密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

第8回公聴会:トランプ最後まで選挙終了を拒み続ける動画公表

いよいよ、大詰めの様相を呈した第8回議事堂襲撃事件調査委員会公聴会。
焦点は、トランプが大統領として、いかにこの危機的状況を”187分間”も放置したか、
ということを、様々な証言と、トランプ自身のビデオの編集された部分の公開で示している。このビデオは 米連邦議会襲撃事件を巡り、当時、トランプが支持者向けに翌日公開したビデオメッセージについて、編集でカットされた部分を下院特別委員会が入手したのだが、かなりインパクトがあるものだった。


トランプは、選挙結果でジタバタし、激戦州の票の数え直しをさせ、裁判を起こし(ほぼ全てが敗訴)各州の税金を浪費させ、関係者を恫喝し、スタッフの精神と実生活を危機にさらし、ホワイトハウスの大統領専用ダイニングルームに壁に皿を投げつけ、スタッフに、壁のケチャップを掃除させた。それでも、負けを認めざるを得ないまで追い詰められ、しぶしぶ、暴徒たちと選挙は盗まれたと信じる支持者にメッセージ出さなくてはならなくなった。


何テイク取り直しながら、選挙は終わったという言葉を言うことを拒否し続け、周りに説得され続ける様子は、駄々をこねる小学生のような、かつ、現実を頑なに拒否し、イライラテイル情けない老人の姿として映し出された。

NewJeans (뉴진스) 'Hype Boy' Official MV (DANIELLE&HAERIN ver.)


アダム・シフ下院議員はCNNの番組司会者に対し、カットされた部分について「大統領が何を発言したかったか、そして何を発言したくなかったかを考えるうえで重要な意味を持つだろう」と指摘した。




(CNN) 昨年1月6日に発生した米連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会による今夏最後の公聴会が21日に開かれた。新たな証拠から、当時のトランプ大統領が3時間にわたって暴動を公然と非難せず、暴徒らを解散させようともしていなかった実態が浮き彫りになった。



今夏8日目となる公聴会では、事件の中の「187分間」に焦点が当たった。これはトランプ氏が支持者らに議事堂へ行進するよう伝えてから、最終的に「家へ帰る」よう求めるまでの時間を指す。


公聴会には当時のホワイトハウスのスタッフで事件直後に退職したマシュー・ポッティンジャー氏とサラ・マシューズ氏が証人として出席した


主な要点を以下に挙げる。
トランプ氏は行動しないことを選択
特別委員会は21日の公聴会を利用し、トランプ氏がどのような経緯で行動を起こせなかったのかのみならず、あえて行動を起こさなかったことも示した。この間同氏は、暴力的な襲撃が議事堂に対して展開されるのを目の当たりにしていた。
当時のホワイトハウス内の状況を直接知る複数の証人は委員会に対し、トランプ氏が1度たりとも自身の法執行機関や国家安全保障当局者らに電話をかけなかったと証言した。この時、議事堂への襲撃が行われていたにもかかわらず、同氏はこうした当局者の誰にも連絡を取らなかったという。これまで未公開だった動画による証言で明らかになった。
委員会が確認したところによると、法執行機関の高官や軍幹部、ペンス副大統領(当時)のスタッフなどから何度も聞き取りを行ったものの、誰一人として当日トランプ氏から連絡を受けた人物はいなかったという。


委員会はこれらの証言を利用し、事件への介入を拒否するトランプ氏の姿勢が職務怠慢に当たると主張する。ホワイトハウスの副報道官だったマシューズ氏は、「私にとって、あの日トランプ氏が行動を起こさず、暴徒を解散させるのを拒んだこと、さらに暴力に対する非難も拒否したことは到底擁護できない」と述べた。


この証言は、同日紹介された他の証拠とも合致する。例えば襲撃翌日の1月7日に録画されたトランプ氏の演説で編集によりカットされた部分には、同氏が用意された演説の内容を変更しようとする様子が映っている。この映像の中でトランプ氏は、側近に向かって「大統領選が終わったとは言いたくない」と告げていた。


また米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、非公開の場で撮影された宣誓証言動画の中で、襲撃発生時にトランプ氏から何の連絡もなかったことに愕然(がくぜん)としていると語った。その上で、トランプ氏のこうした不作為は、結果的に軍の指揮権を持つ最高司令官としての職務を放棄していることになるとの見方を示唆した。


