密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

コカコーラ忖度はネガキャンでしかない。

日本は本当におかしな国だ。コロナの第5波が来ようとしているのに、デルタ株は若年層感染重症化が懸念されるのに、子供達の感染動員を諦めていない。
しかも前に書いたが、テロ防止の観点で、水筒禁止。その上でなんともバカらしいスポンサー忖度を行おうとしている。

茨城県立カシマスタジアムで開かれる東京五輪のサッカー競技を地元鹿嶋市の小中学生らが観戦することを巡り、参加する市立小学校1校が、ペットボトルを持ち込む場合は「できるだけ(大会スポンサーの)コカ・コーラ社製の飲料をお願いします」と保護者に通知していたことが分かった。


◆他社の飲料はラベルがはして
 「スポンサーに忖度そんたくしている」との抗議が市に数十件寄せられ、市教育委員会は「メーカーを限定しない」とあらためて参加各校に通知した。ただ、ペットボトルのラベルは全てはがすよう求めており、スポンサーには配慮している。


市教委によると、市内の小中学校の教職員らによる現地視察が9日にあった際、大会組織委員会の担当者から、コカ・コーラ社以外の飲料はラベルをはがすことや「スポンサーに配慮した対応をお願いしたい」という発言があり、それを受けて学校側が15日に通知したとみられる。
 コカ・コーラ社は、最高位のスポンサーに当たる「ワールドワイドオリンピックパートナー」になっている。
 市教委事務局は、コカ・コーラ社を推奨したことはないとして「誤解を招くようなことがあり、学校側にはきちんと対応するように伝えた」と話した。 (松村真一郎、保坂千裕)


だいたい、子供達はなんらオリンピック主催者側から、命令される立場にない。学校がチケットを購入(させられて)いるのだ。だから何を持って行こうと自由のはずだ。手荷物も開けてチェックするなら、水筒も開けて匂いでも嗅げばいい。スポンサーが宣伝したいなら、無料で自社製品を配ればいい。 だいたい、最近の水筒なら、冷たいまま飲み物を持っていけるが、ペットボトルでは、すぐぬるくなる。こんな方法でコカコーラ製品を買いなさいというのは、コカコーラがいかに、せこい・けち臭い・高圧的な会社かということを、宣伝するようなものだ。聖火リレーの馬鹿騒ぎ大音響聖火リレーコース伴走・競技場近隣の、他社の自販機を隠す、に始まって、印象は最悪だ。

こんなに種類が! 無料提供してあげればいいじゃん。


そもそも、子供達観戦をいまだにやろうとしていること自体クレージーなのに、このバカらしい忖度。日本人のプライオリティーの狂いが如実に出ている。上様はスポンサー様で、彼らの機嫌をとるように動いて当然。下々はそのために働け、という指令系統が当然の日本だが、国際社会はそうではない。こういうイベントで一番上に来るのは、スポンサーが獲得しなければならないのは、一般観客であり視聴者の好感度だ。市の役人というのはそれを忘れている。ヒラメ根性がこびりついて、ピント外れの、スポンサー企業忖度・ネガキャンにまっしぐらだ。


ところで、CNNが、今日、日本のトップ(JOC武藤事務総長)は直前でも中止の可能性に言及、という記事が出ていた。感染拡大を受けて、中止の可能性も排除しないと言ったらしいが、この発言の受け取り方は、日本とアメリカではかなり違う。ワタクシは日本人なので、この発言は、日本独特の、言ってるだけ、事態引き伸ばし発言であると思う。


他にも、バブルは機能していないという記事や、米体操選手のKara Eakerの父が彼女がどこで感染したのか全くわからないとコメントしている記事。国内での管理は十分であった選手たちは日本で陽性となるケース続出に、機内感染の可能性が濃厚だし、今後の感染は日本国内で起こったという、非難を浴びかねない事態になるだろう。


そしてこのわかりきっていた、ずさんな計画と楽観論と五輪名目で大量の税金で儲ける人々のためのオリンピックが収拾がつかなくなる事態に向かっている。
カオスであり、まさに、アウト・オブ・コントロールである。


そのような事態になろうとも、誰も責任を取らないだろう。バッハは日本での感染拡大も、選手村のパンデミックも、オリンピックのせいではない、日本のせいだと言い切るだろう。菅総理もお得意の決定権はIOC/JOCにあるというだろう。で詰め腹を切らされる武藤氏と野田聖子氏。しかし自体は彼らが辞任したくらいでは収まらない。


始まる前からこの有様だ、始まってからも、ニッポンチャチャチャに全集中どころか、様々なトラブルが起こるだろうし、政府とJOCがメディアコントロールしても、きちんと報道倫理を守る他国のオリンピック委員会とメディアによって、都合の悪い情報がどんどんもたらされるだろう。


コカコーラも災難だ。


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