自分が言われて困ることを先回り、橋下さんの「ウクライナに行って戦え」
菅直人さんのヒットラー発言に、国際法云々を言い出した無知な維新議員(知事?市長?創設者?)がいたようだが、とにかく、彼らは自分の痛いところを探られる前に、それを攻撃に転じ、ごまかしてしまう。
「言いたいことを言いたいならウクライナに行け」と言っておきながら、「俺は行く勇気がない」と開き直る……。このツイートに対し、せやろがいおじさんは〈ウクライナ行って戦え!俺は行かんけど→身を切る改革!俺らは切らんけど この矛盾をドヤッ!と発信できるか否か。それが維新かそうでないかのリトマス試験紙〉とツイートしたが、まさにこれぞ“維新しぐさ”というべきものだ。(リテラより)
特に、彼らの親分橋下徹さんは、米軍に性風俗の利用を勧めたり、ヒットラーになぞらえることが、ご法度と言ったり、だいぶ、国際社会を勘違いしておられるようだ。
その橋下さんが、またご高説を開陳。ウクライナの市民に共感と応援をと集まるデモの市民に、こんなお説教。〈私はウクライナとともにある!ウクライナは徹底抗戦せよ!と言っていた者はウクライナに行って戦え。〉
〈日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう。〉
ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員って誰?仲良しの自民党議員?ウクライナとともにあるという言い方から、共産党とか、立民とかか?だからこういう言い方なになったのか。
日本は自衛して戦え、憲法9条は役立たず、日米安保は役立たず、自分の国は自分たちで守れ!!と勢い込んでいる、タカ派気取りの改憲馬鹿議員の皆さんにこそ、”それが(武力)本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙”としてウクライナに行って戦え、と言う方が指示が通る。橋下さんも改憲して武力が日本を守る派だよね。だから、彼はそれを自分に言われたら困るんで、先回りして、戦争反対を叫ぶ人たちに、反対するなら戦争に参加しろと、意味不明のことを言っている。そして、ちゃっかり、「俺はウクライナに行く勇気はない。」だって(LOL)。銃も扱えない人間が”ウクライナに行く勇気云々言い出すことが笑止千万。無謀と勇気を混同するな。一部の日本の人は、簡単に命をかけろとか言うけれど、命は一つしかない。怪我をしても呼吸では直せないし。
デモに行くことだって勇気はいる。電車に乗って現地まで行くのだって、エネルギーがいる。そして、日本で故国を憂いてデモをしているウクライナからの人たちに、共感と応援する気持ちを伝えるだけでも、高みで冷笑する人より何倍も力を生む出す助けになる。
ワタクシもDさんもデモに行くタイプではない。一度St Ptersburgの反トランプデモ・ウーマンマーチに(2万人!!)参加しただけだ。こう言うデモは、お祭り気分で盛り上がる。反戦デモは、もっと深刻で怒りに満ちている。
人それぞれ、想いを表現すればいい。デモに行かなくてもずっとニュースで心配してみている人たちはたくさんいる。
昨日、美術館の生け花とアートコラボのミーティングに行った。メンバーの一人が、「私は、今日は青と黄色を身につけてきたの」と言った。みんな気が気じゃない。橋下的には”クソの役にも立たないかもしれないが” アメリカではこういう個々人のサインはとても大切だ。ワタクシは、作品という形にするだろうと思う。まず、生け花で、そして、ペインティング・ドローイングで示そう。
日本でデモをしている、故国の家族友人を思う人々は、もし日本人が無関心だったら、すごく悲しいだろうし、心細いだろう。海外にて、非常事態が起これば、帰りたくても帰れないのだ。311の時、多くの在米日本人が、自分の体の芯が抜けたように感じ、夜も眠れなくなったと行っている。領事館はカウンセリングを紹介したりもしていた。”クソの役にも立たなかった”ろうが、ワタクシたちも、アートチャリティーをいくつも参加した。日本人だけでなく、多くのアメリカ人アーチストが参加し、またたくさんの友人がメールや電話をくれた。それが、知っていてくれるんだと、気にしてくれているんだ、気持ちを強くしたことを覚えている。
日本の市民が一人でも多くウクライナと共に、と声を上げてくれるだけで、支えられる心があること思うべきだ。橋下さんのような人にとっては、”クソの役にも立たない”と切り捨てられるのだろう。
それとこの人、弁護士で、国内弁護士がから、しょうがないかもしれないが、「NATOが出てこないのは卑怯」(アメリカは無責任という人もいる)でも、NATOがプーチンと協議して戦争をやめさせる、なんていうのは、筋違いも甚だしい。ウクライナは、NATOに加盟していない。NATOだって、自分たちの同盟の崩壊や混乱を招きたくないので、新規加入に際し、時間もかけ、紛争を抱える国は加入を認めない。アメリカもウクライナと同盟関係を結んでいない。この状況を、アメリカとNATOが、プーチンを不安に追い詰めた、という意見も聞くが、それはプーチンの過剰な脳内強迫観念が、コントロールを失っただけだ。
それでも、ヨーロッパは、ウクライナに協力し、ロシアを撤退させるために、スイスやドイツも自国のルールを転換させた。エネルギー供給を申し出る国もある。アメリカとしては世界が一体となる経済制裁によって、無謀な武力による侵略を食い止めるという、新しい戦い方を、成功させようと望んでいる。
一部の日本の人たちは、拳を振り上げる独裁者が好きだ。トランプしかり、プーチン然り、安倍晋三然り、そして橋下徹(独裁者というには無力だが)
愚かな庶民が同じ方向を向いている、それがアメリカのプロパガンダ”かもしれないのに恐怖症”で、プーチンの立場も理解しないと〜思いすぎて、返っておかしな方向に行ってしまう人が、リベラルな人の中にもこの頃見かける。
アメリカは日本人を騙そうなんて思っていない。日本政府はアメリカを持ち出して国民を騙しているけれど。
ご意見番のリアリストに、愚かな思い込みをご心配いただかなくても、大丈夫。
Simple is Best 単純でいい、 父親を心配して泣く子供達がかわいそう、家や家族を失っているウクライナの人たちがかわいそう、プーチンやり過ぎ、多くの普通の人たちがそう思うことは当然で、それでも誰もロシア人を殺せ!!などと言っていない。それはロシアでの ”クソの役にも立たない” 大規模反戦デモが報じられているからだ。
普通の人たちの感覚は何の心配もない。
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