密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

祝自民全敗+一万人接種会場についての懸念

衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙、参院広島選挙区の再選挙で、自民党候補が全敗した。北海道は候補擁立見送り、長野は、コロナで亡くなった羽田雄一郎議員の弔い合戦で、自民は勝利を諦めて?いたようだが、自民王国の広島は何としても!!という意気込みだった。官僚出身の候補を立て、全力で臨んだはずだった。


広島選挙区は河井案里氏(自民を離党)の公職選挙法違反事件による当選無効に伴うもので、夫の河井克行氏(衆議院議員・元法務大臣)の強引な”握らせ”選挙大規模な買収が発覚逮捕に至った。この事態にさすがの自民王国広島県民もうんざり+腹を立てていたに違いない。立憲民主党などが推薦し共産党も支援した諸派新人の宮口治子氏が事実上の与野党一騎打ちに勝利した。

汚い選挙・強引傲慢とは程遠い宮口治子氏、マスク越しでも、明るいこの笑顔がいい。
しっかり期待に応えてほしい。野党共闘にも弾みがついただろう。


立憲民主党の枝野代表は3度広島入りし、力強い演説をした。その長で、コロナ対策の不手際を指摘、コロナ収束の道は政権交代と訴えた。(共産党は一丸となって縁の下の力持ちであったのに、冷遇?表舞台から隠した?立民の対応の、不満を持つメディア人もいる。連合の共産党嫌い?こんな扱いでも、大局に立って党をまとめる共産党、報われてほしい。比例は共産党!!!)


さて、この結果を、いつものように、「ただすべき点はしっかりただす」と口だけの反省述べ、腹のなかは党内の政局でいっぱいの菅総理。


そんな、コロナ失策菅政権の次なる支持率回復策、が政府関係者の漏らしでニュースになった。それが政府主導の一万人規模の接種会場設営を計画、というものだ。



政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種を迅速化させるため、大規模な接種会場を5月にも、東京都と大阪府に開設する方針を固めた。1日1万人規模の接種を目指す。接種業務は各自治体が担っているが、一日も早い完了に向けて、国が支援に乗り出す。複数の政府関係者が26日、明らかにした。


接種会場について、東京では千代田区大手町の合同庁舎が候補になっている。大阪には複数箇所に設ける案が出ている。 接種を担う医療従事者の不足を補うため、自衛隊の医官や看護官を派遣。接種は原則、住民票のある市区町村で行うことになっているが、新設する国の会場では接種券があれば居住地を問わず受けられるようにする。


さて、接種会場は、ビジネス街会社に通勤している人たちが受けられるようにという配慮。
とすると、政府はもう、年齢制限別に接種を行うことはしないということか?
接種券があれば誰でも、である。 しかし、事前予約をしないということか? 来た順に並んで待つ? 大混乱に陥る可能性もある。アメリカでも大会場(スタジアム)などの接種の場合、3時間〜6時間待ちという事態も起こった。


大規模な接種会場を5月にも、東京都と大阪府に開設する方針を固めた。1日1万人規模の接種を目指す。
これものすごく、いろいろな受け取り方ができる。
大規模な接種会場を作る、そして各会場で、1日1万人規模の接種?
あるいは、規模な接種会場を作ることで、日本全体の接種1日1万人を目指す?だとしたら、接種完了まで、3年と10ヶ月くらいかかる(いや2度接種だとX2か、、、)。


もし一会場一日一万人というと、24時間ぶっ通しで、一人の医療従事者なら1分7人、8時間労働(昼休み無し)なら、1分20.5人。そして、これは問診や受付の時間は含まれない。


接種を受ける個人、しかも接種券だけを持ってくる場合、アレルギーや基礎疾患の確認が必要だ。この受付に一人5分接種場所に行って、医療従事者から注意事項受け、駐車してもらうのが1分、終了の証明書を受け取るまで1分として、合計だいたい7分かかるとすると
8時間労働で、1時間1250人、1分20.5人 しかし、実質は一人につきこの7倍の時間がかかるので、7人の医療従事者が対応して、休みなく1分20人にうち続けなくてはならない。 


