるだろう。
これは見ていて楽しめそうだし、潰し合いはありがたい。
今回トランプが押し切って、大統領候補になり、その選挙で敗北すれば、共和党のトランプ支配は完全に終わる。その時デサンティスが力を蓄えていれば、共和党は、強力な右派リーダーとして彼を祭り上げるだろう。でもそれはまだまだ先のことだ。
問題は、民主党の大統領候補だ。アンケート調査で民主党内でも、別の候補を立てたい人が70%以上いたようだ。バイデン大統領は、国民の人気取りより、やらなければならないことをやる、という信念、政治家としての人生の本当の意味でのレガシーの覚悟があるのだと思う。それでも、大統領選挙には、人々に希望や夢を与える候補が必要だ。特にディサントスが出てきたら、バイデンさんでは危ういだろう(トランプならまだいいが)
若く、スター性のある候補に、バイデン大統領が、後継を託す形は一番いい。残念ながらカラマハリス副大統領は、本当に目立たず、不人気だ。
しかし、後2年、何が起こるかわからない、それがアメリカ大統領選挙だ。
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