密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

屈託のない笑顔の美しさ、尊さ。(修正しました)

ロシアが侵攻の正当性に上げている、ウクライナのロシア語話者迫害とその救済について、
調べていて、現地の人話している動画をいくつか見た。その中で、ある若い女性の動画が気になった。ウクライナ、キーフ在住で名古屋にインターンシップで来ていたことがあり、日本語を忘れたくないので、一年ほど前?から日本語での配信を始めたそうだ。日本が大好きで、お笑いが大好き。日本のポップソングやカルチャーも紹介して、屈託なくよく笑う、希望に溢れたチャーミングなごく普通の発信力のある若い女性。


一年前くらいから発信、日本の楽しいこと好きなことを紹介する、楽しい動画。
その中の一つ、なんとカトちゃんケンちゃんの牛乳コント。みている彼女が本当に可愛い。
そんな彼女が、この数カ月で、漠然とした不安から、命の危険、故郷を追われることになる。そしてその間彼女は配信を続けたし、今も続けている。



【海外の反応】外国人が爆笑コント 加藤茶・志村けん・けんちゃんの健康牛乳をみてリアクションする


1月末、ロシア軍が国境に集結、憶測が乱れ飛んでいる頃の配信。彼女は政治的配信はしたくなかったようだがと言いつつ、今のキーフの現実について伝えることに決めたようだ。
棚にあるぬいぐるみ、本棚には日本のコミック本。明るい彼女が、不安に怯えている。
しかし、彼女は、それを人々に伝えようと決めたようだ。

【ウクライナ情勢について】ウクライナ在住ウクライナ人が素直に言う。
ウクライナ情勢について配信を決めた第二弾。様々な都市の人々の意見、大変貴重な記録だと思う。ビデオの最後で彼女が自分の街キーフの街並を移している。大好きな街、今は見る影もない。

【ウクライナ情勢】ロシア侵攻の懸念に関して国境地帯に住んでいるウクライナ人の意見
3週間動画配信どころではなかった彼女は、配信を再開。逃げ惑う品ん生活の実情を生の声で伝える。一家は、避難を決め、移動地のアパートを予約したが渋滞でかつガソリンが十分なく目的地に行かれず、マイナス6度の気温の中、車中泊。その後、難民簡易宿泊施設を見つけ、予約していたアパートは5倍に値上がり、諦めて、今の場所にいることに。
避難者個々の帝権が非常に過酷だとイメージできる。

【ウクライナ情勢】侵攻から3週間…ウクライナ在住ウクライナ人の様子について


TVでコメンテターとか識者が、中東を持ち出し、ウクライナに同情的なのは、白人だからだと言った。彼らが持ち出すのは決まって中東でのアメリカ軍の非道。ジェノサイドを訴えるゼレンスキーに、そんなにいうほど、大した数ではない(広島。東京大空襲・中東戦争など)のに、などとコメントしたのを聞いたとき(デモクラシータイムスの升味さん、この人どうかしてしまってるんじゃないかと驚いた。普段はリベラルな法律家なのだ)


欧米の人々が、ウクライナに同情的なのは、自分たちと近い生活水準、生きている場所が、あっという間に破壊され人々が眩惑い殺される様を我がことをイマージして見るからだと思う。現代的な集合住宅あるいは庭のある瀟洒な家に住み、可愛い服を着た子供たちに良い教育受けさせていた、食べ物で溢れたスーパマーケット、飾られたショーウインドウ、レストラン、地下鉄、人々が賑やかに行き交う光景は、そのまま私たちの生活範囲の中にある。
砂漠の環境、10数年も紛争が続き、ヒジャブやブルカ カンドゥーラなど、服装の決まりも多い見た目だけでもかなり違う文化圏であれば、どこか遠い国という気持ちも持ってしまうのは仕方ないと思う。それでも誤爆で亡くなった幼い子に涙したアメリカ人は少なくない。


生活環境が近いためにより身近に感じるのは当然、肌の色ではない、無理やり白人優位主義で語る必要はないのに、そういうコメントが多いのが気になる。


このアリナさんは、日本語も当世の若者言葉で、まるで、あなたの友人のようだし、姉妹のようだし、娘のようだし、孫のようだし、あなた自身のようだ。屈託のない笑顔のまま人生を歩いて行って欲しかったが、彼女はこの試練に向き合会わざるを得ない。
私たちにできることは、私たちが彼女のような屈託のない笑顔(まあ日本の若者は、別の状況で屈託ない笑いを忘れていることが多いけれど)を潰さないようにすることだ。下手な愛国賛美の興奮で、憲法改悪、敵基地攻撃能力(どんな名前にするんだか?)原発再稼働に突き進み、戦争を自ら呼び込むような真似だけはしないことだ。


