密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

報ステCM削除 「ジェンダー平等時代遅れ」

久米宏のニュースステションは、政権批判の急先鋒でニュースらしい見応えを持っていた。
キャスターのパーソナリティーに一般が着目し始めた草分け的ニュース番組だったのではないかと思っている。そのご、報道ステーションに変わり、古舘一郎がメインキャスターになった頃からはこちらに来ていたので見ていない。初めて知った時は、えっあの、プロレス実況の古舘さんが、硬派なニュースを!?と驚いたものだ。しかし、古舘さんは、政府からの圧力で降ろされるほど、いい仕事をしたらしい。


そして、政府が手を突っ込み続け、現場の洗浄を繰り返し、人を入れ替え、なんてこともない”ニュース?”番組になった報道ステーション(名前が不釣り合い、情報ステーションとか広報ステーションとかにすればいい)は、今回は、政府サイドのプロパガンダ広告+女性や若者を見下した(つもりがないところが致命的)広告をネットで流して炎上、削除にいたっという。



「女性蔑視だ」と指摘を受けたテレビ朝日の報道番組「報道ステーション」のウェブCMが24日、削除された。「ジェンダー平等をかかげるなんて時代遅れ」といったセリフがあり、「女性や若者を見下している」などの批判が噴出。どこが問題だったのか。英文学が専門で、女性の労働の表象に詳しい専修大学の河野真太郎教授に聞いた。(聞き手・デジタル編集部 三輪喜人)


意図がわかりにくいCM
 CMはユーチューブやツイッターで公開していた。ユーチューブ版では、帰宅した若い女性が「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって。どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」と笑う。
 さらに、「化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ。それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね?」と語った後、画面に「こいつ報ステみてるな」との文字が示される内容だった。
 河野さんは「上から目線で、女性や若者を馬鹿にしていることがにじみ出ている。よくある古い価値観による女性蔑視ではなく、意図や視点がわかりにくいCMだ」と指摘。SNSで批判があふれたのは、「直感的に気持ちが悪いと感じるからだろう」とみる。
 CMでは、「時代遅れ」という言葉が、子連れで職場復帰した先輩にふれた直後に続くことで、「ハッピーに働き、暮らしていてジェンダー平等はもう達成されている。掲げることがダサいというメッセージを発している」と分析する。
「普通」の女性を見下している
 しかし、男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数の2020年版で、日本は153か国中121位。男女格差が大きく、平等とは程遠いのが現状だ。
 さらに先輩の姿は、保育園に入れなかったことや、産後すぐにも働かなければならないといった雇用や労働の問題を遠ざけてしまっていると河野さんはみる。
 「物事をわかっていないような『普通』の若い女性が、実は一番世の中のことをよく分かっているという構図だが、『普通』はこのくらいだと見下している。ただ、制作者が差別をしようとCMをつくるわけがない。『普通』の女性に寄り添うとの意図で、新しいものを作ろうと思ったのかもしれないが、結果的には内容も演出もうまくなかった」と説明する。
 化粧水の登場にも注目し、「きれいな肌が良いというのは、典型的なルッキズム(外見至上主義)だ。女性は肌のケアに投資するものだとのメッセージになってしまった」と指摘する。
◆お題目はいいから、女性は働いて消費して
 「#MeToo」運動の高まりや、森喜朗元首相の女性蔑視発言などを受けて、これまで見過ごされてきた差別発言を看過しない雰囲気が出てきたといい、「一部の男性が面倒な社会になってきたという反応をするかもしれないが、その何倍も面倒くさいことを女性が受けてきたのだから、そこは理解すべきだ」という。
 近年、雇用環境は流動化し、非正規の派遣労働が増えた。新型コロナウイルスの流行で、追い詰められる女性は少なくない。


 「安倍政権下で女性活躍が推進されたが、女性の地位向上のためというよりは、女性を労働力として捉えていた。このCMも、ジェンダー平等とかお題目はいいから、女性は働いて消費してという内容。アベノミクスの女性活躍の延長線上にある」と話している。



どうもこのCMのセンスこそが、「時代遅れっていう感じ〜」である。



ワタクシなどは、”先輩が赤ちゃん連れて来た”を、お披露目に見せに来た、と受け取ってしまった。よく昭和の前半期の映画ドラマなどでは、職場に生まれた子のお披露目に来て、みんなにおめでとう〜!!かわいい〜と、取り囲まれ、社長さんが、まあこれ、、なんてお祝い金の封筒を渡したり、なんていうほのぼのシーンがよくあったように思う。
実際父の会社でも、勤めていた人が、生まれた赤ちゃんのお披露目に来たりすることもあった。


リテラでは、この状況を、産休明けから働くために、会社の保育室に預けるため、と受け取っていた。確かに、”連れてきた” のだからそうなんだろう。そしてそんな会社は稀であることを指摘している。ただ、幸いなことに、”赤ちゃんを見せに来た”昭和の頃より確実に現状は進んでいる。


女の子を馬鹿扱いするのは、日本男子の伝統的嗜好で、無知で無邪気な若い女性が大好き。ゆえに若い女性たちは、無邪気な喋り方をし、甲高い笑い声をあげるようにに心がけ、年齢を経た女性は、母親のような(実際の母はどうだか知らないがーまあ櫻井よしこさんのような笑顔と喋り方なら間違いない)優しい笑顔での合図地を心がける(時々叱ってあげる)。それが日本の男性社会における、わきまえた女。言われたことに疑問や意見を挟まず、素早くやってのけるのが、できる女。もちろん女性の管理職や経営者も増えているし、改善の途上にある。


昨今のこういう騒動・炎上は日本がきちんと男女平等を認識していく過程の通過儀礼かもしれない。このCMが炎上したということも、日本の社会が、目覚めている証拠だ。


日本の上層部と呼ばれている人々が、ことごとく安倍政権下で劣化し、その結果、政策でも、発言でも、広報でも、常識ないの? 国際水準では全く通用しない、恥ずかしいよ、とそれこそ彼らがバカでいてほしい若い女性たちにも見透かされてしまう、そういうようなものばかりが、ダダ漏れになっている。


〈不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め〉っていう謝罪?を掲示したようだがこういうところも、自民党政権閣僚・官僚たちの言葉使いまで浸透しているのが、呆れる。このニュース番組が終わっているという現われだろう。


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