G7 :日本政府の、全く意味のない”賛同を得た”
多くの予想を裏切らず、G7を使って、オリンピック開かなきゃモードを全開に大宣伝の菅周辺。アメリカは、オリンピックのオの字もニュースになっていない。Covid19ワクチンの接種が停滞状態に入って、あの手この手を繰り出している。人種問題、気候温暖化、銃規制、
対中問題に絡む人権擁護問題、国内問題に加え、国際的、取り組む課題は目白押しだ。G7出席の各国首相も同様だろう、日本を除いては、、、。
日本はオリンピックと拉致問題を、他国の”権力者”訴え、お願いモードで 賛同の言質をとることに汲々としている。傍目で見ても、利己的でみっともない。招かれた韓国のムン大統領は、彼を大変気に入っているバイデン大統領の隣で微笑んでいるのに、菅首相は、どん尻で影に隠れている。それでも日本の報道は、ムン大統領から挨拶に来た、と宗主国気分あるだしの報道。壁の花の地味な隣国首相に、紳士的に声をかけてくれた、そうは思えないのか。
だいたい、海外に出て、自分に都合のいい物語を作って国内に報道させるやり方は、もう何度も何度も行われ、国民は何度も何度も騙され浮かれ支持率回復させてきた。
バイデン大統領が、オリンピック開催に支持表明?一体どんな言葉を言ったのか、きちんと原文の英語を提示して欲しい。Appreciate くらいなら、慣用句だ。結果はともかく努力を認める、というニュアンスだが、訳し様によっては、支持しているくらいに訳すのは嘘にはならない、その程度だ。
例えば、
Promise to participate in the Tokyo Olympics(オリンピックの参加を約束する)
Promises to dispatch our athlete team to the Tokyo Olympics(我が国の選手団の派遣を約束する)などと言いでもしない限り、儀礼的な労いだ。国際情勢は、コロナの蔓延阻止でそれどころではない。イスラエル・パレスチナで紛争が起こり、香港でもミャンマーでも、自由を叫ぶ人々が、政府に弾圧・拘束・殺害されている。民族浄化が収容所で行われている新彊、イスラム教徒への迫害も激化している。まっ只中の人々は(日本も変異株拡大不安の真っ只中だ)スポーツで元気付けられ希望を見るのは難しすぎる。ひどい状況でももうこれ以上の危険がなく、ホッとする心と、現状への絶望、未来への不安、そんな時ならオリンピックは本来の役割と力を発揮するだろう。でも、今じゃない。
だいたい一国の首相とはいえ、オリンピックは各組織委員会があって、独断でどうこう言えることではないだろう。菅さんからして、決定権は自分にないと言っているのに。
言えるのは、マクロンさんのように、自分は開会式に行きます。くらいだ。
マクロン大統領は、次の開催国だし、あだや否定的は発言はできないだろう。開会式が行われれば、参加しなくてはならない立場だ。
それ以外の国は、人ごと、といえば人ごと。国同士の関係上、国のトップが、感染拡大オリンピックはやめろ、安心安全の科学的根拠を示せ!!などとは言わないだろう。
みんな礼儀をわきまえている。
拉致問題も賛同を得た、とまるで菅さんの大手柄みたいに報道しているが、、G7で賛同しない国あるとでも?(そういえば、ファイザーがIOCにワクチン提供を申し出た件もちゃっかり自分が言い出したかのように乗っかっている。ただし後ろめたいのか、声が弱々しく小さい。ここで天性の嘘つき前首相との差が出る)賛同をえたとして、問題はそこから先。
どの国が具体的のどういう風に助けてくれるか、話がついたのか?拉致問題は人道上の問題で、本来あってはならないことだ。トランプに懇願し、G7で賛同を得て、で? そこから先は、、、。まず自分がなんとかしなければ、誰も助けてくれない。
加藤勝信官房長官は13日、自民党青年局が開いたリモート形式の演説会で、菅義偉首相が英国の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で北朝鮮による日本人拉致問題を提起したことに関し「理解と協力を求めて賛同を得た」と述べ、成果を強調した。拉致被害者の帰国実現に向け「あらゆるチャンスを逃すことなく取り組む」とも述べた。
横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さんが昨年6月に亡くなったことに触れ「めぐみさんと再会することもかなわず、お亡くなりになった滋さんの無念を思うと、本当に胸が締め付けられる思いだ」と指摘した。
「理解と協力を求めて賛同を得た」と述べ、成果を強調した。で、どんな成果があったのか?バイデンさんが金正恩と会うときに(いつになるのか?)そのことに触れてくれるとか?一番強力なのは文大統領との強い連携と具体的話し合いだが、大馬鹿自民党はつまらないことを言って、また”チャンス”を逃すだろう。この問題、当然どの国も、理解はするし、同情もするが、協力は具体性が必要で、それがあってこそ成果といえる。しかし、成果については、何も言わない、いえない。全部、ただ好感度を上げるため。”国民の安心安全を守る”と繰り返す、のと同じ、言葉だけ。
管政権にとって、G7の最大の目的は、超訳外交で、国民を諦めさせオリンピックを強行するための広報づくりだ。
G7の日本を除く、6人の首脳+招待された文大統領(その他招待国が2〜3あったそうだが)の、賛同と支持の文言を(外務省は、つけてければ訳をつけてもいいが)、国民の側できちんと検証できるよう正確な原文(多分各国の首相たるもの英語は話せるだろうし、英語で会議は行われている)を発表すべきだ。
安倍/菅政権とその官邸官僚と外務省は、一切信用ならない。
そして、枝野さんが言ったとうり、G7の首脳陣、IOCは、日本国民の命と健康に責任を持たなければならない立場ではない(人道的に少しは案じてくれたとしても、目の前でジェノサイドが起こっていても、すぐに救済行動に移せない、内政干渉はできない。(できるとすれば、自国選手たちと話し合って参加辞退をする〜これも国がトップダウンで決めることではない。日本と違うのだ、普通の民主主義国家は)
前代未聞のオリンピック転覆劇が行われるのか?前代未聞の無秩序感染オリンピックが強行されうるのか? 野党は、内閣不信任案提出が濃厚だ。その結果、解散総選挙をしてでも、今のこの危機を止めるべきだ。そして国民は国民主権を取り戻す最後のチャンスのこの選挙に投票という唯一の武器で、戦いを挑んで欲しい。これが最後の、命の危険を伴わないですむ戦いとなるかもしれないのだ(感染の危険を考えれば少し危険はあるけれど、投票所は、集団接種城に行くより、うんと楽で、安心安全だ。)
この政権がまた、オリンピック高揚で勝って自信を強めれば、コロナで命を落とさなくても、低賃金奴隷、追い立てられる政府の規範に当てはまらない人、弱者切り捨て、戦争を知らない馬鹿どもの現憲法軽視・蔑視で改憲、保守層のヒーロー自衛隊員が人を殺す環境に追いやられる。生きて帰れても、一生涯、悪夢に苛まれる人生を送らなくてはならないことも予想できる。
オリンピック中止は、国民主権の象徴だ。
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