密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ウガンダとルワンダ 行方不明…過去にも大会後、アフリカ系選手に多発

前の記事で、初の陽性者を出したウガンダ(泉佐野市キャンプ)と選手資格剥奪を言い渡された、ルワンダ選手を混同して書いてしまったので、ふたたび確認で調べた。
ルワンダ選手出場資格剥奪。見せしめ? 人身御供? - 密接な関係にある他国から
混乱部分はココ
特に、ルワンダキャンプは泉佐野市、東京のように、クラブやバーやショッピングセンター、アミューズメント施設があるようには見えない。若い選手にとって、剥奪の危険を冒して、出歩くほどの、魅力には乏しいだろう(山あいの神社とか、自然の魅力はあるにせよ、東京のようについふらふら出てしまうということは考えにくい)。


泉佐野市はウガンダキャンプ地、ではルワンダはどこで?
出場資格が剥奪されたのはアフリカ東部・ルワンダの男子マラソン代表のムヒティラ選手です。ルワンダオリンピック委員会によりますと、ムヒティラ選手は先月29日、ルワンダのキャンプ地の宿舎から許可なく抜け出したということです。
これでは、ルワンダにおいて、選手キャンプ地から抜け出し、ルワンダ国内で選手資格剥奪、とも読めるし、ルワンダ選手団がキャンプ地にしている日本のどこかの宿舎から無断で外出したとも読める。


これについて委員会は「東京大会で定められている新型ウイルスの感染防止対策に違反した」と説明しています。一方、ムヒティラ選手は抜け出した理由について地元メディアに対し、「体調不良で薬をもらうためだった」と話しています。
ルワンダ国内のキャンプ地ということだろうか。してみると、ルワンダ国内でも東京大会感染防止策が適応される? これはさすがに、厳しすぎではないか?出国時に徹底検査を行えばいいのではないか?とにかくよくわからない。そこへ持ってきて、陽性判明でバタバタした、ウガンダ選手が失踪。残された仲間へのメモには、ウガンダに帰りたくない、持ち物は妻に送ってほしいと書かれていた。
生活が苦しい、政府の強権支配が続く国などでは、こうした国際大会は千載一遇のチャンスと捉える選手も出てくるようだ、

今回は大会競技前の行方不明という事件だが、過去の五輪でも、多くの場合競技を終えたあとに出場選手が行方不明になったケースがある。2012年のロンドン五輪では、カメルーンの7選手を皮切りに、コンゴ、エリトリア、ギニア、コートジボアールなど、アフリカ系の選手・関係者が行方不明になったとされている。
主に経済的な理由とされるが、国によっては宗教・言論の自由が制限されている環境からの脱出というケースもある。ロンドン五輪でも、独裁政権下のエリトリアのウェイナイ・ゲブレシラシエ選手が同国3選手とともに政治的亡命を求めた。エリトリアの選手については周辺国で行われるスポーツ大会でも行方不明になるケースも多く、近年では2019年にウガンダで行われたCECAFAカップ終了後に7選手が行方不明になっている。
ウガンダは、軍事クーデターから政権を手にしたヨウェリ・ムセベニ氏が36年間大統領として長期政権を築いているが、150万人ともいわれるアフリカ最大の難民受入国であることから、コロナ禍においてリスクが高まっているという。
また、ロイターによると、南アフリカ各地でズマ前大統領の収監への抗議活動に端を発した暴動が発生しており、日本政府も懸念を持って注視していると伝えている。アフリカ地域のスポーツ選手は厳しい状況に置かれている、あるいは置かれかねないケースが多いようだ。

<Sporting News>


五輪とは平常時でもこういうことが起こり得る機会である。そして最悪なのはこのような行動が、コロナ下ではより不安と危険を増幅させる。箱入り日本政府は、こういう想定をしていただろうか。子供の水筒テロよりよほど現実的問題だ。




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