表現の自由を暴力で折ることはできない・赤いプーチンIn セントラルパーク
悪魔の歌で、懸賞金をかけられていた英作家サー・サルマン・ラシュディ氏は、NY西部のチャウタクワ研究所で公演中に、攻撃を受けて、刃物で刺され生死の境をさまよっていたが、13日夜、人工呼吸器を外され会話ができるようになったという。
1990年文学作品に対して、イランの最高指導者ルーホッラー・ホメイニーがイスラム教への冒涜であるとして懸賞金付きの殺害を交付した。この事は強く記憶に残っている。
翌年日本でも翻訳者が殺害され、犯人は見つかっていないよいう事件も起きた。
ラシュディ氏は9年間身を隠した後、執筆活動を続けている。氏の小説の多くがインド亜大陸を舞台にしている。虚構と幻想を現実におりまぜるルシュディーの物語手法は、日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法と評されている。結果として国を追われたり、懸賞金をかけられ命を狙われたり、それでも、作品を発表し続け、世界各国の作家や学者達とともに人権活動家の劉暁波の即時釈放を求める書簡を胡錦濤国家主席に送っているなど、自身の姿勢を明確に示してきた。
彼の人生を鑑みると、岸田さんの言葉は軽いな、と感じる。
命が助かってよかった。左手が動かなくなる可能性、左目の失明の可能などが言われているが、音声入力などが発達している。
チャック・クロスが、最新鋭の車椅子と、上下左右に加どうするクレーンで巨大な肖像を描く続けたことも思い起こされる。
決して折れない偉大な表現者というのは確かにいる。
ところで、フランスのアーティストが、セントラルパークに、小さな戦車に乗った赤いプーチンを設置した。
フランスの美術館団体ギャラリー・バートゥーによると、昨年はドイツのベルリンで、ベルリンの壁崩壊32年を記念して、特徴的な赤い彫刻2体を制作した。
ロシアのウクライナ侵攻から5カ月以上が経過した。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は4日、ロシアがウクライナに対して「第2次世界大戦以来見られなかった」壊滅的な攻撃を加えていると語った。
愚かな独裁者の姿が見事に表されている。
おじちゃん何してるの?おかしいよ、と言っているようだ。
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