密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

いくらでも嘘をつける偏見差別を公言する人物を政務官に据える岸田政権の挑戦

岸田さんは何がしたいのだろう。国葬の瞬発的独善決定。法的根拠のなさ、故人の国民全体から弔意を受けるに値しない功績、徹底的に民主主義的ではない今回の国葬決定の経緯、彼は国民に何を見せ付けようというのか?


加えて、統一教会問題など、意に介さないとばかりの新閣僚人事。そして目玉は、”あの”杉田水脈氏を内閣政務官ポストのつけたこと。
杉田氏は、故安倍総理のお気に入りで、昭恵夫人の妹か?と言わんばかりのPrettyなお顔だちと、右翼系おじさんがやにさがる勇ましい暴言を撒き散らし、謝罪も一切しない安倍っ娘
LGBTは生産性がない〜子供を作らないから、そんな人々に税金をかける必要はない、趣旨の発言で、右翼系おじさんを興奮させ、新潮45を廃刊に追い込んだ。本人はパパの懐に逃げ込んで、議員辞職コールをやり過ごし、今回自民党差別主義の顔として抜擢された?


政務次官とは、何をする人? 国会審議の活性化と政治主導の政策決定システムを確立する目的で設けられたポジションだそうだ。極右のチアリーダーが政治主導の政策決定システムを確立するポジションに、、、コワ!!


この人が表舞台に帰ってきたことを受け、非常に不愉快な気持ちから、LGBTおよび女性蔑視関連を調べていたら、とても素晴らしい映画に行き当たった。杉田水脈氏の乱脈思考よりこの話の方が、ずっと有益で”生産性”がある。生産性=社会貢献といった価値観や、歴史上の社会の偏見を考えてみる機会をそれぞれが与えられる映画だ。


第二次大戦時のドイツ軍のエニグマ暗号の解読から、現代のコンピューターも出発点を築いた、アラン・チューリングの人生の物語だ。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(字幕版)
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Video On Demand


多分、日本でもNetflix 配信されていると思うので、まだ見ていない方、オススメです。


現在自民党議員たちが公言している、LGBTはある種の病気で強制可能、という恐ろしい考えが、現実に法のもとに行われていた1900年代初頭 同性愛者であり、天才的数学者である、アラン・チューリングの情熱と葛藤・孤独と絶望を、多くの人が、我が身に感じてみることができると思う。ワタクシもこういう人がいたことを全く知らなかったのだが、知ることができてよかったと思っている。不条理に飲み込まれ 不条理を飲み込んで、、生きて死んだ多くの人の無念と努力の上に歴史は作られたきた。それを無知故にで安易な逆行を許してはならない。無知で感情的な歴史修正主義の横行は、社会の根幹を破壊する。


子供を産まないから、そういう市民に税金をかけるべきではない、という平板で単純な幼稚な思考回路の人間たちが、行政を担う恐ろしさに、怒りを持ち、抵抗の意思を表現することを諦めてはいけない。


岸田さんは、何か意味のない強面で安倍テイストの継承をしたいように見える。どこを向いて政治をしているのかと思う。意味がわからない。安倍政権の膿(統一教会癒着を含め、森加計桜、広島1.5億円、公文書改ざん、隠蔽・破棄 常態化した黒塗り、国民の知る権利の政権による恣意的コントロール)をきちんと出して、与党自民党から浄化するチャンスを、何を怖がって、安倍政権の継承に腐心しているのか?国民感情を無視し、強権で押さえつける試みが、押し付け国葬であり、今回の杉田水脈政務官抜擢だ。


今、アメリカでは、トランプという民主主義の成り立ちを無視し反知性主義という無知無敵の馬鹿さを引っさげ出現した人物の起こした、”破壊” と”混乱”に 行政・司法・報道そして市民の良識で立ち向かっている。Trump vs US(USAとUS-我々)と標榜するメディアもある。公平に法に則り、故に時間のかかる方法で、証拠と証言を積み上げている検察、司法、議会の超党派追及チーム、この過程は、日本の人々にとってもみる価値のあるものだと思う。なぜなら、日本は安倍長期政権で良識・品位・責任・倫理観という不文律が、根幹から腐らされてしまっているからだ。国の根幹が公文書だということを、今、トランプの機密文書の隠匿問題で、アメリカが大揺れに揺れ、メディアが連日、いや数時間ごとにこのことを報じ分析していることでもわかる。国の根幹である選挙制度への、挑戦、暴力による、民主主義の象徴であるキャピタルビルディングへの攻撃、この3つの出来事は、アメリカ民主主義の危機に立ち向かい再構築するという行動に、人々を駆り立てている。


日本は近年、社会の根幹を揺るがす数々の問題の対応が、恐ろしいほど、なあなあであるかがわかる。岸田政権にはこうしたことへの危機意識は全くない。どっぷりと、自民党が常識、自民党が正義、自民党が国という感覚に陥っている。


せめて、改めて再出発した、野党ヒヤリング、これが、アメリカ並みに論理的で厳しいものとなり、官僚さんかわいそうだの、パワハラだのというか頭の悪い印象操作の顔色など伺わず、誇りと責任を持ってやり続けて欲しい。



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