今、当事者のウクライナ人で日本語の堪能な人がよくメディアに出て、状況説明をしている。よく見る人は、バグダンさん。彼は政府に近い人? ゼレンスキー大統領の周りには、コンピューターネイティブ世代の優秀な人たちが、要職を担っているように見える。
バグダンさんは、日本世論を味方につける役割を果たしているのだろうか。一度だけバグダンさんがちょっとおかしくなってる?と感じたのは、ロシア人はこうだ!!と、ロシア人という属性で非難し始めた時と、国連は機能しない、役に立たない、ウクライナに新しい国連を作って、と言い出した時だ。もっとも彼も2ヶ月以上命の危険に晒され続ける場所に身を置き、眠れない日も多々あるとのこと、このくらいの感情のアップダウンは仕方ないかもしれない。こうした、厳しい状況にありながら、彼は概ね冷静でユーモアを忘れないように努力しているように見える。


そのバグダンさんと対談し、彼以上に物語を悲劇的に盛り上げて語り、根拠のない憶測を公共の電波に乗せた古館一郎氏には驚いた。別の配信でも、世界の陰謀論に片足を突っ込んだような憶測と物語をご自慢の弁舌で立て板に水と述べたて、あくまで実証はないのですが、と言いつつ述べ立てるのだから始末に悪い。ウクライナ市民の悲劇に興奮し、感情的に暴走しているかのようだ。これにはバグダンさんも困っただろう。聡明な彼は、過剰な同情心からくる実証のされない憶測に巻き込まれることはしたくないだろう。それでも日本で知名度のある元キャスターとの対談は、断るわけもない。


人道を盾に、共感を求め、罪悪感を煽り、正義のあり方を突きつけ、何より国民の命を守りたいギリギリで踏ん張るゼレンスキーは、それでも程よく協力と理解への感謝を忘れない、一流の交渉術。国際世論をしっかり味方につけ、戦争犯罪の証拠も、現代の技術、多国の協力ででしっかり抑えている。この状況下で本当に優秀で有能なリーダーだ。気持ちも強い。
どこかのへなちょこリーダーのようにお腹痛いと投げ出さない。
プーチンとも全く別のリーダだ。
ロシアのプロパガンダは世界規模のフェイクニュースの流布は長い歴史があり、それに操られないことが難しい。すっとどこかに入り込み、自己増殖し自己変異する。正直日本が一番感染しているように見える。ゼレンスキー流交渉術の正攻法に比べ、まるで繁殖する細菌のように広がり元がどこかわからなくなる。厄介なフェイクニュースでありプロパガンダだ。


どうも日本は、欧米のメディアが真実を隠しているかも、実は支配されてるかも、という考えが根底にあり、何かあると顔を出す。そういう日本社会は、ロシアの流すデマに感染しやすい。ワタクシはアメリカのメディアを日本のメディアよりかなり信頼している。
ジャーナリズムの歴史と誇りを持つメディアは自社での検証がなされないことは、必ずそれを明記する市検証を続ける。勿論、政治家のいいなりに垂れ流さない。お食事などもしない。捏造・偏向記事も(フォックス以右のメディアは別)日本のコメンテーターのようにたやすく流さない。職業倫理に厳しく、矜持と誇りを保ち、自己検証システムを持つメディアを、”西側”発信と疑い、独裁国家の新聞を情報源にドヤ顔で反論(反論に反論するのは、同レベルの素人 NYTなどからは反論はこない)欧米の情報は、ジャパンハンドラーとか軍産複合体とかに操られた、アメリカの有力政治家の圧力でバイアスがかかっているなどと本気で信じている。そうすると、スプートニックとか、パリスニュースとか、すごいローカルなフロリダのマイナータブロイド新聞の記事とかを信じるって、おかしすぎる。自分の国の水準で相手を図ることしかできていない。


古舘さんはきっと、ある力でキャスターを下ろされりしたから、権力の”見てはいけない裏側を見てしまった”ために、何かに”見えない力”取り憑かれているんでしょう。
CIAに後をつけられた妄想とかありそうな、そういう興奮レベルだった。
日本は情報がありすぎるから狂う。自分のセンスを信用できなくなる。勿論自分は無知で世界には想像をぜつすることがあるものだ。特に自然界は、驚きに満ちている。それでも動物は毒のはいつているもの、許容できない腐敗は食べない。人間は、説得されて食べたしまうことがある。”正法に不思議なし”が大概正しい。セントメリアーミッド村の名探偵は小さな村には全てがあり、真実を見通せる。筋の通らないことを、自分の無知・未経験のせいにして、無理に(納得していなくても)信じようとしてしまうのは、詐欺師Welcom Open The Doorだ。世の中が混乱しているときは特に。大概、なんかおかしいなぁと思ったら、おかしなことが隠れている。

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