密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

バイデンのCovd-19に対する100日計画

恒例の移動の旅、感染数が再び増えつつあるNYから、感染ベスト3にランクインしたフロリダに、、、。途中は、 ガスステーションではなく、公共のレストエリアのトイレを使い、車に乗り込む前に、手の消毒、靴の裏をスプレー消毒、もちろんマスク着用、食事は車内でお弁当。ペリカンの飛び交う海上の橋を渡って(ペリカンが飛ぶのを見るとハッピーになれる)ハリケーンシーズンを無事くぐり抜けた我が家に到着。 
今日は整理と掃除の一日。


さて、我々の対応は、日本の皆様には、”過剰に恐れる”と映るかもしれないが、NYでは、65歳以上の人の、レストラン、ストアーなどの公共の屋内への立ち入りを禁じた。もちろん彼らを守るためだ。食料品のストアーなどは、ネットで注文し、屋外でピックアップ方式がとられている。


コロナを恐れるな、急先鋒のトランプは自ら感染し、アメリカ最高の医療と、超高額の薬で蘇った。朋友のジュリアーニ元NY市長、黒い汗をかきかきトランプ弁護団の長を務め、一日2万ドルの高額収入を維持する、そして彼も感染、最高の治療と高価な薬が投与される。
実際かなり症状は重いらしい。


この2人の”Old fart”( fartはオナラ。日本語だとク*じじいというのが近いかな)は自業自得で罹患し、格差社会の不条理で最高の治療を受ける。こいつらが復活できるなら、どうしてこんなにたくさんの人が亡くなっているんだ! 無責任にデマを吹聴し、人々にマスクを拒否させ、密集する集会やパティーを開く。彼らはいいが、その集会に集まって騒いだ人、その家族、仕事仲間、そのまた知り合いと確実に感染を広げた。


ある鶏肉加工工場では、そこで働くラテン系の職員に、英語で交付された禁止要綱、危険度の告知を行わず、サンクスギビング・クリスマスに向けての書き入れ時に間に合わせようと、ハードワークを強いて、結果工場内で集団感染が起き、何百という出稼ぎ労働者が感染した。そして彼らにはどんな治療が施されるのか?


バイデン次期大統領は、日々着実に、コロナ対策実行に向けた準備を行い、国民にも周知を呼びかけている。

ワシントン(CNN) バイデン次期米大統領は8日、次期政権で新型コロナウイルス感染拡大に対応するチームの主要メンバーを紹介し、対策計画の3つの重点項目を発表した。
バイデン氏はこの日、地元デラウェア州ウィルミントンでのイベントで演説。「就任から100日でウイルスは終わらない。それは約束できない」としたうえで、感染拡大の流れを変えることはできると強調した。

発表によると、まず100日以内にワクチン少なくとも1億回分の接種を目指す
米疾病対策センター(CDC)の提言に基づいて医療従事者と長期療養施設の入所者を最優先とし、教員にもできるだけ早く接種する。


同氏は重点項目の2つ目として、就任と同時にマスクの着用を義務付ける大統領令に署名すると表明した。大統領として国民に対し、一方的にマスク着用を命じる権限はないとしたうえで、連邦機関のビル内や州をまたぐ旅客機、列車、バスの中で着用を求めることはできると述べた。


3つ目には学校の安全な再開を挙げた。生徒や教職員を守るために必要な予算が議会で承認され、州や市当局が厳格な公共保健措置を取れば、就任後100日以内に大半の学校を再開できるようにするとの方針を示した。


これらの重点項目は、次期政権の「首席医療顧問」に起用するファウチ国立アレルギー感染症研究所長と話し合って決めたという。


次期政権ではファウチ氏に加え、厚生長官にカリフォルニア州司法長官のハビエル・ベセラ氏、医務総監にはオバマ前政権でも同職を務めたビベク・マーシー氏、CDC所長にマサチューセッツ総合病院の感染症部門を率いるロシェル・ワレンスキー氏の起用が決まっている。
オバマ前政権の高官でバイデン氏の政権移行チームを率いるメンバーの1人、ジェフ・ジエンツ氏が新型コロナウイルス対策の調整官兼大統領顧問、同じく前政権で顧問を務めたナタリー・キリアン氏が副調整官に就く。移行チームを率いるもう1人のメンバー、マルセラ・ニュネススミス氏は、新型コロナウイルス対策の公平性確保に特化したプロジェクトチームの責任者となる。


正直で、堅実で、具体的な目標を掲げ、専門家の意見第一に取り入れ、いかに市民が受け入れやすく納得できるか、周知できるかを考える。待った無しの危機的状況に経験値の高い人選をする。憲法を守りかつ、市民の自由の制限をいかに行うかという問題も前向きに考える。


決して憲法無視の強権や、大げさで嘘ばかりの公約や甘い見通しでGOTO~だ、オリンピックだと浮かれている安倍菅政権とは違う。日本は、交差免疫のおかげで(と言われている)死者数が少ない。しかし国民を顧みず、自分たちの頭の上ばかり見ている政権のせいで、自殺者が急増、暮らせない人が増えている。安倍政権の8年に加え、アメリカのトランプ政権出現で、価値観も良識も混乱させられて久しい。
バイデン次期大統領の、このまともさを、国民のための判断とは何か、公平公正とは何か、虚飾に踊らない誠実さを見て、思い出して欲しい。かつて日本社会にもあった良識を。
憲法も他の法律も良識を基盤に書かれた。読むのは成人した人間だと考えられて作られた。しかし書かれていない良識に依存する部分を、子供じみた屁理屈で悪用してきた安倍菅政権で失われたもの、それがまさに良識。アメリカもトランプが同じやり方で混乱させている。


ところで、実際のところ、ワクチン接種は、医療従事者と長期療養施設の入所者、高齢者(多分65歳以上)教員 2回接種で5000万人この人たちは積極的に接種を受けるだろう。それでも就任の1月20日から数えて4月29日で100日。
全国民3億3千万人の接種というのは大変な難作業で、特に迷信デマを信じて拒否する人も40%入るだろ。ちょうどトランプな人たちと同じパーセンテージくらいは、、、。
そしてそれが効果を表し、感染者数は、安全圏まで下がるにはどれだけの月日がかかるのか? アメリカの一般国民にワクチンが行き渡るのは、夏の終わりくらい。安倍・森・菅・バッハは一体どんな計算式で、コロナに打ち勝ったオリンピックなど開催するつもりなのだろうか。


自国民を待たせて、日本にワクチンを回す?イギリスだってロシアだって、自国民に行き渡って初めて、金持ちの他の国にワクチンを売るだろう。そしてお金持ちでない国に対しては、援助を行うのだろうが、WHOがどれだけ機能するか(バイデンは就任初日にWHOに復帰すると約束している)こんな状態で、ウイルス克服のオリンピックなんて、お花畑にピンクの象が飛び回る。


ワクチン打ったからそれで安全ではない。その結果安全圏まで感染者数が減少し、限りなく0に近くならなければ、安全ではない。日本政府はその期間計算をちゃんとして五輪のなんのと言っているのか?


目先の利権と人気取りだけ考えず、真摯に現状を見極めないと、本当に開けてびっくり凄惨な五輪とその後の凋落が待っている。



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