密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

子どもに、家庭内感染防止リーダー。子どもの利用だっ!!て、大人歪んでない?

昔はよく、子供に役割を与えていた。子供達もチョツト誇らしく、家族の中で存在感を求められて、などというのは昭和のほのぼの物語なんだろうか?


埼玉県庁が、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受け、子どもたちに家庭内の「感染防止リーダー」となるよう促す埼玉県の取り組みを提案したら、SNSで、
「子どもの利用だ」「なぜ子どもに押しつけるのか。修学旅行などさんざん我慢させられている」「戦時中と同じ」「責任感の強い子ほど疲弊する」「のびのび育つことが大切。撤回して」との批判や、子どもではなく「大人が見本になるべきだ」と指摘するコメントが相次いでいるのだという。


自粛疲れで自分を拗らせているのか、それとも、子供は被保護の対象のみと考える、言ってしまえば、コントロールするのは大人、という過剰な自負心を持っているのか? 
子供に押し付ける?過剰反応だ。「戦時中と同じ」は何をイメージしているのか?子供に家族を密告させるとか?北朝鮮の収容所で起こってるようなやつ?誰に密告?先生に?で先生は誰に密告?現在の市民と地方自治体との力関係にいささか無理がある。
県知事が菅義偉なら、少し心配かも。


子供は子供なりに、自分の存在意義を感じて生きている、模索もしている。でも普段、大人には認められないことが多い。子供だって意見はあるし、自分の方が知ってる!!と思っていることもある。PCに弱いおじいちゃんおばあちゃんは助けてあげている(誇り)とか。
ただ自分が教えたあげる、またリーダーだとしても他人へのリスペクトを持つように教えてゆけばいい。


責任だとか、押し付けるだとかというのは、職場や家庭で責任や義務に苦痛を感じている大人の発想じゃないだろうか。しかもお前は感染対策リーダーなんだから、もし誰かが手洗い・マスクを忘れたら、ご飯抜きだ!!とかこずかいなしだ!!というのなら別だが、子供達に対するロールプレイングゲーム、あるいは家族とのコミュニケーションの機会とは捉えられないものか。


大人たちの方が余裕がなく、故にオーバーリアクションになり、怒りや不満から、役所の言葉狩りに走っているとしか思えない。『責任感の強い子ほど疲弊する』というのは、疲弊するほど押し付けるように誘導する大人の責任だ。


大野元裕知事は3日の記者会見で「学校でしていることを家でもすることで、子どもたちが家庭で人の命を救う役割を担うことはとても良いことだ」と述べた。その通りだ。


大人が大人の分別をなくしていて、こういう変な反応が出る。大人がすべき第一のことは子供を一人の人間として、尊重することだし、第二にはきちんと穏やかに対話を重ねることだ。大人の側が間違っていたら、認めて謝る。子供が間違っていたら、彼らが納得するまで話し合う。そういう機会になるのではないか。


それと、メディアの書き方、『いいねが500くらい、非難が殺到』って、どのくらい?

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受け、子どもたちに家庭内の「感染防止リーダー」となるよう促す埼玉県の取り組みに対し、会員制交流サイト(SNS)を中心に「子どもの利用だ」と批判が集まっている。


「リーダー」は、子どもたちが日ごろ学校で行っている感染防止の取り組みを、夏休み中も家庭内で自発的に実践してもらい、家庭内感染を抑えるのが狙いという。3度目の緊急事態宣言の発令が決まった先月30日、県は対策の1つとしてツイッターに投稿した。


今月3日時点で約500件の「いいね」が付く一方、「なぜ子どもに押しつけるのか。修学旅行などさんざん我慢させられている」「戦時中と同じ」「責任感の強い子ほど疲弊する」「のびのび育つことが大切。撤回して」との批判や、子どもではなく「大人が見本になるべきだ」と指摘するコメントが相次いでいる。
 県には電話やメールでも「子どもに監視させるのか」などの意見が寄せられたという。
 大野元裕知事は3日の記者会見で「学校でしていることを家でもすることで、子どもたちが家庭で人の命を救う役割を担うことはとても良いことだ」と述べた。県担当者は「発信の仕方を検討したい」としている。

(飯田樹与)


いいね500に、非難1万なら殺到だけど、実際、行かれる市民のストレスのはけ口、行政も大変だ。大人の論争にする前に、子供達にまず聞いてみたら?やってみたいかどうか。
すごく嫌がっている子がいたら、フレキシビリティー、向き不向きの考慮をする必要もあるかもしれないが、いい提案も悪い提案も当事者不在でガミガミいうのは、大人気ない。


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