トランプの職場放棄、ジュリアーニの黒い汗

2020/11/24 00:00

前代未聞の最悪大統領を日々更新中のトンデモ・トランプ。国際社会のトップたちの目前で、堂々の職場放棄。’

（ＣＮＮ） 主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議が２１日からオンライン方式で開幕した。トランプ米大統領もホワイトハウスから参加したものの、冒頭から無関係なツイートを繰り返し、途中でゴルフ場に出掛けた。

Ｇ２０首脳会議は新型コロナウイルス感染症のパンデミック（世界的大流行）を受け、対面ではなくテレビ会議の形式で開かれた。トランプ氏の参加は直前まで不透明だったが、ホワイトハウスが２０日夜に予定を確認していた。しかし同氏は開幕のわずか１３分後から、米大統領選で不正があったと主張するツイートを連発。２時間後にはワシントン郊外のゴルフ場へ向かい、パンデミック対応に関するサイドイベントには参加しなかった。

同イベントではマクロン仏大統領やメルケル独首相、文在寅（ムンジェイン）韓国大統領が演説した。
ホワイトハウスの発表によると、トランプ氏は２２日の会議にも出席する予定。任期切れ前の首脳会議への参加はこれが最後になる見通しだ。Ｇ２０首脳のうち、ロシアのプーチン大統領を除く大多数はバイデン次期大統領に祝意を伝えている。

トランプ氏は２０１７年の就任直後から、首脳会議での多国間外交に後ろ向きの姿勢を示してきた。イタリアでの主要７カ国（Ｇ７）首脳会議デビューでは集中攻撃を受けたと不快感を示し、翌年カナダで開かれたＧ７首脳会議は中座して合意文書への署名を撤回。フランスでの昨年のＧ７前には、側近らに「本当に出なくてはならないのか」と尋ねていた。

米国で開催予定だった今年のＧ７首脳会議は、新型ウイルス感染拡大を受けて延期された。トランプ氏は大統領選後に開催する意向を示したが、来年１月に議長国が英国に移るまで予定は入っていない。

これが嫌ならなんで大統領になったんだ？　そしてなぜそんなに大統領を続けることに固執する？これを見てもわかるように、トランプはアメリカ大統領という職責を全く理解していない。今までは側近がなんとか宥め、あるいは取り繕ってきたトランプの飽きっぽさ・ボルトン言う所の猩々蝿並みの集中力しか持ち合わせない、３ページのリポートを読むことさえできないトランプが、４年も大統領でいたことは、歴代最多数の解任を受けた閣僚・側近・官僚たちの努力の賜物だったのだろう。それも人材が尽きてトンデモな人ばかりが残った。いや、トンデモ界の大物、無政府主義のバノンや超タカ派のボルトンでも最後は疎まれ解任された。おべっか使いじゃなきゃだめなんだ。

トランプの選挙結果に異議を申し立てている訴訟に携わる弁護団も、まともな人間からやめていって、最後に残ったのが、トランプの個人弁護士ルディージュリアーニ元NY市長
かなりおかしいのではないかと周囲が心配？するほどテンションが上がっている。
１９日の会見に黒い汗を流したこと（髪染めの染料が流れ出て）取り上げるメディアは彼の今の立場の象徴的珍事と捉えている。

全く根拠を示さない、大規模選挙不正、から、ベネズエラなど社会主義・共産主義国の介入による票の書き換えなど、もはや荒唐無稽のアイデアを次々に繰り出し熱弁、黒い汗も出ようというものだ。
そうした中、共和党内からも証拠を示せない会見をやめ、政権移行をという声が上がり始めている。かなりおかしいのではないかと周囲が心配？するほどテンションが上がっている、トランプの個人弁護士ルディージュリアーニ元NY市長。１９日の会見中に黒い汗を流したこと（髪染めの染料が流れ出て）取り上げるメディアは彼の今の立場の象徴的珍事と捉えている。そうした中、共和党内からも証拠を示せない会見をやめ、政権移行をという声が上がり始めている。

ルディ・ジュリアーニ氏率いるトランプ陣営の弁護団が記者会見を行った翌日、チェイニー元副大統領の娘で、共和党下院ナンバー3のリズ・チェイニー下院議員は声明で、トランプ弁護団は「直ちに証拠を示す義務がある」と述べ、証明ができない場合は、選挙結果に従うべきだと主張した。

チェイニー議員は「アメリカは法の支配による国だ。大統領と彼の弁護士らは、選挙の結果に影響しうる犯罪と大規模な詐欺を主張している。本物の証拠を持っているならば、裁判所と国民の前にただちに提示する義務がある」と主張。続けて「大統領が30以上の訴訟を提起していることはわかっている。これらの訴訟の結果に満足がいかないのならば、上訴するのが適切だ」述べ、「疑惑を証明することができない、またはそれが選挙結果を変えることを示せないのならば、米国憲法を維持、守るために、選挙プロセスの尊厳を尊重して、誓いを果たすべきである」と語った。

