密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ウガンダチーム、どうやって日本へ?

19日、成田空港に到着した東アフリカ・ウガンダの選手団のうち1人が、空港での新型コロナウイルスの検査で「陽性」と確認された。


陽性の1人を除く8人は濃厚接触者には当たらないと判断され、バスで、事前合宿地の大阪・泉佐野市に向けて出発した。


報道では、選手(BBCによるとコーチだそうです)の感染が、英国型の変異株(アルファ株)であるのか、インド型(デルタ株)であるのか、どんな株であるかはっきり報告はない。


デルタ株は感染力がアルファ株に1.6倍強い。国内の例で、子供達が、サッカーか何かで、一つの車に同乗した際、一人陽性者がいて、ほんの20分くらいで全員感染したというニュースも耳にした。もちろん全員マスク着用していた。別の場合、マスク着用でも、すれ違った際感染したケースもある。


彼らはアストロゼネカ製ワクチンを2度接種済みでやってきた。
英国からの報告では、同社のワクチンを2回接種して2週間以上たつと、英国型の変異株(アルファ株)に対する発症予防の効果が66%、急速に拡大するインド型(デルタ株)に対しては60%あった。ファイザー社製では、この数字がそれぞれ93%、88%。


日本も含め、アストロゼネカ製ワクチンを発展途上国に回す動きが出ている。ウガンダは今感染拡大で、ロックダウン状態だという。
五輪にやってくる多くの感染拡大地域(まあ日本もそうだが)の多くの選手が、アストロゼネカ製ワクチン接種でやってくるのであれば、10人に4人は陽性であってもおかしくない。


そして、ウガンダチームはもちろん飛行機で来た。長旅だ、機内では時にマスクを外し、会話もしただろう。トイレも、通路を歩い使用しただろう。食事のサービスも受けただろう。同機で入国した他の乗客はどうしたのだろう。客室係は?それらの検査、追跡調査は?


この一件でさへ、穴だらけの、いい加減な対応に見える。


”濃厚接触者には当たらないと判断”は誰がどういう基準でくだしたのか?デルタ株に対して正しい認識はあるのか?菅さんお得意の「**には当たらない」で済ましていい問題ではない。正しく納得のいく形で、どの基準で判断が行われたのか、国民は知る権利がある。


この一件に限らず、日本政府は、中止〜無観客〜学徒動員〜5千人〜1万人〜2万人以上(スポンサー客が減らせないので開会式の枠を広げることを模索中)と推移、もうタガが外れている。


ワクチンにすがりつき、大丈夫だ、安心安全だと念仏を唱えても、COVID-19は忖度もしなければ、印象操作にも惑わされない。


それでも、大観衆の感動五輪の絵を世界に放映させ、無理やり成功の印象操作を世界規模で行えると思っている。クレージーだ。菅政権とJOCは(諸悪の根源は菅政権だと思うが)最悪感染爆発しても、国内なら情報操作でなかったことにして、国民をだまくらかせると思っている。そのお祭りモードで、選挙に大勝ちして、権力維持、不都合な真実の追求を引き続き闇から闇へ葬る政治を続けてゆけると本気で思っている。


ただ、開会まであとひと月、その後オリパラ期間終了まで約50日。地雷を踏み分け進む特攻五輪だ。


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