Netflix版『新聞記者』をもう一度見てみた。

2022/02/03 00:00

以前、
Netflix版『新聞記者』が評判らしい。ドラマが伝える世相 - 密接な関係にある他国から
という記事を書いた。そしてもう一度見てみた。

今回は、やはり赤木さんを自殺に追い詰めた、森友問題における公文書改ざん、そこでの、
現場官僚の苦悩、公文書改竄ということに、犯罪の大きさにスポットを当て、また、現在奨学金返済や就職難で、何の見通しも持てない若者の姿も加味して描いたのだと理解した。

実際に起きていることであり、その帰結に明るい希望、納得の息結論を持ってくることはできない部分が難しいな、と思った。

安倍晋三の引き起こした犯罪は多くの人の人生を狂わせたことは、もう周知の事実だ。
それなのにそれを追求する側は、批判ばかりと批判され、選挙で共闘して政権を覆すという動きも、連合によって潰され、主権者である国民は、印象操作に右往左往させられている。

歴史の上で最も阿呆らしい状況に多くの人が巻き込まれ、国の根幹を自己都合でメチャメチャにされた時期を、本当にひどい時代だったと振り返る時が来るのだろうか？

その為には、こんな不条理を絶対忘れず、許さないこと。その思いを喚起させるこうした映画・ドラマは必要だろう。そして、幾つドラマができるだろう。
今回語られなかった、伊藤さんの事件。

桜を見る会のめちゃくちゃな言い訳とそれに追随したホテル・秘書・事務所。広告塔として老後の資金をだまし取る手助けもした。そうした怪しげな人間たちを税金で接待し、皇族
外交官、文化功労者、芸能人、そして政治家を結びつける機会を与えてしまっていた狂乱の宴会にしてしまった安倍政権も、ドラマとしてとても面白いストーリーになるだろう。

加計学園の小狡い選択　助成金の疑惑。出している私怨に見合わないクォリティー。行政がねじ曲げられた、その事実。

今安倍さん最大のネックとされている、広島選挙１.５億円、河井アンリさんの自殺未遂　その根底が安倍の個人的私怨に巻き込まれた自民党の金。

どんどんドラマ化していけばいい。映画とドラマ、圧力もあったのか？それでも多くの国民が高評価していけば、こうした形で風化させないという動きになるだろう。

とにかく、こんな酷いことをして、上級国民で人生全うという不条理がまかり通らない日本になってほしい（石原慎太郎さんのご冥福をお祈りいたします。本当にひどい狂った政治家だった）