密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

『トランプ弾劾裁判開始 弁護団全員離脱も「余裕」なワケ』あるわけないでしょう

度々引っかかる日刊ゲンダイ、国際政治経済学者氏の アメリカ・あるある記事。
もう読まなきゃいいのだけれど、読んでしまったので”あるある”ではありませんよということを書きたくなってしまう。


トランプ米前大統領の弁護団が消滅だ。トランプは1月6日の議事堂乱入事件の責任を追及され、2度目の弾劾訴追を受けた。退任した大統領としては初となる弾劾裁判の本格審理が2月9日から上院で始まる。


 ここにきて、指揮を執る予定だったブッチ・バウワー氏ら総勢5人の弁護団全員が離脱を表明。“そして誰もいなくなった”状態のトランプは今、弁護団の再結成を準備している。なぜ、こうなったのか。


「争点の違いのせいです」とは国際政治経済学者の浜田和幸氏だ。


「バウワー氏らはトランプ氏が大統領職を辞しているため、退任後の弾劾裁判の正当性を争おうとした。一方、トランプ氏は大統領選で大規模な不正があったという主張をするよう要請した。双方の方向性が一致しないため、5人全員が降りたのです」


 
ここまではその通りです。補足すると現在ヘタレKissAss共和党議員の旗振り役ランド・ポール、テッド・クルーズ、マルコ・ルビオらが、この弾劾違憲論を打ち出して、弾劾無効の動議を出した。
ワシントン(CNN) 米上院で26日、共和党のランド・ポール議員がトランプ前大統領の弾劾(だんがい)裁判自体の合憲性を問う動議を提出した。動議は採決の結果、棚上げとなったが、共和党議員の大半がポール氏側につき、造反者は5人にとどまった。<CNN>
民主党50人+共和党5名で過半数。動議は不採用となったが、これがのちに、国際政治経済学者氏の根拠となったと思われる。


これは、浜田氏によると、ここに至った背景にはトランプが政治力を盛り返している現実があるという。暴動直後は“身内”の共和党議員からも批判の声が上がったが、この数週間で事態は一変した。
別に一変はしていない。もともと17人の良心のある共和党を見つけることはとても難しいとみられていた。この弾劾は、共和党への民主主義という踏み絵だ。


大統領選でトランプは7400万もの票を獲得。Tシャツや帽子などグッズも売れ、人気は衰え知らず。来年の中間選挙を控え、批判していた面々を含む上院50人の共和党議員が保身に走ったのだ。
走ってない。ミッド・ロムニーやミッチ・マコーネルなどの重鎮は、トランプにこれ以上共和党を劣化させられてはたまらないと考えている。ただ2年後改選議員はトランプ人気に未練タラタラのも確かだ。トランプグッズの売り上げが順調に伸びているかどうかは知らないが、議事堂乱入で自分の人生を棒に降るくらいのトランプ支持者の中でも、失望や怒りを感じているものも多い。彼らがあの様な暴挙に出た一つの核心は、トランプが恩赦を与えてくれると信じていたからだ。多くが逮捕され、在宅起訴が許され、足環をつけての生活の中、トランプは恩赦どころか一顧だにしない。意気消沈し困惑ているものも少なくない。


「トランプ氏は大勢の支持者を背景に、上院の共和党議員に『俺の弾劾に賛成したら、中間選挙で協力しないぞ』『おまえに投票しないよう呼びかけてやる』と脅しをかけているのです。その結果、この3週間でトランプ批判派の議員が再び寝返り、弾劾の決議に必要な3分の2の賛成はかなり難しい。
元々難しい、民主党の中にも、弾劾にエネルギーを割くのはどうか?という意見の人もいる。



また、バイデン大統領もヘタにトランプ氏を追い詰め、彼の支持者がまた暴動を起こすことを恐れている。だから、深追いする気はない。
これは違うと思う。暴力で法や制度や民主主義を捻じ曲げる行為に対しては一切の妥協はしない、それがアメリカの姿勢だ。多くの人は憤ったのはまさにその点だ。なんだかんだ言って、アメリカは戦いながら民主主義を勝ち取り、より良きものへという意志がとても強い。
深追いせずに、なんとなく時間に紛らわせるというような日本的やり方はしないだろう。
ただ、あくまで法に則り、疑わしきは被告人の利益に、であるので、すぐにトランプを木に吊るしてピニャータのようにすることは残念ながらできない。