ペンス氏の警護隊が感じた危険
当時議事堂内のペンス氏を避難させようとしていた同氏の警護隊がどれだけの危険を感じていたかについて、音声と映像の生々しい記録が明らかになった。
ペンス氏は大統領選の結果を覆そうとするトランプ氏の取り組みに同調するのを拒否。

それを受けて議事堂に押し寄せた暴徒らからはペンス氏を縛り首にするよう求める声も上がっていた。


証人を務めた国家安全保障会議のある当局者によれば、ペンス氏の警護隊は当時の状況から命を落としかねないとの不安に陥った。現場では叫び声や、家族に別れを告げろという声などが聞こえていたという。


調査委員会が21日に初めて公開した動画は、防犯カメラの映像やペンス氏の警護隊の音声をつなぎ合わせたもの。これにより、当時暴徒らがペンス氏とその警護隊にどれほど接近していたかが明確になった。


和党議員を(再度)追及する委員会
委員会は、以前公開された米下院共和党トップのマッカーシー院内総務の音声記録を流した。その中でマッカーシー氏は、1月6日の襲撃後にトランプ氏と交わした会話に言及。さらにトランプ氏に辞任するよう助言しようか考えていたと明らかにした。


またトランプ氏の娘婿のジャレド・クシュナー氏は宣誓証言の動画の一部で、1月6日にマッカーシー氏と電話で話したと説明。議事堂で暴力が繰り広げられる中、マッカーシー氏は「おびえていた」と述べた。


さらに共和党のジョシュ・ホーリー上院議員(ミズーリ州選出)に関して、委員会はよく知られた写真を紹介した。この写真には、選挙結果に異議を唱える上院での取り組みを主導した同議員が、議事堂外で暴徒らに向かって拳を突き上げる様子が写っている。

誰かがかもうした写真。オリジナルが見つからなかったので。ちょび髭とナチス腕章を除いてみてください。


撮影されたのは1月6日の午前だ。
その直後、委員会が流した動画には上院の議場から走って逃げ出すホーリー議員の姿が映っていた。
強く印象付けるためか、この動画はもう1度、スローで再生された。


ハチンソン氏の証言にさらなる裏付け
委員会は今回の公聴会で新たな証拠を提示し、ホワイトハウスの元関係者カシディー・ハチンソン氏による衝撃的な証言の裏付けを行った。カシディー氏は襲撃当時のトランプ氏について、議事堂へ連れて行くことはできないと自身に告げたシークレットサービス(大統領警護隊)隊員と怒りのこもったやり取りを交わしていたと公言していた。



委員会は新たに2人の関係者から得た情報が部分的にハチンソン氏の証言を裏付けると説明。1人はホワイトハウスの元職員で、国家安全保障関連の役職を担っていた人物だという。
氏名は伏せられたものの、委員会によればこの当局者は、トランプ氏の次席補佐官だったトニー・オルナート氏からハチンソン氏が証言したのと同じ話を聞いたという。ハチンソン氏もトランプ氏の「激高」の話はオルナート氏から聞いたと証言していた。



2人目の関係者は、退職した首都警察の巡査部長マーク・ロビンソン氏。当日、トランプ氏の車列に加わっていたロビンソン氏は、車列の責任者だったシークレットサービスの隊員がトランプ氏について、自らの護衛とのやり取りで「熱くなった」と話していたと証言した。内容は議事堂に向かうことに関するものだったという。
トランプ氏の車列には100回以上加わっているが、1月6日以前にそうした種類のやり取りは聞いたことがなかったと、ロビンソン氏は付け加えた。



未公開の映像、写真、音声
公聴会ではこれまで誰も見たことのない映像や写真、音声が公開され、当時の恐怖が18カ月を経た現在によみがえることとなった。
トランプ氏による1月6日と7日のビデオメッセージから編集でカットされた部分には、暴徒らを非難するのに苦慮するトランプ氏の姿が映っている。
また議事堂内で、マコネル上院院内総務やペロシ下院議長らが当時のミラー国防長官代行に電話をかける映像や写真も公開された。マコネル氏やペロシ氏は、ミラー氏が州兵を出動させて秩序を回復すると確認するのを求めている。そうすれば選挙人団による選挙結果の認証手続きを再開できるからだ。



