密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

バイデン氏の勤勉なリズムは、アメリカの恒常性安定(ホメオスタシス)

バイデン氏ほど、予想を良い意味で裏切った大統領はいないだろう。
通常アメリカの大統領は、ヒーロー・アイドル的要素が求められる。ある意味ポピュリズムの要素が強い。だからトランプなどが大統領になれてしまう(とはいえ、アメリカの共和党白人優位の選挙制度によるものが大きい。国民の総意に反して大統領選に勝ってしまえる)


だから、バイデン候補は、普通すぎる、とか、高年齢すぎる、とか、地味でトランプには勝てない、とか、かくいうワタクシそう感じていた。


しかし彼の人生の不屈と、その上でもたらされる強運が最もお発揮された面目躍如の、大統領プライマリーがあって、その後、多くの”バイデンは第一選択ではない”と語る人々を、今はこれでよかった。彼以外はなかったと思わせる。


”癒しの大統領”のフレーズは誰が考えたのか、全く見事なキャッチフレーズだ。
売電大統領就任後、そのハードワークぶりの中でも、ほっこりする話題が多い。トランプ時代には全くなかった、常に怒りに満ち、とんでもツイッターを発信し、とんでも決定で国際社会からの孤立を決めて行ったし、差別発言を多発し、アンダーグラウンドだった差別主義者に市民権を与えた(その集大成が〜今の所〜議事堂襲撃だ)


オバマ時代も、大統領をめぐる楽しいエピソードで満たされていた。オバマ氏の一挙一動に、彼のユーモアにみんなが笑った(人種差別主義ではない、共和党支持者も)それは国民のアイドル的なワクワク感も伴っていた。それはホワイトハウス専属写真家ピート・サウザ氏の写真が示す通りだ。

有名な写真、少年が自分の髪の毛と大統領の髪の毛はおんなじに見えるけどと手紙を出した。、そのとうりだよ、と少年を招待して触らせててあげた時の様子。

ピート氏はトランプ・ホワイトハウスの写真は、準備されポーズを取っているものばかりだと、彼の特別番組内で答えた。


この間は、いろいろな困難があったても、乗り越えようという気持ちが、怒りや不満や対立より優っていた(白人優位主義だけがストレスを溜め続けた)


その同じような、静寂と思わず笑顔、という状況が帰ってきた。ファーストドック(大統領に飼い犬)がホワイトハウスに帰ってきたこと、その2匹のジャーマンシェパードはシェルターから引き取られてたこと、その犬と遊んでいて犬だラグで滑った巻き込まれた転んで足捻挫していた(昨年11月28日、選挙を終え、ホワイトハウスする前という絶妙の時期、だから犬と遊んでいたのだろうけれど)ドジエピソードも含め、人々に微笑みを届ける。


しかしオバマ氏との違いは、その普通さ、真っ当さ(オバマ氏が真っ当でないとは言わないが)クレージートランプに振り回され、心がささくれ立った人々は、この人のまともさ、落ち着き、外連味のなさに、癒される。恒常性ホルモン(ホメオスタシス)が上がる。


(CNN) バイデン米大統領にとって就任後の日々のルーチン(ルーティーン=日課)は、他の多くの前任者よりも、なじむのは容易だったようだ。
今月、大統領として初めて自身の専用機「エアフォースワン」に乗ったときも感慨にふける時間は長くなかった。地元のデラウェア州に週末帰るためのたった25分の搭乗だったが、高級官僚と軍人が同時に搭乗する雰囲気もよく知っていた。副大統領専用機「エアフォースツー」で100万マイル以上飛んだ経験があるからだ。
バイデン氏は疲れた通勤客のように大半の時間を新聞を読んで過ごした。記者団から初搭乗の感想を尋ねられると、「非常に栄誉だ。だがそれについてあまり考えていないというのが本当のところだ」と語った。


シークレットサービス(大統領警護隊)の集団が付き添い、国家機密に関する日々の報告を受け、いつでも記者団が付きまとうなど、大統領特有の日常が始まっている。
バイデン氏は決まったスケジュールを確立。朝はファーストレディーとコーヒーを飲み、午前9時過ぎに大統領執務室から会議や電話連絡を始める。午後7時までには住居部分に戻り、バインダーや紙のフォルダーを片腕に抱えて帰る様子が目撃されている。オフィスには茶色の革製のブリーフケースを持ち込んでいる。


夜遅くまで報告書を読んでいたオバマ元大統領やテレビを見ていたトランプ前大統領と異なり、バイデン氏は早く就寝する傾向にある。市民からの手紙を読む伝統も引き継ぎ、夕方、住居部分に戻る際には報告資料にいくつかの手紙をはさんで持ち帰る。
最近は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関する内容が多く、バイデン氏はビデオ会議を利用して企業のオーナーや一時解雇され経済的に苦しい労働者から話を聞いたりもしている。


ホワイトハウス内の、他のオフィスをサプライズ訪問することもある。スタッフに仕事内容を尋ね、新型コロナウイルスの対策プランに関する問題を相談するなどしている。
旧知の上院議員に新たな仕事場を紹介することも忘れていない。就任後の3週間で上院議員の3分の1近くを招き入れ、コロナ対策や新たなインフラ整備の施策で会話を交わした。
一挙手一投足を見つめる記者団にもまだ嫌な顔をしていない。記者から大きな声で質問を投げかけられても、オバマ氏より応じようとする意思が見られる。ホワイトハウスは他のことに集中していると説明していた前任者の弾劾(だんがい)訴追の話であってもだ。


米国の最高レベルの諜報(ちょうほう)に関する最新状況がまとめられた大統領日報も、日々報告が行われる状況に戻った。トランプ政権下では散発的にしか行われなかった。ハリス副大統領も参加して、様々な情報機関のプロが説明を行う。ハリス副大統領はオバマ氏と同様にタブレット端末のiPadで報告を受けている。


