密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

どうやってアメリカの要請をことわるのか?安倍首相気分で政治をやっている足下の弱さ露呈ー志位委員長論戦

民主党若手連による鋭いナイフのような質問を,訳の分からない自信満々の答弁で煙にまき、意地の悪いあてこすり、逆切れ、捨て台詞と、一国の首相とは思えない,いや,成人した人間とは思えない最悪の態度を晒す,安倍首相。



本人は、それで勝った気でいて、勢いづいているから始末に悪い。しかし,やはり貫禄、志位委員長は、まるでチェスの試合のように、しかも、ルールの分らない相手に、見事にチャックメイトをきめた。


衆院予算委 志位委員長の質問


前半は甘利大臣+安倍総理、任命調査責任の追求 南スーダンPKOの実情に基づく自衛隊派遣(別記事)そして、対テロ有志連合への自衛隊参加協力の問題。


今回の志位氏の追求で、安倍首相と云う人は、抽象的思考とか、論理的思考など,全く持ち合わせていないこと、事象を抽象化する事や,論理的に組み立てる事,そういう思考がある程度人間社会のベースにあると云う事も理解できていないのだろうと思った。結局,安倍氏は”私”が言うんだから、その通りであって,なぜ理由を言わなければならないのか?と思っている。全てがその思考で行われている。協調したり,説明や理解を求めたり、そういう事が,面倒くさいし、人に説明できるほど、考えてもいない。自分は間違いを犯さないと云う無根拠の恐ろしい大前提が彼にはある。


志位氏は、まずテロに発生の要因は,アメリカによるイラク・アフカニスタン侵攻、対テロ戦争はテロの猛威を世界中に拡散させた、と定義し、イラク戦争が今のテロを生み出した事は真実が含まれているとしたイギリスのブレア首相の言葉を引き、また、オバマ大統領の言葉『我々はイラク侵攻の決定の結果と共に生きている、何万と云う人が亡くなった,そしてこれはイラク国民の死を計算に入れたないものだ.宗教対立は続き、アルカイダはSISIへと進化した。』も引いて、これを認めないのは,米英の認識と比べても総理の認識は遅れている。として,認識をただした。


これは,日本が有志連合に協力を表明していて、いずれアメリカの要請があれば自衛隊を派兵する事態が生じる事をにらんでの論戦で,現在、人道支援のみで軍事支援はしないとしている安倍首相に、


「軍事支援をしないと云う政策判断する理由はなにか?」と質問した。


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首相は,多分なぜこんな質問をするのかさえ分らなかったのではないか、と思う。


「政策判断として,軍事支援はとらないと総理大臣として判断したから。」と答える、、


これが安倍首相の全てを貫いている。自分が決めたんだから,自分いいと云っているから

自分がやらないと云っているから、その場に応じてその時の判断で(気分?)できめるから。美しい日本の「黙って俺についてこい」タイプのバ*。


志位氏は、「非軍事的支援が適切だと繰り返すが,それは軍事支援をしないと判断した理由にはならない。日本は空爆に反対だから、軍事支援はしないと云うのなら,筋が通るが,総理は空爆を行っている有志連合を支持すると云う.支持しながらなぜ軍事支援を行わないのか? 政策判断だ、では通らない,判断の理由を説明すべし。」


安倍氏「有志連合支持する=空爆、ではないし,我が国には能力もない.人道的支援を求められているのでやっている.こうした政策は我々が主体的に判断する.私がこういっている以上そういう政策判断をしたということだ(????????)見通しうる将来においても変える事はない。日本の立場は米側に十分説明し理解されている。人道支援も評価されているので,しっかりそう決めた。軍事支援を求められる事はあり得ない。主体的に判断するのは当然。
安倍氏は、自分が思っているほど,と云うか,全く主体性がないし、主体性と云うのは何かを理解していない。勇ましいイメージの耳障りのいいアイデアを開陳する事が主体性だとでも思っている節がある。


志位氏「”要請がある事はあり得ない”,では、要請があったら拒否するのですね。


安倍氏「政策的にとらないと云っているので,要請があってもとらない。」


志位氏断る場合,どういう理由で断るのですか?」(議場爆笑)
私にさえ軍事支援をやらない理由を答えられなかった.アメリカに何と云うのですか?
これまでは憲法の制約で断れたかもしれない、けれど,法律を作っちゃった!憲法解釈も壊した.どういう理由でアメリカに断るのですか?


安倍氏 「誤解している,憲法や法律があるから断れると云うのではなく,政策判断で断れるのは当然の事。主権国家なのだから,政策判断と云えば納得する。
(おいおい、子供じゃないんだから、、、、。王様でも神様でもないし、、、、。)


志位氏「政策的判断と云うだけでは,当然拒否する理由が示せない。これが問題なんですよ。明確になったのは,政府が決定すれば兵站、軍事支援は行うということ。
軍事支援はしないと政策で決めたと云うが、その理由を説明できない。
アメリカから要請があった場合拒否すると云ったものの,どうやって拒否するのかと云う理由も示せない。アメリカからの要請の有無もはっきり認めない、これでどうして主体的判断が出来るのですか?(
チェックメイトだぁー!!!


憲法9条は骨抜き、自分の気分や思いつきで、他人に説明できない”政策”と、倫理観、人道感覚に鈍感な”判断”で、交渉とディベート、対話と論理的構築の国アメリカと渡り合う
という。恐ろしい話だ。


次回選挙は、絶対勝たせてはならない。


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