公聴会は9月に再開
特別委員会は8月、夏季休暇に入り、公聴会は9月から再開する。
委員会のリズ・チェイニー副委員長は、8月中も多方面から浮上する情報を追求すると説明。各議員もそれぞれの調査を継続中だと発言している。
ベニー・トンプソン委員長は「我々には新たな情報が日々入り続けている」と述べた。


公聴会9月に再開の理由は、調査委員会メンバーもスタッフもサマーバケーションが必要だからだ。サマーバケーションよホリデーシーズン(サンクスギビング・クリスマス・ニューイヤーズ)のお休みはどんなに忙しくても取るのがあまりかの人々だ。最初は、よくこれで世の中が回るなぁと思っていたが、こう言う休暇を優先してとるから、アメリカの社会は回るのだと思うようになった。)


もう一つの理由は、国土安全保障省の監察官は、前大統領ドナルド・トランプ政権の米国シークレット・サービスが2021年1月5日と6日のテキスト・メッセージを削除したと公表した。シークレット・サービスは監察官の公表と非常に矛盾する声明を公開した。
トランプを保護していたシークレット・サービスは1月6日の暴動中に、当時の副大統領マイク・ペンスを議会から連れ出そうとした。ペンスがそれを拒否した事は、非常に重大な意味がある。下院特別委員会はトランプおよびペンスを益々召喚する動機がある状況になっているからだ。

(CNN) 米シークレットサービス(大統領警護隊)が昨年1月5日と6日のテキストメッセージを削除していたことが分かった。その直前には6日に起きた連邦議会議事堂襲撃でのシークレットサービスの対応を調査する監視機関が当該のメッセージの提示を要求していた。襲撃を調べている議会下院の特別委員会に寄せられた書簡から明らかになった。


CNNが入手したこの書簡は本来、上下両院の国土安全保障委員会に向けて国土安全保障省(DHS)の監察総監が送付したもの。それによると、当該の日付のテキストメッセージは端末を入れ替えるプログラムの一環としてシステムから削除された。削除は監察総監室(OIG)がシークレットサービスに対し、電子通信に関連する記録を求めた後に行われたという。


書簡の中でDHSのジョセフ・カファリ監察総監は、同省のスタッフがOIGの調査員に向かって記録を直接OIGに提供することは認められていないと再三にわたり告げていたと指摘。そうした記録はまず、DHSの弁護士によって再検討されなくてはならないというのが相手側の主張だったとした。
そのうえで、この再検討のためにOIGによる記録の取得が数週間遅れ、全ての記録が取り出せたのかどうかについても混乱が生じたと、カファリ氏は付け加えた。


同氏の書簡は、米ニュースサイトの「インターセプト」が最初に報じた。


CNNはシークレットサービスとカファリ氏にコメントを求めたが、現時点で返答はない。
下院の国土安全保障委員会と議事堂襲撃調査の特別委員会の両方で委員長を務める民主党のベニー・トンプソン議員は14日の声明で、前者の委員会がカファリ氏からの書簡を受け取ったことを認めた。そのうえで「同委員会は今後、この極度に問題のある記録の破壊について説明を受け、適切に対処する」と述べた。


書簡はDHSの監視機関がこれらのテキストメッセージについて意図的もしくは不正な理由によって削除されたとみているのかどうか言及していない。それでも削除という行為を受けて、また新たな疑念がシークレットサービスの議事堂襲撃への対応に向けられることとなった。
シークレットサービスへの注目度は、特別委員会の公聴会で証人が関連する証言を行って以降高まっている。具体的には当時のトランプ大統領がホワイトハウス近くの広場での演説を終えた後、隊員に向かって怒りをあらわにしながら議事堂へ連れて行くよう要求したなどの内容だ。暴徒が議事堂の建物に侵入したのはこの直後だった。


