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FBI マール・ラーゴ急襲 トランプ危機一髪!!は続く

トランプはお怒りだ。彼の美しい別荘マイアミのマール・ラーゴに、FBIが捜索に踏み込んだ。



フロリダ州の自宅が「FBI捜査官の大群に占拠された」「捜査官によって金庫がこじ開けられた」「私たちの国にとっての暗黒時代だ」「私の家への抜き打ち捜索は必要でも適切でもなかった」「こうした攻撃は、破綻した第三世界の国々でしか起こり得ない」「悲しいことに、アメリカは今、そうした国の1つになった。かつてないレベルで腐敗している」


と、よくゆう・おまいう のオンパレード。民主党による陰謀だ!!とブチ切れているらしい。ただし、今回のFBIによる家宅捜索について、事前にホワイトハウスに通知はなかった。ジョー・バイデン政権は、司法省幹部らとの交流を制限しているとされる。政治的な圧力や不適切さの疑いを避けるのが目的だという。バイデン氏は大統領選で、司法省の業務に関与しないことを公約に掲げていた。
そうだ、バイデン政権下のアメリカは破綻した第三世界の国々ではないのだから。


今回の「急襲」目的は、トランプが退任後ホワイトハウスから運び込んだ、大統領文書・機密文書 これは違法だ。

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)が8日に実施したフロリダ州パームビーチにあるトランプ前大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」の捜索は、大統領文書の取り扱いを巡る捜査の一環だったことがわかった。事情に詳しい3人の関係者がCNNに語った。こうした文書の中には機密指定のものがあり、別荘に運び込まれた可能性があるという。



別の関係者によると、トランプ氏は捜索時にニューヨーク市のトランプタワーにいた。大統領経験者の邸宅を捜索するという異例の事態は司法省にとってリスクの高い動きとなる。トランプ氏はさまざまな方面で法的問題を抱えているが、数カ月以内に2024年の大統領選出馬を発表するものとみられている。


司法省はトランプ氏に関係する2つの捜査を進めている。1つは20年の大統領選の結果を覆す試みに関する捜査で、もうひとつは機密文書の取り扱いに関するものだ。


関係者によると、8日早朝から始まった家宅捜索では、トランプ氏のオフィスや私室があるクラブ周辺が重点的な捜索対象になっていた様子だった。
別の関係者によると、FBIの捜索対象には文書の保管場所や品物の入った箱の行き先が含まれている。国立公文書館がこの数カ月でマール・ア・ラーゴからホワイトハウスの記録を回収しており、FBIは8日の捜索で他に何も残っていないことを確認する必要がある。
トランプ氏の息子エリック氏はFOXニュースの司会者ショーン・ハニティー氏に「彼らが言うには、強制捜査の目的は、ドナルド・トランプが他に文書を持っているか否かについて、国立公文書館が裏付けを得たいと希望しているためだという」と語った。
トランプ氏の弁護士は「トランプ前大統領と弁護団はFBIと司法省の当局者にあらゆる段階で協力している。FBIは通知のない強制捜査を行い、文書を押収した」と述べた。
事情に詳しい人物によると、捜索令状の執行前には、FBIが問題なく敷地に立ち入れるよう、FBIとシークレットサービス(大統領警護隊)の間でやりとりがあった。トランプ氏が不在のため別荘にはわずかな隊員しかいなかったという。

CNNはFBIにコメントを求めている。司法省はコメントを控えた。ホワイトハウス関係者は捜索の通知を受けていないと述べた。ある政権高官は、バイデン大統領は報道で知るまで捜索を知らなかったと語った。


文書に関する捜査
大統領文書の収集と整理を担う国立公文書館は以前、ホワイトハウスの記録が入った箱少なくとも15箱がマール・ア・ラーゴから回収され、その一部には機密文書が含まれていたと述べていた。
6月初旬には、4人の捜査官がマール・ア・ラーゴを訪れ、機密の可能性がある前政権時代の資料でフロリダ州に持ち去られたものに関する情報を求めた。会合に居合わせた情報筋によると、捜査官の1人は司法省でスパイ防止活動や輸出管理のトップを務める人物。応対したトランプ氏側弁護士は2人だった。


この会合の際には、トランプ氏も立ち寄って捜査官にあいさつをした。トランプ氏が去った後、捜査官が弁護士にトランプ氏の文書保管場所を尋ねると、資料の入った箱が保管されている地下室に案内された。捜査官は部屋の中を見て回った後立ち去ったという。
別の情報筋によると、捜査官に見せた文書の一部には「極秘」の文字があったという。
その5日後、トランプ氏の弁護士は捜査官から文書保管室のさらなる安全確保を要請する文書を受け取り、その後部屋には南京錠をつけた。情報筋によると、今年の4月と5月には、FBIが大統領関連記録の取り扱いに関する捜査でトランプ氏の側近から事情を聞いていた。
連邦及び州の検事経験者でCNNの上級法律アナリストのエリー・ホニグ氏は「機密文書を不当に持ち去る行為は連邦犯罪にあたる」と指摘した。また捜索の実施時期について、政治的に機微に触れる動きは選挙の90日以内には行わないとの司法省の不文律が関係しているとの見方を提示。「今日は中間選挙の約90日前、恐らく91~92日前だ。この方針が今日捜索を行った理由なのかもしれない」と語った。


共和党議員はトランプ氏を支持
共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長は声明で、民主党が「官僚機構を共和党に対する武器として利用し続けている」と批判し、他にも共和党議員からトランプ氏を擁護する声がSNSで上がった。
下院共和党のマッカーシー院内総務は「ガーランド司法長官、自分の書類を保存して日程を空けよ。もうこれ以上見たくない。司法省は武器化された政治利用の許容しがたい状態に達した。共和党が下院を奪還したら、我々はこの省を即刻監視し、事実に従って隅々まで調べる」との声明を出した。
フロリダ州選出のリック・スコット上院議員も「FBIは今日行ったこととその理由を説明しなければならない」と述べた。
一方、トランプ氏の文書の扱いについて調査を進める下院行政監視改革委員会のマロニー委員長(民主党)は、司法省に「完全な捜査」を行うように求めた。



それにしても、マッカーシー院内総務はこんなあからさまな脅し、かつ可能性の低い脅しを口にするとは、かなり焦っている?