トランプが自己恩赦をしなかったのも、のちの弾劾裁判で自分に非があると自ら認めているという立場に追い込まれないためだとも言われている。



実際、先週土曜、ロスのドジャースタジアムで予定されていたワクチン接種は、極右勢力の妨害で中止に追い込まれました。弾劾される可能性がゼロに近いため、トランプ氏はフロリダでゴルフを楽しんでいられるのです」(浜田和幸氏)


何言ってんの!!これ、全く違います。極右勢力なんて、、普通の人たちですよ。



この人たち人々を悪魔のワクチンから救いたい、と本気で思ってやってるんだよね、、。


(CNN) 新型コロナウイルスワクチンの接種会場となっている米カリフォルニア州ロサンゼルスの野球場、ドジャー・スタジアムで先週末、ワクチン反対派のデモがあり、入り口が一時閉鎖されていたことが分かった。
市長室の報道官が1日、CNNとのインタビューで語ったところによると、接種の実施にあたっている市消防局が1月30日、会場の入り口を55分間閉鎖した。


CNN提携局の映像には、数百台の車が列になって待つなか、会場前でワクチン反対のプラカードを掲げるデモ隊の姿が映っていた。


地元警察の報道官によると、デモは平和的に実施され、逮捕者は出なかったという。

長閑なものです。Beaconでもよく休日に子供づれでこういうことやっている人たちがいます。中絶反対とかそうういの。向かいの道路で反対意見の人たちも同じようにやっている。煽る奴がいなければ、みんなこんな感じ。
手製のプラカードで、特に大声もあげないし。

それにしても、抗議専用エリアの設置、というのがアメリカらしい。


市長室報道官はCNNに、接種を妨害された人や予約をキャンセルされた人はいなかったと説明。そのうえで、市当局は各接種会場の安全対策を見直し、今後に備えて抗議行動が認められる専用区域を設けると述べた。


ドジャー・スタジアムは全米最大級の接種会場。開設前の発表によると、1日1万2000人の接種に対応できる。米疾病対策センター(CDC)が31日に発表した集計によると、米国内ではでこれまでに3110万回あまりの接種が完了した。


このニュースは、従姉妹が近くに住んでいるので、議事堂襲撃的な危ないのもかもと、心配していたが、そんなことなかったようだ。


『弾劾される可能性がゼロに近いため、トランプ氏はフロリダでゴルフを楽しんでいられるのです』どうだろう。権力の頂点から追い落とされゴルフでもしていないといられない。

こういうポーズが大好きだったトランプ

選挙敗北の報もゴルフ場で聞いたし、選挙不正の訴え中もずっとゴルフ。
ゴルフは余裕ではなく、現実逃避行動か?


結局、弁護団(5人)が弁護コンビ(2人に)これで裁判の場でも選挙不正、自分の勝利を訴えれば、共和党もかばいきれない。だから周りは、退任大統領への弾劾は憲法違反という一点でやってほしいのだ。これからトランプがより不安定になり、またとんでもなことを言い出す可能性も大きい。弁護コンビはハラハラしながらお守りしなくてはならない。


ともあれ『日本と同じように、米国でも権力者は逃げ切るわけだ。』っんな訳はないでしょ。アメリカは法治国家だから、それに則って、裁かれる。無責任なトランプ無敵説をあんまり日本で振りまかないでほしい。どうせ着目するなら、大声ポピュリストに、地道な郵便投票で勝利した一票の力を広めてほしい(トランプ、7380万票をいうけれど、バイデンは8001万1000票)トランプに要求で、再カウントして州で、トランプ900票に対してバイデンは一万票増えたという皮肉な結果も出た。)



個人的には、有罪になろうがなるまいが、今は、バイデン政権の邪魔をせず、とにかく表舞台から消えていてほしい。



PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