大統領執務室の暖炉の火もお気に入りだ。時々自分でも薪をくべて、火を絶やさないようにしている。バイデン氏とともにホワイトハウス入りしたジャーマンシェパードのメジャーとチャンプの2匹の犬も、時折一緒に時間を過ごすことがある。


より計画的で決まったスケジュールにバイデン氏のスケジュールはトランプ氏よりもはっきりしている。トランプ氏の側近は同氏がテレビ視聴や電話をする時間を確保できるよう執務時間を制限していた。バイデン氏の会議は予定よりやや長くなる傾向にあるものの、より習慣化されている。大統領執務室の扉は誰にでも開かれている様子ではない。トランプ政権下では時々そのような状況にあった。


スタッフ間の会議は平日は毎日朝8時前から始まる。新型コロナ感染の予防措置のため執務室のある西棟のスタッフの数は少なく、ビデオ会議と直接会う会議を併用している。トランプ政権の終わりには、新政権のために机の上にカメラも設置された。
バイデン氏が閣僚や当局者と直接面会できないときは、大統領執務室に大きなスクリーンが運び入れられる。ブティジェッジ運輸長官は新型コロナ陽性反応者との濃厚接触で隔離期間中だが、画面を通して会議を行った。このスクリーンは厚生当局者がコロナの流行状況を説明する際に、図やデータを表示するのにも使用される。


バイデン氏は週末にはミサへの参加を続けている。ワシントンや地元デラウェアの教会に出向く時間は、大統領が週に少なくとも1時間普通の生活に戻れる瞬間だと側近は明かす。帰りがけにはバーゲル(ベーグル=ドーナッツ型のユダヤ式のパン)の店に立ち寄ることもあり、コロナの流行が終わればバイデン夫妻はワシントンのレストランにもっと頻繁に通うことになるだろう。


バイデン夫妻はその親密さを隠さない。この数十年間で子どもがホワイトハウスに住まないのは初めてで、約5100平米の住まいに2人で過ごすことになる。最近はバイデン氏が大統領専用ヘリ「マリーンワン」に初搭乗する際、キスを交わすシーンが見られた。
ワシントン郊外の大統領山荘「キャンプデービッド」も、バイデン氏は副大統領時代に慣れ親しんでいる。初めて大統領として訪れる前には「家族とともにのんびり過ごす」と述べ、ロッジの一つの内部にあるゲームセンターで孫とマリオカートで遊ぶつもりだと明かした。
大統領の生活について勝手知ったるバイデン氏でも、最高位の職位に上ったことでアップグレードされている部分に気付いた。
「副大統領と同じ飛行機だが、内部の様子はだいぶ素敵だね」とエアフォースワンへの初搭乗後に語った。デラウェアの空港は滑走路が短いため、この日のエアフォースワンはボーイング747より小さいジェット機だった。
エアフォースワンとして象徴的な機体である軍用タイプのボーイング747は、先週のミルウォーキーでのCNN主催の対話集会の際に初めて利用した。


この記事を読んで、安心感というか、ほっこりしてしまった。
しかしキャンプ・ディビッドにマリオカートがあるとは初めて知った。滞在客に子供達がいる場合を考慮してだろうか。


ホワイトハウスで、雪の中で子供達とはしゃぐオバマ氏、暖炉に薪を自らくべるバイデン氏
ベースボールキャップにジャンパーで変装してピザを買いに行くオバマ氏、夫妻でベークルを買って帰るバイデン氏、どちらもいい。こうした、普通に人間の営みを体現し、人々に正常さを示すことも大統領の役割だ。


バイデン政権の人事が発表された時、ドラマ”West Wing-邦題ザ・ホワイトハウス”のオープニングの映像になぞらえて、実際の人々を紹介いた。West Wingファンのワタクシは大喜びだった。このWest Wing・7シーズンは放送局NBCで1999年から2006年にかけて放送されたドラマで、ホワイトハウスを舞台に大統領とその側近達を中心に描いた政治ドラマ
民主党の大統領とホワイトハウスの理想を描いたドラマと言われ、また考えうる限りのアメリカ社会で起こるトラブルが想定されドラマに盛り込まれている。(ただ、トランプの様は人間が大統領になる想定は流石になかった、それだけ異常事態だった)9・11の時はヘイトクライム防止を目的とした特別番組を放送した。
アメリカに来たばかりの時、このドラマで、アメリカの政治や社会を学んだ。
今でも定期的に見返していて、その度に新しい発見がある(経験や知識がおぼつかない中で見ると理解できなかったことがたくさんあるし、後で実際起こったことで、あああのエピソードはこういうことだったのか、と理解することもある。)
このドラマは予言か?!と言われる、初の有色人種大統領の誕生、も描いている。

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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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アメリカとアメリカ人を理解したいと思っている方、ぜひこれを見てください。
共和党との確執のあるが、重鎮はやはり大人物として描かれている。
共和党議員のコメディー”アルファー・ハウス”大好きだったんだけど、そんなに続かなかった。地方から選出された4人の


共和党議員たちが、シェアハウスしている物語。共和党嫌いだけど、これを見ると人間らしくて好きになる。党派性もよく出ている。


放題はシーズン1は”ルイスの憂鬱”シーズン2は”絶望の影”なんだ重すぎない?本当によくできた政治コメディー。

ルイスの憂鬱
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絶望の影
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菅総理も、馴染みがあるのだろうが、議員宿舎を出て、官邸に移り、官邸料理人に朝食のパンケーキをお願いすればいい。自分がウロウロ出向くのはやめて、必要な会合なら、官邸でやればいい。



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