密接な関係にある他国から

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必死のトランプ、FBIに脅しの犬笛 民主主義破壊の議事堂襲撃魂は、未だくすぶっている。

マイマミの憩いの場所を徹底捜索され、怒りの治らぬトランプに、ニューヨーク州司法省が一族企業を巡る民事調査で、予定されていた証言録取が行われた。
これに対しトランプは、憲法修正第5条の自己負罪拒否特権を行使して州司法長官の質問への回答を殆ど拒否した。「弁護士の助言と先に挙げた理由から、米国憲法で全市民に与えられた権利と特権に従い、質問に答えることを拒否した」と述べ、質問されるたびに「同じ答えだ」と繰り返した。日本ではおなじみの光景だが、言論の国アメリカで、しかも大統領経験者のこのような態度は全くの恥知らずだ。


必死に調査を遅らせ証言を拒否し、大統領候補となり、調査や法の執行に歯止めをかけたいトランプ。州司法当局は、トランプ氏の一族が経営する「トランプ・オーガナイゼーション」について、有利な条件での融資や減税を受けるために、保有資産の価値を偽って当局に説明したとみて調べている。トランプ氏は不正行為を否定。州司法当局による民事調査を「魔女狩り」だと発言している。


複数の法律専門家は、トランプはいつもの通り、自身が犠牲者であるとの戦略を利用しはじめたと指摘している。


トランプ同盟者の数人の共和党議員が、ただの恫喝でしかない非難声明発し
また議事堂襲撃に参加していなかつたバカどもが、自分た地の言いたい放題できるサイトで、FBI襲撃計画で盛り上がり、トランプの自身が犠牲者作戦の”魔女狩り”発言受けて、本当にFBI支部に攻撃を試みた人物も出た。これは11日、オハイオ州オハイオ州シンシナティーのFBI事務所にボディ・アーマーを着て武装した男が侵入を試み多賀、成功せず、車で逃げ、追い詰められて膠着状態がしばらく続いた銃撃戦の後、射殺された。ネイルガン(工具の)やライフル銃のAR15を所持していたという。現地の州間高速道路近くの半径 1 マイルを一時封鎖住民と事業主にドアをロックして屋内にとどまるよう促した。


そもそも、FBIに正面から喧嘩を売ろうというのは、最も派手な自殺方法だろう。時にアメリカで銃のトラブルを起こす人の思考回路は、コミックスや映画と現実の区別がついていないのではないか?と思うことが多い。日本では、銃が短にないため、フィクションとの混同はアメリカほど起こりづらい。
この混同しやすい、しかも武器を持つ権利だなどと主張している人々が、マー・ア・ラゴでの捜索令状を執行して以来、FBI 捜査官と全国の事務所に対する脅威が増大しているようである。 白人至上主義者や反ユダヤ主義者に人気のソーシャル・メディア(Gab )では、ユーザーが武装革命の準備をしていると警告している。


そしてトランプは再び犬笛を吹く。家宅捜査中、FBIは「証拠を植えつけた」かもしれないとの虚偽を語り始めている。また「何年もの作業と何千万ドルもの費用が、この長くくすぶっている物語に費やされたが、無駄だった」「私は合衆国憲法の下で全ての国民に与えられた権利と特権として、質問に答えるのを拒んだ」などと権力に攻撃されているヒーロー設定で発言を始めている。


流石に議事堂襲撃以来、このクレージーな間違い大統領への警戒心がシリアスになっている。今このニュースが持ちきり。
『米司法省が捜索令状などの開示申し立て』
ガーランド司法長官は開示を申し立てた判断について、「トランプ氏が家宅捜索について公に認めていること、捜索を取り巻く状況、この問題への国民の大きな関心」に照らして決定したと説明。「法の支配の順守は司法省と我が国の民主主義の根幹となる。法の支配の支持とは、法を公平に適用することを意味する。これこそ私の監督下で司法省が行っていることだ」としている。


前述のトランプ派の共和党議員らの捜査の目的が何であったかを公開するよう求めているが、なぜか、捜査令状を保持しているトランプにそのコピーを提供するよう求めず、メリック・ガーランド司法長官とクリストファー・レイ・FBIディレクターに公的表明を求めた。


レイは10日公的にFBIに対する脅しが増えていることを警告した。一方、トランプに対する調査は実際に行われていることが判明した後、令状を認可した裁判官とガーランドに対する脅しもあると報告されている。


トランプは再び力がみなぎっているのを感じ散るか?自分の嘘とハッタリで、アメリカの法治主義をズタズタに引き回せると?


しかし、下院特別委員会の非公開の証言で、トランプ任命者のウイリアム・バァー前司法長官は、トランプの選挙詐欺の主張を「嘘、狂気」であると表明した。これはものすごいインパクトであった。バァーの発言はもはや非公開ではないが、バァーが脅しに屈している様子はない。過去および現在の二人の司法長官は、正義を追及することを恐れていないことを示めしている。


絶対に負けない病、負けたら死ぬというのが家訓のトランプは、一介の不動産富豪、あるいは詐欺師のTVアイドルには、挑んでいるものが大きすぎるといつになったら認識するのか? 暴力と国民の命の犠牲を持って、ウクライナと支援する欧米・国際社会の法と秩序をねじ伏せようとしているプーチンよりも、アメリカ前大統領は、命を捨てる私兵も、かけられる財政も、はるかに乏しすぎる気がする。

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