「ガーランド司法長官、自分の書類を保存して日程を空けよ。もうこれ以上見たくない。司法省は武器化された政治利用の許容しがたい状態に達した。共和党が下院を奪還したら、我々はこの省を即刻監視し、事実に従って隅々まで調べる」



って、現在、50対50の乗員ならいざ知らず、下院はまだ民主党支配であり、中絶の憲法上の権利否定判決で、保守的な州でさへ、中絶違法への反対が認められている例が出ている。女性の選択の自由・LGBTの権利を封じ込めようとする共和党に対し、追い風が吹いているとはとても言えない。しかも、米上院は7日、民主党の医療・税制・気候変動対策法案を可決した。これはバイデン大統領と民主党にとって大きな勝利となる。民主党が過半数を押さえる下院は12日に本法案を取り上げる予定。下院通過後にバイデン大統領が署名して法案は成立する。というのが現状。


どの自信で、”共和党が下院を奪還”  その暁には「司法省しめたるデェ!!!」とか言えるんだい。相当焦っている?


議事堂襲撃事件への関与が、公聴会によって次々に明らかになり、国民は、実はアメリカ崩壊の崖っぷちにあったという事実を認識し、背筋を寒くしたし、新たな局面に向けて、9月に公聴会が再開される。当時のトランプ政権で働いた共和党の人々の多大なストレスと怒りの告発と、トランプの常軌を逸した態度が露わになり衝撃的でさえあった。


マッカーシーに脅された、メリック・ガーランド司法長官は、議事堂襲撃事件でも「全員」の責任を追及するつもりだと述べている。


ジョージア州フルトン郡の検察官も、トランプ氏とその関係者が同州で2020年にあった選挙の結果に干渉しようとした疑いについて捜査している。


トランプの個人弁護士ルディー・ジュリアーニ(元座トランプに弁護量を踏み倒されている)日本で共和党大物議員としてコメントを取り上げられる、トンデモ極右の・リンジー・グレアム、選挙結果を変えるための計画行動メモを作成した法学者のジョン・イーストマンの仲良し組も、裁判所の出頭命令で、ロック・オンされている。


NY州とは、脱税を巡って、調査が継続し、トランプは決して枕を高くして眠れる状況ではない。



襲撃事件・選挙結果覆し・脱税、そして、トランプ第4の危機?大統領文章・機密文書の不当に持ち去り。FBIの行動を見ると、満を辞して、という感じがする。しかし、一体トランプは何のために大統領文章・機密文書を持ち出したのか?ある記事は、トランプは自分のメモをかなりの頻度で破いてトイレに流していたという証言もある。もうめちゃくちゃだ。

ワシントン(CNN) トランプ前米大統領が手書きのメモを破り、ホワイトハウスなどのトイレに流したとみられる写真が8日、浮上した。
米紙ニューヨーク・タイムズ記者でCNN寄稿者のマギー・ヘイバーマン氏が新著でこの写真を公表した。米ニュースサイト「アクシオス」もこの写真を公開した。
CNNはこれまで、トランプ氏が大統領の記録保存法令を無視して、文書や下書き、メモを読んだ後に破り捨てることがたびたびあったと報じてきた。

トランプ氏はホワイトハウスの住居部分でトイレに文書を流すことが時折あり、修理工がトイレの詰まりを直すために呼ばれていた。トランプ氏はこれを否定している。同氏の広報担当も8日にアクシオスに宛てた声明で、トランプ氏の行為に関する報道はでっち上げだと主張した。
今回公表された写真は2枚。写っている紙に何が書いてあるのか、また誰が書いているのか明確にはわからないが、トランプ氏が黒色のマーカーで手書きしたもののように見える。
ヘイバーマン氏によると、1枚の写真はホワイトハウスのトイレ、もう1枚は外遊中のもの。後者はトランプ政権時代のホワイトハウス関係者から提供されたという。
ヘイバーマン氏は8日のCNNの番組で、この紙の内容はトランプ氏自身か対応した人物にしかわからないとしつつも、「重要な点は記録に関するものだということだ」と述べた。
トランプ前政権のある高官は、トランプ氏が部屋を出て行くと秘書室の関係者がゴミ箱から物を取り出し、それらをトランプ氏の机から取り去ることが日常だったと振り返った。
トランプ氏の場当たり的な記録保存の姿勢は今年、同氏と国立公文書館の間で長引く闘いの対象となっている。司法省はこの件で調査を進めている。


トランプな人たちは、仕方ないとしても、その狂気の人気にあやかりたくで、ものの善悪の判断もできない、自分を全能の王様のように誤解し、踏み越えてはいけないラインを踏み越えた犯罪者大統領を担ぎ上げ、自分たちも命の危険に合わされたのに弾劾も行えない、共和党の死にたい議員たちでさえ、心の中で、次期大統領選の候補は、トランプではまずい、と思っている向きがある。一部は、フリリダ州知事、確信犯の独裁者ディアントスが有力と思っている。ただ、その前に、大統領に再選すれば自分の人生最大の危機が延期され、再び法と正義を捻じ曲げられると思って死に物狂いのトランプが、ディアントスを潰しにかかる、そして腰抜けの共和党保守派は、右往左往する、という、見世物が待っている。





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