密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

必死だね、『たたき上げの政治家で共通点がいっぱいある』一緒にすんな!!

著しく不発に終わった日米首脳会談。不発というのは、菅さんの望んでいた展開にはならなかったということだ。バイデンさんは、人権問題に動きが鈍い日本を香港ウルグイの対中国制裁に積極的になるように要請しただろうし、またこれも対中国の東アジア防衛ラインの再確認。ただし、オバマ政権時代、このラインの確立のため、ケリー国務長官と、防衛長官を日本に派遣、韓国にバイデンさんが赴いて、日本と韓国の仲介に入り、お互いにことを荒立てない〜靖国参拝とか、慰安婦、独島問題とか〜ように調整し、韓国側も合意日本も合意した、と思ったところで、安倍晋三の靖国参拝!!!これにはホワイトハウスもびっくり。韓国側の橋渡しをしたバイデンさんはかなり恥をかかされた、という記憶も新しい日本政府の黒子に対して、心を開くもんか。と言いたい。



【ワシントン共同】菅義偉首相は16日(日本時間17日)、ホワイトハウスで初会談したバイデン米大統領の印象について「たたき上げの政治家で共通点がいっぱいある。一挙に打ち解け、緊張感が全くなくできた」と強調した。会談後、同行記者団の質問に答えた。
 

両首脳は共に70代。首相は秋田県の農家に生まれ、バイデン氏の父親は車のセールスマンだった。首相は「私と似たような感じを受けていたが、バイデン氏もそう思っているようだ」と話した。
 

昼食にハンバーガーを出されたが、全く手を付けられないくらい会話に夢中になったとして「これからも付き合いを続けていける」と自信をのぞかせた。


自身が副大統領時代、こんな理屈の通じないあてにならない行動をした政権の黒子に、一挙にうち解けるほど、バイデンさんは阿呆じゃない、記憶だってバッチリだ、忘れようったって忘れられないだろう。菅さん、アメリカ人慣れしてないんじゃないの?どこのパーティーに行ってもホスト役の人は、オープンマインドで、もう一挙に打ち解けるようにして、気遣いを見せるが、それが、本当に心を許して友達になったとは言えない。そこの微妙な距離感というのがわからないで、ずかずか踏み込むと嫌がられる。ハグやキスでも、誰でもギュウギュウ、チュッチュしているわけではない。ハグキスに慣れていないアジア人への気遣いからか、目でハグOKみたいなサインを送る人もいる。あと男性からは行かない。女性からのハグキスは謹んで受け止める。ただし、ベースボールでホームランが入ったような時は別。
みんなで感極まっては、ノールール。


話を戻すと、確かにバイデンさんは苦労人だ。アイルランド系カトリックの中産階級の家庭、幼少期の吃音を詩の朗読で克服し、シラキューズ大学で法務博士号を取得、ロースクールを経て弁護士になり、29歳でデラウェア州の上院議員に当選した。だが、その年に、婦人と子供たちが交通事故にあい、夫人と愛嬢を失った。
1987年大統領予備選に立候補したが、脳動脈瘤が破裂、脳の手術を受け断念。回復中、肺塞栓症を患い、重篤な合併症に苦しんだ。同年5月には2度目の脳動脈瘤の手術を受け、しかし、入院から7ヶ月で上院に復帰した。2015年に長男のボー・バイデンを脳腫瘍で亡くし、失意から2016年アメリカ合衆国大統領選挙を見送った。


オバマさんと比べて、カリスマ性がない、ファーストチョイスではない人、安全パイというのが大方の大統領予備選での見方だったが、大統領職についてからは、一変した。経験値の高さ、行動力、決断の早さ、正直さ、人の痛みを知る人格、トランプな人たち以外は、アメリカは正しい大統領を得たと感じているだろう。


さて、では、苦労人同士で共通点が多い菅さんはどうだろう。
秋田県雄勝郡秋ノ宮村、教員一家で、イチゴ農家の長男(デラウエアーも寒い、寒い繋がり
クリア・大金持ちの家系でないところもクリア)


東京に出て、板橋区の段ボール製造工場勤務 法政大学法学部政治学科(法学部つながり?だいぶ違うが)卒業後、衆議院議員小此木彦三郎の秘書〜横浜市会議員〜衆議院議員〜内閣官房長官〜内閣総理大臣(繰り上がり当選?)