9月後半に第9回目の公聴会は開かれる。


9月後半といえば、安倍氏国葬の予定日が27日。安倍さんかわいそうモードも、統一教会がらみで下火になり、首相としての実績評価という点で、本当に?という疑念の声が起こり、だったら森加計桜、はっきりさせてよ、という声も上がり、一説によると、オリンピック買収疑惑に、検察が動き出しているという。安倍晋三というパンドラの箱が開いて、いろいろ飛び出してくる。 そこで、やはり評価ポイントの高い外交の安倍。世界中安倍さんに感謝している!!モードで国民を感心させられるも祭りモードの国葬、、、、。古賀茂明さんが
バイデンさんもくる、トランプさんもくる、もしかして、オバマさんも来れば、安倍さん評価うなぎのぼり!!!とか言っていたが、元通産官僚の見立て逆らうのは恐縮だが、今、アメリカは大変な時だ。中間選挙がひち月後に迫る中、公聴会も大詰め、ウクライナ情勢も目が離せない、コロナもまたぶり返し、石油の値段、物価、経済問題でバイデン政権は批判を浴びている。そんなんか、わざわざ、13時間かけて(エアホースワンはもっと早い?)お葬式に来て、オバマさんも生前、安倍さんを嫌っていたのに、くる? トランプは良い気晴らしだとくるかもしれないが、どうだろう。そんなことより、中間選挙のテコ入れで、24年大統領選出馬の地固めをしなくてはいけない、忙しい時期だ。期待道路、世界のトップが日本に集結!!!というわけに行くとは思えない。ましてや、重要な会議や外交交渉でもない。弔意と代理を送ればいい、程度のことだ。日本は存在感とプライドをかけて交渉するだろうが、世界の情勢を見ればそれがいかに、実の無い空っぽの要求かわかるだろう。


岸田さんもこの公聴会を見ればいい。一人一人が、自分の中の民主主義、そして何人も法の上に立たないというルールを守るべく、追求し、証言し、民主主義を守ろうとしている。
安倍さんの国葬が、民主主義をま守る国家を世界に示す?なんてばかったれなことを言うのは恥ずかしいと思わなくてはならない。


安倍さんのお葬式は、自民党葬・日本会議葬・統一教会葬・神社神道葬 なんでやればいい。みんな安倍さん大好きで陰日向にお世話になったんだから。でも、海外トップを呼びつけて、外交の安倍の証明、安倍さんは偉大、その安倍さんを次ぐのは、わたくし、岸田!!と言いたいために、膨大な人的エネルギー(海外の政府の人たちも)と税金を使ってやるのは如何なものか。まさに岸田首相鶴の一声、議会も無視、法的根拠もない、また屁理屈で押し通す。海外メディアは、これを健全な民主主義とは思わないだろう。


日本が憲法改正に手をつけてはいけないのは、日本人とその社会が、未だ民主主義を理解し実践出来ていないからだ。特に2000年以降がひどい。2011年以降はもっとひどい。


この公聴会を見るほどに、米国人は民主主義が、その理念が、体に染み込んでいると感じる。トランプとその周辺の目指す”ルールぶっ壊し””文化知性を否定”と言う勢力にも、論理立て、証拠を示し、法のもとに裁くことで、後世に伝える民主主義を守ろうとしている。


アメリカ人が忠誠を誓うのは、憲法と民主主義だ。修正項目が27条あるが、それは”お試し改憲”などと言う、軽くぬるいものではなく、1778年制定の憲法に認識を確かに、修正する必要あると考える人々は、言論の力で(時に血が流れたが)勝ち取り、社会がそれにしたがって、より良き民主主義を作ろうとしている証しだ。人種・性別による差別や無視を改善し、今日の選挙制度を作ってきた。そしてこの制度を尊重し守ってきた。小学校で教えるのはこの、より良き民主主義に向かってきた建国時からの葛藤で、自分もその未来に参加していくと言う誇りを教える。その未来が愛国心だ。


日本の愛国・天皇や父親に忠誠を誓う隷属精神の忠誠とは違う。教育とは、教育勅語丸暗記などとは全く違う。飼育や調教とは違う。調教を躾と言い換える親が、どれほど多いか。
未だ、個人主義と利己主義の区別もつかない日本社会である。


加えて弱肉強食の、自己責任社会により支配する側とされる側を明確に固定してきた自民党政治に汚染されている人々。この公聴会を見て欲しい、特に野党。官僚いじめだ、などとちょっと批判されて野党ヒヤリングをやめたしまった立憲民主党、自分たちの中途半端さを自覚し、第1党らしく、野党合同ヒヤリングを再開して欲しい。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

経済・社会 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所