密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

元気なデモクラッツ、赤い大波実現せず。

昨日の夜中、恐る恐るMSNBC(民主党寄りの放送局)の放送を見て、あれ、みんな元気だ、と驚いた。もちろん下院は共和党支配が揺るがないだろうという結果が確定しつつある。
しかし上院は5部5部で善戦している。
トランプの申し子みたいな、選挙否定派候補は敗れた。
CNNは共和党の知事選候補者36人のうち少なくとも22人が前回大統領選でのジョー・バイデン氏の勝利を拒絶したり、確認を拒否したり、疑念を呈したり、覆そうとしたりしていたことを確認した。
落選が見込まれる一人はペンシルベニア州のダグ・マストリアーノ氏で、バイデン氏の勝利を覆そうと精力的に活動していた。州知事になれば選挙運営の責任者を任命できるはずだった。
そのほかメリーランド、メーン、ニューヨーク、マサチューセッツ、ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、コロラドの各州の候補者が落選と予想される。(CNN)


真っ赤に染まりつつあるフロリダで、最年少の下院議員が生まれた。マクスウェル・フロスト氏だ。彼は、2012年にコネチカット州ニュータウンで起きた銃乱射事件をきっかけに活動家となった。またフロリダの2018年マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件において、当事者の多くの高校生が銃規制の活動家として今も活動していることからも、この世代のフロリダの若者たちは積極邸な政治参加の意識が高い。

先月オーランドで開かれたプライドパレードに参加するマクスウェル・フロスト氏/Giorgio Viera/AFP/Getty Images


(CNN) 8日投開票の連邦下院選で、米フロリダ州オーランドを中心とする第10選挙区の民主党候補、マクスウェル・フロスト氏(25)の当選が確実になった。下院で初めて、1996年以降に生まれた「Z世代」の議員が誕生する。
CNNの予測によると、フロスト氏は共和党候補のカルビン・ウィンビッシュ氏を破り、上院選出馬のために辞職した民主党のバル・デミングス氏の議席を引き継ぐ見通し。
連邦下院の被選挙権が得られるのは25歳からと定められている。Z世代は今回の選挙で初めて条件を満たした。
フロスト氏は8月の党予備選で上院のサンダース、ウォーレン両議員や下院の進歩派議員連盟「プログレッシブ・コーカス」など民主党左派の支持を受け、州上院議員や2人の元連邦議会議員ら多数のライバルを破って党候補に選ばれた。
選挙戦を通して若さを前面に打ち出し、SNSへの投稿やインタビューで注目を集めた。


また州知事選では、女性知事、LGBT知事 有色人種知事が誕生した。
マサチューセッツ州では、民主党のモーラ・ヒーリー氏がアメリカ初のレズビアンを公言している州知事となった。共に当選したキム・ドリスコル副知事とあわせ、初めて女性が州のツートップを担うことになる。マサチューセッツ州ではまた、アンドレア・キャンベル氏が初の黒人女性司法長官に選ばれた。


アーカンソー州知事選では、トランプ政権の報道官を務めていたサラ・ハッカビー・サンダース氏(共和党)が勝利。こちらも同州初の女性知事となった。この人トランプ政権の後半では、甘いにトランプがクレージーで嫌になって辞任したのに、ちゃっかりトランプの推薦をもらっている、さすが二世議員だ。


ニューヨーク州では、セクハラ問題で退任したアンドリュー・クオモ氏の後任キャシー・ホークル州知事が当選し、選挙で選ばれた初の女性知事となった。これは心底良かったと思っている。マッチョな男様政治家は少しご退場いただいた方がいい。当然堕胎の権利の保障に対しての意見が集まったことはいうまでもない。


ヴァーモント州では民主党のベッカ・バリント候補が女性としても、また同性愛者を公言している人としても、初めて同州選出の上院議員となった。ヴァーモント州はアメリカで唯一、女性を上院に送ったことのない州だった。


カリフォルニア州ではアレックス・パディラ氏(民主党)が同州初のヒスパニック系上院議員となった。カリフォルニア州は人口の4割がヒスパニック系。


イリノイ州でも、デリア・ラミレス候補(民主党)が同州初のヒスパニック系女性下院議員となった。


ペンシルヴェニア州では民主党のサマー・リー候補が同州初の黒人女性下院議員となった。


ニューハンプシャー州では、ジェイムズ・ローズナー候補(民主党)がアメリカ史上初めて、州議会で議席を獲得したトランスジェンダー男性となった。ローゼナー氏は同州における中絶権の保護や賃金格差の是正を掲げていたほか、同性婚の保護などを保証する法案を支持している。


下院がどのくらいの割合で共和党が占めるか、そのうち、聞く耳を持つ言葉の通じ流議員がどれほどいるかで、結局国民の反発も多い、選挙が盗まれた騒ぎを言い続ける、MEGA共和党員の支配がどれほど強力になるか、これもまだ、状況がわからない。ただ投票前のネガティブな予想より差が開いていないということと、上院が、今双方48議席 あと4議席を争っていて、そのうち共和党は3議席取らないと過半数を制することができない。


州によっては、また投票やり直しを言い出したり、また不正投票裁判とか色々グズグズ言ってクリスマスまで引きずるだろう。それでも、激戦区ペンシルバニアでの共和党の議席を民主党ジョン・フェターマン候補が勝利したことは民主党を大きく勇気付けている。

そう、まさにこんな感じ。
民主主義の火は消えない。


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