密接な関係にある他国から

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キューバ同性婚合法化、国民投票で圧倒的多数の賛成+だけど最大ハリケーンNow

なんとキューバが、同性婚合法化。社会主義国で、長い闘いの歴史を持ち、冷戦時には最もアメリカを核の脅威にさらさした国、という”印象”だったので、少しWikipediaで調べてみた。ものすごいタフな歴史を持つ国なんだなぁと驚く。1959年にフィデル・カストロが首相に就任し、社会主義国となり、多くの裕福層が国を離れ、アメリカに移住、多くはフロリダのマイアミに居住し、社会主義にナーバスな彼らは、共和党を支持、これが今もフロリダを赤い週にしてしまう原因だ。


ソ連崩壊後は、経済崩壊状態に陥ったキューバから脱出すべく、筏(バルサ)で米国フロリダ州を目指して亡命を図るバルセーロスと呼ばれる人々が増加した。命を賭けた脱出だ。
アメリカの内政干渉も露骨で、ブッシュ政権は2004年の大統領選に向け、大票田であるフロリダ州のキューバ系アメリカ人票をつなぎ止めるため、上下両院で可決された法案に対し拒否権発動の姿勢を崩さなかった。
しかし、オバマ政権で国交を回復、オバマ氏はあなた方の医療体制を羨ましく思う、と称賛した。しかしトランプになって再び国交は断絶。その状態が今も続いている。
反共・社会主義は、怖くて不自由な国との印象操作があるのだろうが、この”国民投票で圧倒的多数の賛成”で同性婚合法化ということは、即ち国民の声が反映される国であるということだ。

ハバナ(CNN) カリブ海の社会主義国キューバで25日、同性婚の合法化を含む家族法改正が国民投票にかけられ、圧倒的多数の賛成で承認された。
選挙管理当局が26日に発表したところによると、投票率は74.1%。同日午前9時に94%の開票が終わった時点で、賛成が393万6790票、反対が195万90票と大きな差がついた。
新法は女性や子ども、高齢者の保護を強化し、性的少数者のカップルによる結婚や養子縁組を認める内容。
キューバではこの数十年間、性的少数者が迫害を受けてきた。革命でカストロ政権が成立した後、1960年代初めには同性愛者が反体制派とともに強制労働施設へ送られた。79年には同性愛が合法化されたものの、差別はその後も続いた。
ラウル・カストロ元国家評議会議長の長女マリエラ・カストロ氏は国立性教育センターを通し、同性愛者やトランスジェンダーの権利拡大を主張してきた。しかし政府内外でこれに抵抗する声も根強かった。
同性婚の合法化は2018年の憲法改正案にも盛り込まれたが、反対勢力の影響で国民投票の投票率が下がるとの懸念から削除されていた。
政府は今回の住民投票に先立ち、国営メディアを通して新たな家族法への支持を呼び掛けるキャンペーンを展開。新法は同国の革命体制が時代に順応できることを示す証拠になると主張していた。


オバマ氏曰く、キューバの医療体制はどんな人でも受けられる平等な体制であるというのも、本当なのだろう。どこぞの、聞く耳・ロバ耳政権のソフト独裁の全体主義、人権意識、報道の自由が著しく低い、国民が困窮しているのに世界3位?の経済大国より、いい国なんだろう。壺支配で、同性婚・ジェンダ平等など夢また夢。しかしそれを変えるのは国民で、
キューバの革命気質の爪の垢でも煎じて飲めば、大きく変わることができるかも。


ところで、そのキューバに、大型ハリケーン”IANーイアン”が上陸、どれほどの被害か確認できず、かつ、もうすぐフロリダに上陸、100年来最悪のハリケーンと言われているので、ワタクシ達も大わらわ。昨日からST・Pにいる親戚と電話で、避難状況の検討をしている。つまり、高額の物や大切なものを家から持ち出して避難させるということ。
住んでいる人たちも、シェルターやホテルに移るようだ。地震・台風の怖さは十分知っている日本人であるが、フロリダの台風、中部の竜巻など(NYでも台風と突風の被害にあったことがある。たった5分の突風で、大きな枝自動車が潰れ、車にいたら大けがだったとゾッとした。Dさんの大学エリアで竜巻が起きたときも、運良く竜巻が、大学を飛び越えた?のだが、後で行くと、道造の大木が粉々になぎ倒されていてとても恐ろしかった)なかなかイメージが追いつかない。譲り受けたDさんママの家は彼女が住んでいる間、海が近いのに浸水などなかった(台風のたびに心配して電話していただ)それでも、何度目の正直で今回はと心配する。フロリダの台風保険はすごく高いので今のところ入ってない。



大変な思いをさせて、荷物を運び出してもらうのは悪いなぁという気持ちもあって、ダイニングテーブルの上に乗せてもらうんでいいよ、というと、Dさんがそれは甘いとなんども言うので、水に弱い紙・版画作品と、母にもらった着物を含む着物のボックスだけ、移動させてもらうことに。Dさんは高額の撮影ライト、とプリンター、残してきたカメラ機材の移動をお願いした。しかも窓の板打ち付けまでやってもらって、ほんとうにDさんの家族は、良い人たちなんだ。ワタクシなら、ブツブツぎちを言いかねない。


ともあれ、せっかく同性婚合法化で喜ぶ、キューバのカップルたちが、大きな被害にならないように祈る、とともに、我が家とST・Pの家族・友人の無事も祈る。



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