密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

BBC司会者ワクチン接種後の感染体験レポート

BBC番組の人気司会者が、ワクチン二度接種後に感染した際の体験を報告してる。
アンドリュー・マー氏はやはりG7で感染したと推察している。

日曜午前のBBC番組「アンドリュー・マー・ショー」の司会者として知られるBBCのアンドリュー・マー記者が、新型コロナウイルスワクチンの接種を2回受けた後、6月にデルタ変異株に感染し、発症した。BBCの元政治編集長として、番組で歴代の総理大臣をはじめ内外の有力政治家や著名人をインタビューしてきたマー記者が、珍しく自分自身の体験を記事にした。


確かなことは言えないが、振り返って逆算してみれば、自分が新型コロナウイルスのデルタ変異株に感染したのは、コーンウォールで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の最中だったはずだと、かなりはっきりそう思う。おそらく6月13日の日曜日のことだ。


あの日は長い1日だった。午前5時にはもうとっくに起きていて、屋外中継につきもののごたごたやストレスだらけだった。ゲスト主演者は「鉄の輪」(G7会場を取り囲む形でイギリス政府が敷いた厳重な警備体制)の外に出るのはごめんだと譲らなかったし、やがてロンドンに戻ろうとしても交通渋滞がひどくて、私がようやく家にたどり着いたころにはもう深夜零時を過ぎていた。


英コーンウォールの感染率、イングランド平均を初めて上回る G7開催後
デルタ株 なぜイギリスでこれほど急拡大したのか
月曜にはもう疲れ果てて気分は最悪だったが、それはそうだろうと思ったし、いつも通りに生活していた。


火曜になると、「夏風邪かな」と思い始めた。くしゃみが続き、のどがひりひりと痛み、軽い頭痛もした。けれども今は花粉症の季節まっただ中なので、深刻なことだとはまったく思わなかった。


私はすでにファイザー/ビオンテック製のワクチンを2回、受け終わっていたので。別に無謀な真似はしていなかったが、それでもかなりの無敵感はあった。


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次の日、水曜日になって、私は「ラテラルフロー」と呼ばれる迅速検査を2回受けた。どちらも結果は陰性で、私は日常生活を続けた。用事を片付け、買い物をして、ロンドン南東部バーモンジーのギャラリーで開いている個展に絵を届けた。


正直言って、ロンドンのBBC本社で一緒に働く同僚に、ワクチン未接種の若い人たちがいなかったなら、そのまま次の日曜の番組に臨んだかもしれない。


代わりにロンドン北部ニースデンにあるヒンズー教寺院に設けられたウイルス検査施設に出向き、PCR検査を受けることにした。


翌朝8時になって、陽性判定を受け取った。そして、国民保健サービス(NHS)「検査・追跡」チームから、最初に症状が出た日から10日間は自主隔離しなくてはならないと言われた。つまり私の場合、6月25日の夜までだ。


なので、そうした。ありがたいことにニック・ロビンソン(BBC前政治編集長で現番組司会者)がぎりぎりになって代理を務めてくれた。


最初の症状を感じてから2日後、本格的に具合が悪くなりはじめた。


高熱が出て、筋肉痛、全身の震え、ひどい頭痛と、インフルエンザのような症状が出た。


何のにおいもしなくなった。アフターシェーブローションも、コーヒーも。何もかも、まったく。


本を開いては読むのを諦めて、もう一寝入りしようとベッドに戻るのを繰り返した。


少し気分が良くなっても、次の日にはまた前より具合が悪くなった。


症状や後遺症が長期化する、いわゆる「長いCOVID」のことを心配しはじめた。


「1日に2時間45分しか動けない」 長期化するコロナ症状に悩む若者
いずれにしても、私にとってはすべてうまくいった。かなり素早く回復したし、どうやら完全に治ったようだ。


自主隔離期間が終わるころには、具合はすっかり良くなっていた。


第一に、インドで最初に特定されたこのデルタ変異株による初期症状は、軽い風邪に非常によく似ている。そして、感染力は非常に高い。なので、くれぐれもご注意を。


デルタ株の症状を解説 新型コロナウイルス
第二に、少しでもあやしいと思ったら、PCR検査を受けてください。


さらに、それで陽性の結果が出たら、お願いだから自主隔離してください。自分はもう2回ワクチンを受けているから、自分は無敵で超能力があるとか、そういう気分になっているかもしれないけれども。


そして、そうです。ワクチンは確かに効く。入院が必要になるような重症化はしっかり防いでくれるようだ。息苦しいことは一切なかったので。


だからといって、感染しないというわけではないのだ。


そして、「軽症あるいは中等症」というあっさりした表現とは裏腹に、その裏に隠れる実際の症状は、決して楽なものではない。


要するに、みなさん注意して、お大事にしてください。


(英語記事 Marr on catching Covid after being double vaccinated)


ワクチンを受ければ無敵、では無いということ。しかも重症化しないとはいえ(呼吸困難に陥らない)様子を聞くとかなり苦しい。



2回受けても、人々の集まる(少なくとも7カ国から様々な人が来ていた)場所では感染は起こるということだ。日本では、少し、反対派の人でも、危機感が減少しているように感じられる。一回は打ってるから、大丈夫、というものだが、一回では未だ、重症化のリスクがある、特にデルタ株は。


選手団は、ワクチン2回接種だから、バブル方式だから、水際チェック万全だから、安心安全と言っていて、すでに、ルワンダ2人、フランス、エジプト、スリランカ、ガーナの4カ国の選手ら4人が新型コロナウイルスに感染していたと明らかになった。これは接種を受けていない日本国民は本当に危険ということだ。ペルーで猛威を振るっているラムダ株も、日本で感染拡散可能性がある。


管政権が考えていることは、机上の空論どころか、まともなまともな論さへ出来上がっていない。本当に大甘で、これで収拾のつかない状態になったら、どう責任取るのか?



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