密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

5輪対策外国人客向けアプリ ずれている。

日本政府の無理筋な取らぬ狸の皮算用5輪開催。まさにインパール作戦さながらだが、この
外国人客向けアプリ、『外国人観戦客向け健康管理アプリ』という名前(いかにも電通政権らしい、人を食った、まやかしネーミングだ)健康管理アプリなどというと、一定以上の発熱をしていたら警報が鳴るとか、咳の回数で警告するとか、いや、警告ではなく、セキュリティー会社に信号が行くように、デジタル省か厚労省に連絡が生き、外国人客Gメンが駆けつけ、強制隔離(近未来ディストピア映画みたいに)、などという”健康管理”に特化したものではない(幸いなことに)。


彼らのピント外れの印象操作万全のネーミングだが(英語では、Health management app for foreignersと、大変あやしい響きになる)実は、移動追跡アプリなのだろうから、納得させる前にものすごく追求されるし、条件闘争も怒るし、万全の各国言語の契約書も用意する必要がある。こんな時期だからプライバシーを犠牲にすべきは当然、などどというのは、日本の権力者の独りよがりだ。

平井デジタル改革相は27日のフジテレビの番組で、東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策として開発が進む外国人観戦客向け健康管理アプリについて「使わないと入国させないというところまでやらないと効果がない」と述べた。来日する外国人観戦客には、携帯でのアプリ利用を義務づける意向を示したものだ。


 スマートフォンに搭載されたGPS(全地球測位システム)による位置情報の追跡についても、「(外国人観戦客にGPSを)オンにしてくれとお願いしないといけない」と語った。


日本の従順にして、政府の命令には、自己犠牲も厭わない日本国民ならまだしも、他国民はそうはいかない。マスクをつけない権利を大声で叫びまわるアメリカ人が、そんな人権侵害もどきの義務に従うとは思えない。


わざわざ開発などしなくても、FBIは、検挙された麻薬の売人に対して、使っているものがある。携帯を切られたら役に立たないなどというなら、それこそ、売人や野生保護動物のように、腕輪や足輪をつけたらいい。


この平井デジタル改革相のアイデアのもんだ点は、自主的協力が必要な携帯付随のアプリであることと(観光で外国に来ているのだから、当然こういう条件なら、自分が必要としないときは携帯の電源を切るだろう。)人権侵害と取られかねないい明らかなプライバシーの侵害であること、そして何より5輪が本当にできるのか?できたとしてこんなプライバシー侵害の対応をされてまで、誰が来るのか?ということだ。こうした現実的懸念は考えておられるのだろうか?


日本のお上は、こういうトップダウンには、国民の自助、相互監視の共助で、世の中回せると思っているだろうが、他国から反発が上がれば、一気にトーンダウンして、開発費は無駄になる。全て自分たちの目の前の状況が通用すると思っているところが、島国日本の俺様政府の愚かしさだ。


そもそもデジタル省なんて、マイナンバー管理などの国民総コントロールのための象徴だ。
だから、外国人観光客にも、コロナだから、追跡アプリつけてくださいね、などということが通用すると思い込む。


嫌なら入国させません、で黙らない人もいる。裁判だ。日本人、特にお役所官僚、俺様政治家が想像もできないような反発が起こるだろう。


実際この開発も、コロナかの外国人観光客用と言っているが、わかったものではない。一億総背番号制の次は、一億総位置確認、一億総丸裸ノープライバシー化推進のためかもしれない。


こういうバカげた、お試し監視アプリ開発に予算をつけるなら、今、予算を回さなければいけないところが沢山あるだろう。医療関係者、介護職員支援、病院救済、中小企業支援から非正規ワーカー救済、国民一人一人の暮らしの支援、追跡するなら行動追跡ではなく、こうした状況把握ができる、公と民、双方向コミュニケーションをたやすくする方法を模索すべきではないか?


常に自分たちの使い勝手のいい、押し付け制度ばかりに予算をつける、そして国民には、決して焦点を合わせない現政権のもと、無力化する国民は格差社会の奴隷となり、管理監視社会が推し進められる。


とにかく、『外国人観戦客向け健康管理アプリ』という名の追跡アプリに対し、どういう反応が来るのか、国民もよく見ていた方がいい。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