密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ワクチン神様祈祷政権とは裏腹に、こわいのは帰国後の選手たち

副反応の怖さによる混乱が日本ではニュースになっている。アメリカは、トランプ好きの陰謀論でワクチン拒否が多かったのに(今でも多い)


昨日副反応について書いた。ただ行き当たりばったりで接種数を増やすのではなく、きちんとケアをしてこその安心安全。


ところで、ワクチンについて、認識に幅があるという話。
一般的に、ワクチンとは
感染症にかかると体の中で抗体などが作られ、新たに外から侵入する病原体を攻撃するしくみができる。このしくみを「免疫」といいます。

免疫のしくみを利用したのが「ワクチン」。ワクチンを接種することにより、あらかじめウイルスや細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくくするのです。


まれに熱や発しんなどの副反応がみられますが、実際に感染症にかかるよりも症状が軽いことや、まわりの人にうつすことがない、という利点があります。
(コロナに関しては、人にうつすことがない、は???)
予防接種(ワクチン)を受けるとその病気に対する免疫(抵抗力)がつくられ、その人の感染症の発症あるいは重症化を予防することができます。
また、多くの人が予防接種を受けることで免疫を獲得していると、集団の中に感染患者が出ても流行を阻止することができる「集団免疫効果」が発揮されます。
さらに、ワクチンを接種することができない人を守ることにもつながります。


バイデン大統領が、国民の70%の接種を目標とするのは、70%を超えると、この集団免疫が働く効果が望めるからです(しかし、65%を過ぎて、南部の保守地域のワクチン拒否がそれを阻んでいます。景品賞金あの手この手でなんとかしようとしているのは、まるで駄々をこねる子どもに、ご褒美をチラつかせて注射を受けさせるご両親のようです。)


菅さんの認識って、どこかちぐはぐで、まるでワクチン神を拝んで安心安全と念仏を唱えているように見える。どれほど混乱しても拙速でも、アメリカと違って、間違った自由権り信仰とかトランプラブとか陰謀論とかが少ない日本の人々は、いずれワクチン接種を行うだろう。思想信条?より、副反応の心配不安の方が大きい日本の人たち。それは政府が何かあれば、自助、自己責任と放り出すからで、政府のケアに信頼が置ければ、かつ透明性のある情報開示を行われれば、集団免疫形成に十分な接種人数は確保できるだろう。
ただし、五輪がなければ。


目的は集団免疫獲得であり、五輪の体裁で接種者数をただ上げて、もちろん2回接種など遠く及ばず、その上、本人はワクチンを受けてきて、たとえ発症しても重症かはしない、海外の五輪関係者が、大量に入国し、ウイルスを撒き散らす?可能性はどれほどなのか?ワクチン接種で他者への感染はどれほど弱められるのか? 多少弱まったとしても0ではない。ワクチン接種済み者からも感染はする。 


ワクチンを受ければ、自分の安全はある程度守られるけれど、他の人に移さないという確証は発表されていない。だから、アメリカでも、ワクチンを打ち終わった人同士は、集まってマスクを外して談笑し、食事できるけれど、そうでない人がいる場合、不特定多数の公共の場、またレストランなど、サービスを提供する人、される人の間では、相手にうつさないようにマスクを今もしっかりしています。義務化が解除されてもです。


この認識がずれていると、いきなりワクチン接種が加速して、確かな知識もなく、1回目でとか、2回目でもその後1〜2週間の規定の定着期間を待たず、やったー!! 自粛よさらば、すべてがOK!!と弾けてしまう人が増えることはとても危険。そしてその弾けを助長するのがオリンピック。また、それはワクチンや副反応へのデマや過敏反応でワクチン拒否するのと同じくらい、愚かで危険でもある。


アメリカ側から、選手村のゲート・塀などを二倍くらい高くしてくれるよう要請があったと(どこだったか。。?)小耳に挟んだ。然もありなんだ。自国の選手は、十分な検査とワクチン接種を済ませていて、クリーンな状態で、ワクチン接種率の低い、しかもアルファ株蔓延、デルタ株の広がりを見せている日本で、日本人と接触して、ウイルスを持ち帰る、しかもワクチン接種ずみでは感染は見えにくく、検査すり抜けなどあれば、やっとの思いで下火にした感染が、インド・イギリスの後を追う形になりかねない。正直、政府としては、やめてほしいだろう。しかし日本と違って、よほどの事態がない限り、スポーツイベントのオリンピックに政府が口出しは、しないだろう。ただ、日本で深刻な感染爆発、特にデルタ株の蔓延が起これば、自国選手団に避難命令を出すのは政府の仕事だ。一抜けた〜ぁ、だ。
その可能性はある。国民の命と健康を守るのが米政府の仕事だからだ。


しかし日本は違う。本当にこの8年の日本政府の行動は、徐々にタガが外れ、自分たち以外の人間には、理解できないように、させないためのシステムに組み替えてきた。そして数の力の強行採決にも、何の筋の通った理由もなく議論もなく、結果だけを押し付けて、どんどん進めてゆく。この五輪がその象徴で結実だ。


もしコロナがなければ、国民は誘致汚職にも、利権にも、中抜きにもさほど興味を示さず、
日本チャチャチャと浮かれ、おもてなしと感動美談に酔いしれ、我に返って、自分たちがいかに追い詰められているかを知り、嘆きながら、選挙になれば、また騙され、社畜ならぬ国畜として、文句も言わず生きていっただろう。


しかし今、目の前で、もう見え透いた嘘よごまかし、己の欲を力づくで必死で押し通している人間たちの醜態を見て、それでもいいと思う人たちが本当にいるだろうか? 
それでいいのか日本人。



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