密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

いい加減見下げ果てた山口敬之 証明できないのをいいことに、勝ち気分を吹聴

伊藤詩織さんの戦いは続く。東京高裁(中山孝雄裁判長)は25日、性暴力があったと認め、山口さんに慰謝料など約330万円の支払いを命じた。
ところが、伊藤さんが著書で、「デートレイプドラッグを盛られた」などとした表現に真実性は認められないとして、この表現を名誉毀損だとした山口の主張を認めた。


伊藤さんは著作で、デートレイプドラッグを盛られた可能性についt記述しているが、断定する証拠がないことも、自覚的に書いている。
自分の酒量を把握している人が、おかしいと感じる酩酊、何か異物の混入を疑って当然だろう。仕事の紹介を頼みに来た人物の前で、泥酔するほど飲むとは考えられない。しかし彼女は意識を失った。歩くことも困難なほど。何かがおかしかったと考えて当然だ。


NYではこうした薬・麻薬の入手は日本より困難ではない。しかしドラックに関しては直後の血液検査でも、検出されない種類もある。証明は永遠に困難だ。まあ山口氏がこうしたドラックを購入した記録があれば別だが。だから強気で、「伊藤さんは、すし屋に行って翌朝まで記憶がないと言う。自ら飲みすぎて悪酔いし、記憶をなくした酔っぱらいなのに、『デートレイプドラッグを盛られた』とされ、(山口さんが)怪しげな薬を盛る卑劣な人間にされた。人生1度もそんなことをしたことはない。薬を盛ったなら証拠を示してほしい」
などと言えるのだ。怪しげな薬を盛る卑劣な人間という証明はできないが、酩酊状態の女性に不同意の性行為を行う卑劣な人間だということは明白な事実だ。しかし、未だのこの卑劣な男は、伊藤さんが酔って自分を誘ったという物語を周りに信じさせている。司法は、彼の供述の一貫性のなさに信用を置けないと判断を下しているというのに。


証明不能なことは、山口氏の主張が正しいという証明も不能。名誉毀損を認めた司法の判断はちょっと首を傾げる。そして鬼の首を取ったように騒ぐというのも、卑劣で下劣だ。


”嘘をくり返し言い続ければ周りは信じる”という安倍晋三周辺の必勝法を信じている。
そして、相手の弱み(と彼らが思うこと)を大声で、拡散する。


本来なら、彼女の心身の傷に、平身低頭で謝らなければならないはずだ。その上で、薬を使っていないなら、使っていません信じてください、とお願すべき立場だ。


女性を酔わして性的関係を持つことを、平気でできる人間は、他でもやっているのではないか?アメリカのように、十分な時間を経て、”Me Too"と声をあげる人が出てくれいいのにと思う。


ともあれ伊藤さんの戦いは続く。唯一肯定的に見るなら、この試練が彼女を性暴力に
特化する優秀なジャーナリストへの道を決定づけたことだろう。


日本は本当に日常的に女性への侮蔑、差別、性暴力にあふれている。セックスしたいために女の子を酔い潰すなど、犯罪だともおもわず、やってのける男性がいる。
不同意性交は犯罪、冗談を装い体に触るのも犯罪、痴漢も犯罪、まずその自覚をしっかり認識するべきだ。そういう動きはだいぶ出てきている。


伊藤さんの問題は性暴力だけでなく、司法が人間関係を考慮して手ごごろを加え犯罪を潰したことだだ。裁判にもかけず、不起訴。検察の一存で物事が決まるこの問題は、いつか加担した人間たちの罪を問うことができればいいと願っている。


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