密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

五輪固執の日本政府、ファウチ博士の見通しを聞け。

今、こちらは大晦日ですが、日本は元旦ですね。明けましておめでとうございます。
という言葉が、う〜んとなるほど、2020年は本当に厳しい年でしたし、問題の解決の道のりも遠い。年末には、新型コロナも感染力の強い変異腫がイギリスで見つかり、すでに各国に飛び火していたり、不安の中の年明けになりました。


しかし、CDCのファウチ博士は、ワクチン接種進めば来秋にも「通常の生活」に戻れるとの見通しを示しました。



(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は30日、各州が精力的に新型コロナウイルスワクチンの接種を進めれば、米国民は来年初秋までに通常の生活に戻れるとの見通しを示した。
ファウチ所長はカリフォルニア州のニューサム知事のインタビューに答え、ワクチンの接種は当初予定より遅れているものの、遅れを取り戻すことができれば、来年の4月初めからワクチンを広範に行き渡らせることが可能だと語った。


米政府は当初、12月末までに少なくとも2000万回のワクチンを接種できるとしていたが、米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、12月下旬の時点で供給されたワクチンは約1240万回分、接種されたのは280万回にとどまる。


ファウチ所長は「4月には希望すれば誰でもワクチン接種を受けられるようになる」「続いて精力的なワクチン接種を4月、5月、6月、7月に実施すれば、次第に目に見えて一定の免疫を獲得し、集団免疫に近づく」と予想する。


人口の70%~85%がワクチン接種を受ければ、ウイルスの感染拡大を抑え込むために必要な集団免疫を獲得できるとファウチ所長は説明。
「初秋までには十分な集団免疫を獲得し、学校、劇場、スポーツイベント、飲食店などはかなり正常に近い状態に戻れるだろう」との見通しを示した。



米政権の「ワープ・スピード作戦」最高科学顧問を務めるモンセフ・スラウイ氏によると、米国では数カ月以内に新たに2種類の新型コロナウイルスワクチンが承認される可能性がある。英オックスフォード大学と英製薬大手アストラゼネカが共同開発したワクチンは30日に英国で承認され、米国では来年4月にも緊急使用が認められる可能性がある。加えて米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンも来年2月に緊急使用が認められる可能性があり、これで状況は一変し得るとスラウイ氏は話している。



希望の光が見えてきた、という感じです。しかし、同時に、目の前のコロナ対策より、経済優先、五輪のための準備や、観光客対応に多くの予算を割いている、日本政府の認識に対して、どうしてそうまで現実無視して自分たちのやりたいことが叶うという、虫のいい考えができるのか?と怒りさへ感じます。


初秋までには十分な集団免疫を獲得し、学校、劇場、スポーツイベント、飲食店などはかなり正常に近い状態に戻れるだろう」

ですよ。自国でワクチン開発をし、トランプ退陣後には、政府が強力なリーダーシップをとって推し進める(バイデン氏は、義務化、強制は行わないと明言、しかし、自分たちの州だけ、マスクを拒否したり、ワクチンを拒否したりの結果、ひどい状態になれば、みんな自ずと、わかってくる。強力な撹乱マシーン、フェイクニュース拡声器トランプは、NY地検との攻防で、熟睡もできなくなるだろうから)それでも、見通しは、初秋と言っている。
十分な集団免疫を獲得が初秋まで、その後、学校、劇場、スポーツイベント、飲食店が正常に”近い”状態に戻れるようになる。もしアメリカがオリンピック開催国だとしても、ファウチ氏は7−8月の早まった開催に断固反対するだろう(自国での集団免疫を獲得してもまた新たな感染が入ってくれば、元の木阿弥だ)。そして、多分多くの国民も、クレージーアイデア!!と推し進める政府に怒りを表明するだろう。


ワクチンは永遠ではないと言われているしまだ不安定で、副作用の発症もあり、自身のコンディションを主治医と相談の上決めることが大切とされる。
米看護師、新型コロナワクチン接種8日後に陽性と判明 予防効果には10~14日必要、接種前に感染か:東京新聞 TOKYO Web
ワシントン共同】米カリフォルニア州南部の地元テレビは30日までに、今月18日に新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチン接種を受けた地元病院勤務の男性看護師(45)が、接種8日後に陽性判定を受けたと報じた。地元医師は、男性が接種時点で既に感染していた可能性を指摘。ワクチンの予防効果が表れるまで10~14日間が必要なため、接種後も注意が必要だと訴えた。男性は接種から6日後に悪寒などの症状を感じ、検査を受けた。


ワクチンの予防効果が表れるまで10~14日間が必要なのであれば、接種前のPCR検査は当然徹底されるべきだし、接種後も経過観察など注意が必要だ。接種時に無症状感染していれば発症してしまうというと、また状況を複雑にする。ささっと買って、さっさと打って五輪に間に合わせる?そう簡単にはいかない(PCR検査でさえ容易に受けられないのに、どうやって国民にワクチン接種をするのか?も不安だ)。


十分な集団免疫を獲得に向けて、注意深く結果を積み重ねたい米国は、オリンピック参加にも二の足を踏むのではないか。再び感染拡大でも起こったら、と考えれば、用心に用心を重ねるのは当然だろう。それに一定数のワクチン拒否の人たちも、海外からの新規感染の可能性から守らなければらない。それなのに、オリンピック参加(観戦)で日本に来て、世界各国の人と交流して、帰国後混乱を招く自体を、決して歓迎しないだろうと思う。


米国でさへこんな状態なのだ。医療体制が万全ではない、即座にワクチンを予約購入できるほどの国家予算がない国はどうなるのか? そんな国の選手は、お得意の排除?
観光客に追跡アプリを持たせ、いやそれどころか、入国制限を国別で選抜するようなオリンピックを開くのか? いい加減甘い夢は捨てて、現実を見た方がいい。


当初IOCの2年延期という提案を、何がなんでも1年にした安倍晋三の身勝手な判断も大きなネックになっている。安倍晋三は今や自民党の大きなネックになっているし、民主主義、平和主義、立憲主義のネックになっている。資質のない、無思考な、特権意識だけで自分のドラマを紡いできた人間を7年8ヶ月も国のトップに担ぎ上げてきた結果、また、その路線継承で、粛清国家を確立しようと目論む人間を国民の意思とは無関係に、総理に据え、オリンピックまで持っていけば、あとは、サーカス好きの国民が踊って忘れて、選挙で圧勝、そんな目論見は、八百万の神様が許していないのだ、と思えるほどに、後手後手どころか、混乱が混乱を生み、状況も悪い方ヘ悪い方へところがってゆく。


アメリカは4年で、馬鹿の騒ぎはもう結構と、国民は決断を下した(の割に昨今のアンケートで尊敬できる人1位がトランプ、って、だったらなぜ再選できなかった?不思議の国アメリカ 世論調査会社クライシス)。日本国民も、もういい加減、目を覚まして、2021年を、国民主権を取り戻す、まともな世の中を取り戻す、透明性のある情報開示の元、証拠を精査し、筋の通った、誰が見ても、納得できる論理的議論を戦わせ、その結果、その議論のように物事が決まってゆく国会を取り戻す年になってほしい、そう心から願って、
Happy New Year !!!

St Petersburg Imagin Musiumでの、生け花展示。


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