密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

着々と仕事をこなすバイデン大統領

就任以来日々確実に公約にしたことを実行しているバイデン大統領。
閣僚人事もまさにダイバーセティーを体現している。偏見や差別がなければ、まさに適材適所の人事が行えるという例を示した。人種偏見女性蔑視が白い肌の下に透けて見えるような議員の多い共和党の妨害がないのでスムーズに実現した。
人事と並行し、トランプが破壊した、環境問題と国際関係の修復。
もちろんコロナ対策には必死で取り組んでいるし、トランプの後ろでストレスを溜めていたCDCのファウチ博士も、安定して仕事に取り組めている。


(CNN) バイデン米大統領は11日、今年7月末までに米国民向けの新型コロナウイルス感染症のワクチンを3億人分確保できるとの見通しを示した。
バイデン氏がメリーランド州の国立衛生研究所(NIH)を訪れ発表した。「昼夜を問わず私の前後に立っている人々が働き、すべての米国民に接種するのに十分なワクチンを購入した。今は多くの人々が接種を受けられるように取り組みを進めている」と述べた。
先月後半にバイデン氏が公表したスケジュールでは、3億人分のワクチン調達は夏の終わりか秋の初めを目標としていた。今回の発表でそれが繰り上がる形となる。


バイデン氏は「今日の午後、モデルナ製ワクチンを1億回分、ファイザー製ワクチンを1億回分追加購入する最終契約にサインした」と発表。追加の2億回分は予定より早い7月末に調達できると説明した。また両社が6月末までに供給予定だった1億回分は5月末までに納入を早める合意がとれたとも述べた。
バイデン氏はトランプ政権にはワクチン配布の計画がなかったとも言及。「彼は十分なワクチンを注文せず、接種のための十分な人手を動員せず、対象者が接種を受けられる連邦のワクチンセンターも立ち上げなかった」「3週間前に大統領に就任した際、米国は国の大部分で接種の計画がなかった。ひどい状態だった」と述べた。
バイデン氏はまた、就任100日で1億回の接種を行うと掲げた目標も達成できる見込みだとの認識を示した。



外交も着実に、10日習近平氏と電話会談。バイデン氏は経済や軍事の問題を重視する姿勢を見せ、技術の悪用や不公正な通商関係、人権侵害に絡む問題で中国を批判した。一方、気候変動や核拡散など協力の可能性がある分野にも言及した。
10日夕に発表されたホワイトハウスの声明によると、バイデン氏は「米国民の安全や繁栄、健康、生活のあり方を守り、自由で開かれたインド太平洋を維持するという優先事項を確認した」という。声明ではまた、「中国の威圧的で不公正な経済慣行や、香港での締め付け、新疆での人権侵害、台湾を含む東アジア地域での強硬さを増す行動」に関し、バイデン氏が根本的な懸念を表明したとも指摘した。


いうことは言うが、過度に敵視した理、対立煽ることはしない。
ミャンマー軍事クーデターに対しても、同じ10日に同国の軍幹部に制裁を科す方針を発表した。バイデン氏は会見で大統領令により「米国はクーデターを指揮した軍指導者や、彼らのビジネス上の権益および近親者に直ちに制裁を科すことが可能になる」とした。
制裁の対象は今週中に決定する。


バイデン氏は「軍幹部が米国内にあるミャンマー政府の資金10億ドル(約1046億円)に不適切にアクセスすることを阻止する措置を講じる」と述べた。


また、強力な輸出規制を導入する考えにも言及。ミャンマー政府に利益をもたらす米国の資産を凍結する一方で、医療や市民団体などミャンマー国民の直接の利益となる分野については支援を維持する考えを明らかにした。


バイデン氏は軍政に対し、拘束されたデモ参加者や、アウンサンスーチー国家顧問およびウィンミン大統領を含む民政指導者を解放するよう要請。
「軍は奪った権力を放棄して、昨年11月8日の選挙で示されたミャンマー国民の意思を尊重しなくてはならない」と述べた。
さらに「我々には追加の措置を講じる用意がある。引き続き国際的なパートナーと協力して、他国に今回の取り組みへの参加を促していく」とした。



これに先立ち、ホワイトハウスのサキ報道官は同日、ミャンマー軍への制裁は米単独の行動にとどまらないと述べ、「パートナー国や同盟国と協力して、圧力や関与のための適切な方法を決定する」との方針を示していた。


米国務省は先週、ミャンマー軍による政権奪取がクーデターに当たると正式に認定した。これにより、米国は同国政府への対外支援を打ち切る必要がある。


リーダーシップの復活、具体的かつ最小限にして最大の効果を見込む交渉、感情的敵対心を表さない対応。お見事。経験に裏打ちされ、テキパキ仕事をこなす、まさに仕事人大統領だ。


かたや弾劾裁判に注目が集まる中、それに目もくれずどんどんやるべきことをやる。
新大統領になってから、日々が穏やかだ。トランプの時は毎日何かしら、怒りや悲しいくらいがっかりすることが起こっていた。あのツイッターで荒れた空気が蔓延し人々は疑心暗鬼と、内心に誰だも持つ不満や怒りを煽られていった。


今もまだ火種はくすぶっている。支持者を暴徒にした。彼らに敵を過剰に憎ませ暴力で物事を変えられると勘違いさせたトランプ。
しかし、バイデン新大統領の、国民に何の区別もなく、差別もなく、国民のために身を粉にして働いている姿は、荒れた心を癒してゆくだろう。


”国民のために働く” ”仕事人”と標榜するならこのくらいのことをやらないと国民の信頼はえられない。


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