そんなに共通点は見出せないが、息子のトラブル、には共感?しかし、ハンター・バイデン氏は、薬物依存を克服し、またロシア・ウクライナビジネス疑惑では、2020年10月25日、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、ハンターのロシアやウクライナとの過去のビジネス上の関係について「刑事犯罪に当たる要素は全く見当たらない」との認識を示し、バイデンをこの問題で攻撃してきたトランプ大統領の主張に同調しなかった。こんなに信用できる証言はない。ともあれ、たとえ大統領の息子とは言え、いや息子だからこそ、後継盛大に、透明性を持って、調査され、結果を公にする。これがアメリカのルールだ。

大統領になったら、自分と個人的関係にある人への利益供与は遠ざけるものだ(トランプは別)この辺の共通点は全くない。


「たたき上げの政治家で共通点がいっぱいある。一挙に打ち解け、緊張感が全くなくできた」「私と似たような感じを受けていたが、バイデン氏もそう思っているようだ」


感じは感じだから、どう感じたかは個人自由だが、なんだか焦りを感じる。トランプペットでまとわりついていた安倍さんが羨ましい?彼らはお似合いの二人だったのだ。
安倍さんのオバマさんからの嫌われようも相当だったが、同政権の副大統領を務めたバイデンさんが黒子に好意的とは思えない。実務的に、やることはやる、なんだろう。


「昼食にハンバーガーを出されたが、全く手を付けられないくらい会話に夢中になった。」管さん英語堪能?通訳付き?だいたい日本語で口下手の人が食事も忘れて夢中で話し込む?
おしゃべりの人の方が英語上達が早いというくらい、コミュニケーション・エネルギーというのはある程度言語の差を超えることができるが、日本語でのコミニュニケーション能力が最悪の人間が英語だと、食事も忘れて話し込むか?バイデンさんも饒舌喋る人ではないし。
饒舌はボキャブラリーに関係ない。それこそまさにトランプがいい例だ。語彙の極端に少ないトランプは、しかし常に独演会だ。自分の利益になる人間や支持者には満面の笑みでフレンドリーに接するが、そういう人たちから平気でお金をだまし取るし、切り捨てる。
アメリカの人の中には、人の話を聞くということを全くしない人がいる(多い、まあ日本にもいるか、、、)一方的に喋る。そしてそういう人の表現は退屈でボキャブラリーに乏しい。


バイデンさんは寡黙な印象はあるが(個人的にはどうだか知らないが)結構きらちとひかる皮肉、背景を含んだユーモアを要所要所に使う。インテリジェンスである。なかなか、上質な話してであり、最良の聞き手でもある。 この点にも共通項はないな。


それと、ランチ、ハンバーガーか。これは本当に事務的なビジネスのランチミーティングスタイル。歓迎とか、そういう感じ一切なし。お互い忙しいのでさっさと済ませましょう的な。


外国首脳が来て、ランチにおにぎり、出さないよね。おにぎりは日本の文化だし、スーパー美味しいけど。 アメリカってこんなもの? ランチとは言え、流石に意外な感じがした。


アメリカでは、管さんはバイデンさんに招待されたのではなく、”Invited himself〜自分で自分を招待した”というのが認識。自分でプッシュして、訪米し、晩餐会まで要求し断られ、それなら、ハリス副大統領と、と模索したが”接触”に終わった(ハリスさんは、バイデンさんほど優しくない)せめてランチでも、でハンバーガーか。まあハンバーガーもピンキリでホワイトハウス厨房で作られるものは相当美味しいはず。なんなら、パンケーキをリクエストすればよかったのに〜それだと朝食になっちゃうけど。


ともあれ、日本の皆さん、管政権のそこの浅〜い訪米超訳印象操作、に引っかかって、支持率を上げるなどということは夢夢なさらないように、お願いしたい。


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