密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

欧米の日本医療体制への美しき誤解

昨日日本の医療ドラマを見ていた。救急車で運ばれる女の子が、受け入れ病院がなくたらい回しにされるというところからドラマが始まる。


ここでDさんが、このスチュエーションは、チョットあり得ないだろうという。
いや、日本では社会問題になる程、起こってていて、今、コロナ下でも受け入れ病院が見つからない、自宅待機中に死亡、搬送中に死亡ということも起こっているんだよ、と説明。
アメリカではこういうことはないのか?と聞いたら、聞いたことがないそうだ。
もちろん、お金がなくて病院に行くことをせず、重症化したり死亡したりする人たちは、不幸なことにたくさんいる。ただ救急車でたらい回しというようなことは起こらないそうだ。


たとえ、仮設テントを増設しても運ばれた人は受け入れる。ただし、感染が拡大の山場では、人工呼吸器・エクモの数が足りず、毎日トリアージュを行わなくてはならないことが医療従事者の精神を痛めつけた。


この救急搬送が受け入れ拒否に会う事実や何時間も病院を探し回る事実は、先進国では考えられないことで、当然欧米諸国、いや他のアジア南米中東アフリカの諸国も、日本でそんなことが起こるとは想像だにしていないだろう。日本は感染者も、死亡者も欧米南米中東に比べて少ないので、オリンピックをしても大丈夫だろうと考えても不思議はない。


しかし、この病院受け入れの厳しさ、救急車がたらい回しの現状を知れば、いかに日本にきて発病することが危険であるかわかるだろうし、またワクチン接種を2回終えた人が、2129万6599人全人口比16.8%の日本に、新型の変異種を持ち込む危険性は、大変なものだとわかるだろう。


IOCバッハ会長も、イマイチ状況が飲み込めていないのだろう。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日夜、東京五輪の観客受け入れを決める5者会議の冒頭で、「緊急事態宣言はどういうことなのか。それが五輪・パラリンピックにどのようなインパクトをもたらすのか、お話をうかがいたい」と発言した。
バッハ氏は4月の記者会見で、東京に3度目の緊急事態宣言が出されることについて「東京五輪とは関係がない」と発言して世論の反発を招いていた。
 

5者会議には、丸川珠代五輪相、東京都の小池百合子知事、大会組織委員会の橋本聖子会長らが出席。バッハ氏の発言は公開された会議冒頭で飛び出した。5者協議などの結果、都内と埼玉、千葉、神奈川の3県で行われる競技は無観客とする一方、宮城、福島、静岡の競技は収容人数50%、あるいは1万人以内の小さい方で実施することが決まった。

どこの国も日本の医療体制が、経済効率重視で縮小統合を政府主導で進められた結果、病院に受け入れられず、自宅で亡くなる、救急車たらい回しで手遅れになるような状況があることを想像だにしていないだろう。



アンダーコントロールと大ボラを吹いた福島の汚染水の海洋放出を堂々と五輪開催前の決定し、近隣諸国から非難を受けても、屁の河童な国だ。



バッハさんもお約束のように広島に行く(しかも歓迎されない、来ないで欲しいと思っている)のなら、福島に行くべきではないか。なんといっても復興五輪なのだから。


そしてそこで、土地を埋め尽くす汚染土のコンフレバックと、汚染水のタンクを見ることだ。アンダーコントロールの本当の現状を知ることが必要だ。そして、無理やり綺麗に整えた土地の上で、野球・ソフトボールが行われ、聖火リレーのランナーが走る。
本当にどこまで安全なのか?土地の人たちも日本の国民をわからない、政府の都合で無理やる復興できましたとされ、五輪招致に利用され、人材資材を五輪に奪われた福島を見に行けばいい。放射能も見えない、コロナも見えない、だから、なかったことにして日常に戻しちゃえ、それで被害が出ても、因果関係が証明できないと知らん振りすればいい。
そんな政府、それが政府。

こうしたものが残る傍、復興五輪のための整備され、

福島県産材はいわき市、白河市、田村市、矢祭町から伐採、搬出したスギ、ヒノキ材113㎥が、選手村ビレッジプラザのC棟、A3棟、A5棟

みんな一所懸命なんだけど、、、、、、お国のため五輪のためじゃなくて、自分たちのための復興があるように思う。この木材を使った建築物が後々福島の住人のためになる?どうだろう。

ベンチも木材作り、

学徒動員
やはり、バッハ会長は福島に行くべきだ。


ジャーナリストはこの福島の現状、汚染水海洋放出を取材するだろう。しなきゃジャーナリストじゃない。 五輪反対の住民の声を聞き、医療従事者の悲鳴を聞き、生きるか死ぬかギリギリの緊急事態宣言化の飲食店の声を聞き、世界に発信して欲しい。


どうやら、無観客決定で、東京都の学徒動員もなくなりそうだ。そして、五輪は、上流階級独占のイベントとなる。ところが日本のスポンサーは招待しても辞退されるケースが相次いでいるという。一体開会式はどんな絵が公開されるのだろう。王侯貴族のために行われるセレモニー。未だ出席が定かでない韓国、アメリカ(バイデンさんだって、緊急事態宣言下に愛妻を送り出したくはないだろう。)


やめるなら今だ。菅さんの背中、目一杯煤けてる。かちかち山のたぬきのように、そして泥舟で沈む運命だ。別に菅さんがどうなろうと、どうでもいいが、そのせいで死ななくてもよかった人たちが命を落とす。生きるすべを失って自ら命を絶つ。そんな悲劇を最小限にする、それが、無謀と無策で突っ走ってきた菅政権ができる唯一の贖罪だ。


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