密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

LGBTを病気扱いする政党が与党。怖すぎる人権後進国

与党自民党議員の大半が出席する「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合において、
同性愛は後天的な精神の障害、または依存症」 などと書かれた差別冊子が配布された、という問題。


参議院選を控えて、国会議員が、どう考えてもトンデモな見解を文字にして、配布、共通認識とすることを公言する、信じられないことだが、彼らはこういう論が日本の常識としてまかり通させる自信があるのか?国際社会にこの事実が公表されれば、人権弾圧最低国家認定だ。


堕胎の権利で、大いに揺れているアメリカではあるが、こんなに無根拠の差別・妄想に近いでたらめな認識を政権与党議員・いや与野党議員、政治に関わる人間が、(一般人でも職を失いかねない)がこういう思考を表明するなど考えられない。


『同性愛は後天的な精神の障害、または依存症』などと考えて、それをどう矯正していくかなどを法制化したり、社会の空気を動かしたりすれば、まさにナチスの時代の”同性愛者は性的に「ドイツの基準」に従うように強制”したのと同じことが起こりかねない。
本当に恐ろしいのは、”治療可能”という姿勢だ。「LGBTはさまざまな面で葛藤を持っていることが多く、それが悩みとなり自殺につながることが考えられる」などと盗人猛々しい、こういう人間が、LGBTのさまざまな面で葛藤の根幹であることを自覚できない大馬鹿者集団だ。


この冊子では〈同性愛者を擁護する教育をすれば同性愛者は増える〉〈同性愛の原因について、家庭環境、特に親子関係に問題がある〉〈性的少数者の性的ライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題となるから>


まるっと全体主義。自民党政治家は、横暴で無知で保守的な家長そのものだ。本当に嫌になる男con主義、いきり勃ち強さばかりを肯定し、反省や謝罪は恥と感じる漢様の理想の社会
を目指しているんだろう。


個人の自由を、甘やかし、と言ってはばからない。杉田議員の「LGBT支援の度が過ぎる」「そもそも国民に主権があることがおかしい」
西田議員の「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう」
「国民の生活が大事なんて政治は間違っています」

などと頭のおかしい発言をした議員がまだ議員でいる・閣僚を務めている自民党。


話はそれるが、今市民権習得の勉強をしている。その中で学ぶことは、国民の権利と義務、
国への忠誠・愛国なのだが、それが日本のいう愛国とは全く違う。
アメリカ国民がと呼んでいるのは”アメリカの民主主義が現実化している国家”のことで、大統領の演説は、その国家を造りあげるために国民に呼びかけている。国家に奉仕しろなどとはいっていない。人権を守るものとしてアメリカがある、そういう認識だから、胸に手を当てて、。


自民党議員たちは、戦後民主主義教育を全く忘れ、返って、それをアメリカに負けた象徴として憎み、憲法9条を敵視する。どうしてこういうバカばかりが集まって政党を作っている
彼らのご意見は時代に逆行させ、今まで苦しい阻害・迫害受けながら、少しずつ、世の中に存在を認めさせてきた、そのために努力してきてた人々を全く無視する。



この特集はとても興味深かかった。
1920年代、同性愛は精神疾患・伝染病と論じられた時代もあったことに驚く。

「セックスは一度もしたことないよ」93歳のゲイがたどった「同性愛者の半生」“いま、すべてを話す”「変態性慾論」「薔薇族」「エイズの時代」(MBSドキュメンタリー「映像‘22」6月26日放送)


これからもっと、個人の自由が尊重させる社会に向かおうとしている、向かわなくてはいけない時に、ウクライナの戦争に興奮して、すわ戦争だ!!お国の大事、役にたつか立たないか、外れた人間は生産性がない。強制するか存在を消すか、お国のためだ、などということを言い出す声のでかいバカどもに縮こまってはいけない。
勘違いしたアルファメールのたわごとを、これ以上聞きたくない。
差別もハラスメントも虐めも性暴力も、諸悪の根源は彼らのような人間の思い上がりによる。選挙で、彼らに無敵じゃないと分からせなくてはならない。



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