1分20人は絶対無理になので、8時間接種で、7x20=140人の医療従事者が必要となる。計算になる。(ワタクシの計算なのであてにならないかもしれませんが、、、)


この計画を立てた人は、一日10000人接種可能の人員とその管理をどう考えているのだろうか?空間収容率、みたいなことで計算しているのだろうか?
しかも1時間平均1250人の人が一挙に集まって列を作る、クラスターになる可能性もある。10000人規模の接種場の設置、というとおおすごいぞ、やってる感半端ないが、それ以前にどう整理するのか?


それと、地方で管理している接種者リストに基づいた接種券、このチャックが、国と地方でグチャグチャになる?可能性はないのか?


予約状況を、どこかできちんと把握することが絶対必要だろう。デジタル省だのマイナンバーだのと言っておいて、接種券”郵送”かよ!!


前に書いたが、バスを利用した移動接種会場をもっと大規模に組織するほうがいいのではないか?<新型コロナ>ワクチン接種どう運用 会場、移動にバスやタクシー 事業者がサービス自治体は補助:東京新聞 TOKYO Web
外出自粛を謳いながら、大規模接種会場に出向かせ、長時間大勢の人の集まる空間で待たせることになるかねない。


バスであれば、例えば、今日は**介護ホームとか、今日は**区1〜6丁目住人、今日は**社社員に接種、人事部は各課ごとにスケジュールを組んで、欠席者もリストで提出して管理してもらうように指導する。国は、その環境を整える予算を出すべきだ。各自治体で、50台くらい(都市部は200台くらいか?)のバス接種隊を編成すれば、もれなく対応できるだろう。お年寄りもきつい思いをして接種会場で並ばなくても済むし、子育て中人も、近所に来てくれれば楽に受けられる。会社勤めの人も、社内で放送で、行く時間を支持してもらえれば、無駄なく混乱なく、接種を受けられる。献血カーのイメージだ。いやそれこそ、献血車も利用できる。


こんないいアイデアが一地方でしか使われないなんて勿体なさすぎる。


結局一番の問題は、政権中枢の人々が国民の生活を知らないことだ。いや興味がないということだし、そういう政治家に投票してしまう、あるいは、無視して投票権を放棄してしまう国民の自業自得ということになってしまう。


これ以上ひどい政治は(民主主義がとりあえず形骸的にでも機能し選挙が行われているうちは)ないのだから、新しい人たちに日本の舵取りを任せてみてはどうか、いや任せてみるべきだ。今、厚顔無恥の安倍トンズラ前総理がまたぞろこのコロナ禍を利用して、改憲だとしゃしゃり出ている。自分はコロナ危機からトンズラしたくせに、自分は森加計桜一切知らんぷりして済んだことに勝手にしたくせに、本当によく世間に顔を出せるものだ。憲法改正強行し、非常事態条項を許せば、今の大馬鹿政権が国会の追求も受けず、好き勝手に予算を使い、国民の権利を侵害し、都合の悪い人間を警察権力で拘束するような社会になる、こうなったら、体を張って抵抗しても、覆すのは至難の技になる。


そう、この日本の癌細胞は、きっちり切除しなくては、再発を繰り返し、日本という体を弱らせてゆく。それには、新政権の元、森加計桜再調査チームを立ち上げ、国民が、スッキリする結論を透明性を持って示すことも大切だ。


そして、立憲民主党、共産党を徒や疎かにして、また昔の仲間で連みますなんて許されないからな。政権交代したら、きちんと共産党から、入閣させてください。だって、日本で唯一論理的に筋を通し、感情的恣意的な発言をせず、万全の調査能力を持つ政党は日本共産党をおいて他にない。


それから、地に落ちた日本の評判を回復するのに、日本のジャック・バウアーと言われた枝野幸男氏のリーダーシップは、海外でも新たな日本を全力で牽引、というイメージになるだろう。


どのみちオリンピックが菅政権の爆弾になるんじゃないかと思っている。


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