密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

菅”殊勝”・菅”Sorry" 低姿勢で支持率回復作戦も、所詮冷血鉄面皮

菅総理が、最近、お詫びを口にしているようだ。絶対謝らない安倍前総理を筆頭に、総理の態度をモノマネ大臣s、屁理屈官僚sの国会答弁で、”真摯なお詫び”に飢えていたメディア、国民、追求する野党側まで、ウルウルしてしまっていたようだ。加えて、立憲の川内博史衆院議員がひとり親家庭の子どもたちや大企業の非正規労働者で雇用調整助成金がもらえない人たちの支援について追及し「ぜひ彼らに会っていただき、いまの状況を把握すると約束してほしい」と訴えると、菅首相は「それはさせていただきます」と明言。実際に3日後の29日、30分間ひとり親や非正規労働者ら6人と面会。川内議員や田村憲久厚労相、厚労省幹部も同席し、当事者からは〈休業支援の対象とならない大企業の非正規労働者を支援対象にする〉ことや〈低所得の子育て世帯に子どもの入学や進級に備えた給付金を支給すること〉が直接要望された(朝日新聞デジタル1月30日付)こうした要望の声に対し、
「対応を検討していく」「この私が話を聞いたんだから」
と菅首相は述べたという。


善人の善行より、悪人の善行が大きく評価されるのは、世の常だが、鉄面皮”問題ない”の菅氏からこんな言葉を聞けば、人々は、一気にまたギャップ萌えを起こす。
へっぽこ役者の安倍前総理の大袈裟愛国ポーズで、拉致被害者の方々の気持ちを引っ張り、結局自分のイメージ作りに利用しただけだったように、口下手?たたき上げの菅総理のこの、親身と頼りがい演出は、決して実行されることはないだろう。


こういう演出だけはうまいのだが、今回この言葉が空約束でであれば、国民の怒りは何倍にもなる、ということを考えているのだろうか?


昨日1日におこなわれた衆院内閣委員会では、立憲の山井和則衆院議員が、シングルマザーや非正規労働者から要望された大企業非正規労働者を休業支援金の対象にすることについて「菅首相から指示はあったか」と質問。すると、厚労省側はこう答弁したのである。
「厚労省としては、大企業の労働者の方々について、雇用調整助成金の特例を活用いただけるよう企業に対し引きつづきていねいに働きかけをおこなっていきたいと考えている」


要望されていたのは休業支援金の対象にすることだったのに、なんと以前と何ひとつ変わっていない「ゼロ回答」だったのだ。
 これには山井議員が「総理から大企業への休業支援金の対象拡大について、指示は金曜日以降あったんですか、なかったんですか?」と重ねて質問したのだが、これに対して厚労省側の返答はこんなものだった。「個別の指示はないというふうに認識している」

<リテラ>


それにしても日本の人々は善良だ。7年8ヶ月も天性の嘘付きによるへっぽこ劇場の観戦し、涙のご病気退場に、同情lots、代わりの裏方に、パンケーキ、庶民派、苦労人と、この男が安倍へっぽこ劇場脚本家であることを忘れて、支持を与え、その別な意味でのへっぽこぶりに、失望し、もういい加減にしてくれという怒りも、ちょっと、御涙頂戴シーンを見せられたら、また信じてしまう。



これだけではない。やはり要望がなされていた低所得の子育て世帯への給付金についても、厚労省は「臨時特別給付金による支援を活用いただくことが重要」などとし、同じく「ゼロ回答」だったのである。
「この私が話を聞いたんだから」とまで言い切っていたというのに、いまだに担当省庁に指示もせず、検討さえしていない──。急を要する問題であることは明白なのに、いったい「対応を検討していく」という言葉は何だったのか。
 この見事なまでに進展のない「ゼロ回答」を見て、よくわかった。ようするに、野党の要求に応じて面会をおこなったことも、シングルマザーや非正規労働者という社会的に追い詰められている人たちの声を直接聞いたのも、柔軟に人の意見も聞いているとアピールするための「パフォーマンス」にすぎなかった、ということだ。
これは国会で「申し訳ない」と繰り返したことも同じだろう。反省することは大事だが、その反省が政策に反映されなければ何の意味もない。しかし、いまも抜本的な対策の見直しや支援策の拡充は打ち出されていないのが現状で、菅首相は謝っているだけ。きょうの議院運営委員会への出席も、これまでが異常だっただけで当然のことをやっているにすぎず、むしろ野党も世論も期間延長への反対はほとんどないから出てきやすかったはずだ。

つまり、菅首相は反省して心を入れ替えたのではなく、たんに腰を低く見せかけているだけ。「低姿勢偽装」しているだけなのだ。
そして、この「低姿勢偽装」は功を奏している。実際、これまで強行的な姿勢だった菅首相が「申し訳ない」と謝っただけでメディアは大きく報じ、逆に「そんな答弁だから、国民に危機感が伝わらない」と追及した立憲の蓮舫参院議員のほうがバッシングに遭っている。いまもっとも厳しくチェックされるべきは菅首相が陳謝したあとにどんな政策変更をおこなうかであるはずなのに、この期に及んでもメディアはミソジニー丸出しで野党の女性議員叩きに躍起になっているのである。



まあ、いつもの男様社会の、”生意気な女をやっつけたい” 行動だ。つくづくメディア民度が低い。蓮舫議員と立憲民主党、今度は絶対謝ったり、発言を取り貸したりしてはいけない。
何しろ、”殊勝な菅首相”の化けの皮が剥がれるのも、そう遠くない。ちょこっと面談したくらいで、人々の真の窮状を、あの鉄面皮のパワーフリークにわかるわけがない(と思っている)小手先の鎮痛剤さえ与えないだろう。何しろ自分は正しい、国のために国民は我慢犠牲になるべきだ、わがままを言うな!、という国民を甘やかさない、スパルタ精神の持ち主だ。とはいえ決めつけるには早すぎるかあな?「政治は結果だ」Wait and See.



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