選挙から2週間以上が経った19日、ジュリアーニ氏らは「冒頭声明」と称した会見を実施。選挙に関する様々な疑惑を改めて持ち出し、トランプ氏には「勝利への明確で実行可能な道筋がある」と訴えた。

トム・コットン上院議員（アーカンソー州共和党）はFoxニュースのインタビューで、記者会見をする時ではないと主張。「ルディ・ジュリアーニと大統領の弁護士らは、全国で複数の訴訟を起こしている。政治家や記者会見をする時ではないところまで来ている」と述べ、「これは選挙期間中のことだ。今は裁判で証拠を示す時だ」と語った。

デンバー・リグルマン下院議員(バージニア州共和党)はThe Hillに、会見に参加したシドニー・パウエル弁護士の主張を「歴史的なペテンを見させられているように感じる。金儲けの企みのようだ」と批判しつつ、「こういった類の馬鹿げたオルタナティブファクトをべらべらとしゃべると、それを信じてしまう人がいるのだ。共和党の全員が立ち上がって、”もう十分だ”という時だと思う」と語った。

これ以前は無名だったシドニー・パウエル弁護士は陰謀論を丸々信じるトランプな人々の一人。

パウエル氏は会見で、ドミニオン社の投票システムによってトランプ氏の票が変えられた可能性があると主張。ベネズエラでウゴ・チャベスの指示によって開発されたソフトウエアを使用されていると述べたほか、企業はジョージ・ソロス氏、クリントン財団とのつながりがあるなどと語った。

パウエル氏は、ソフトウエアの開発をよく知る人物の宣誓証言書があると述べたものの、不正が行われた証拠は提示しなかった。Foxニュースの司会、タッカー・カールソン氏は自身の番組で、電子投票の危険性を主張するのは正しいとしつつ、パウエル氏はトランプ陣営の関係者にさえ、証拠を提示していないと、疑惑に疑問を呈した。

アンソニー・ゴンザレス下院議員(オハイオ州共和党)は、パウエル氏は「常軌を逸している」と非難。「シドニーパウエルの主張は、どういっていいかわからないが、常軌を逸している。共産主義の金やウゴ・チャベスがドミニオン投票システムを不正に操作して、数十年にわたって数百万票を覆していたという主張をしたいならば、もっと十分な証拠を用意した方がよいだろうが、これに近いものでさえ、提示していない。」と語った。

アメリカ人の民主主義に対しての意識は、日本とは比べ物にならないくらい高い。そしてその意識で、選挙で選ばれた大統領である、トランプを大統領として受け入れるという、耐え難い４年間を享受？してきた。

日本では、トランプな人々ばかり、アメリカのムーブメントだと持ち上げてきたが、それ以外の人々にとって、選挙で決まっちゃった大統領受け入れ、堪え難さを耐えることで民主主義を実践してきたこの４年間と言える。故に、自分が勝てばいいが負ければそれを受け入れないというトランプとその終焉の態度は、民主守護的選挙制度のもと、駆逐される。

トランプが勝ったことを予測した！！ともてはやされた人、これは５０％５０％のコイン・トスくらいの確率しかなかったことだ。ゲリーマンダラー脳よな共和党有利な選挙区の区分、共和党の州での、有色人種へのあからさまな投票妨害の制度化。実際総投票数とは明らかに違う結果が出てしまう代理人制度、それらが、共和党を利する形で存在している。
黒人大統領に対する人種差別的反感が手伝ってもいた。そして、まさかのトランプ大統領を誕生させた。世間の片隅で縮こまっていた白人優位主義者や人種差別主義者がトランプにより、つまり大統領が自分たちの考えに賛同しているという事実により市民権を得たと思い込んだ。社会の規範が壊された。それを、元に戻したいという選択＋有色人種の投票権奪還に動いた民主党の努力で６００万票を越える大差となった。前回の敗因、代理人獲得も、３０６対２３２明白な大差でバイデンが勝利した。全体票も代理人数も、何の文句もつけられない完全な勝利だ。

予想された、トランプ陣営の法廷闘争も、２件の限られた地域での再集計は勝ち取ったが（しかし結果は覆らず）３０件は棄却された、それもトランプがこの時のためにマメに任命してきた、共和党系判事によって。トランプにしてみれば、恩知らずと激怒していることだろうが、例え保守系に考え方お持つ人間でも、判事になるような人は当然ながら強い遵法精神を持っている。トランプの考えている長に利益を与えたのだから見返りは当然、という単純かつ浅薄で世俗的な利害関係は持ち込まれない。これが、司法への信頼だ。

揺らぐ警察への信頼、壊れた社会通念・良識、もバイデン政権で癒され、建て直されてゆくだろう。これほど無責任で利己的な選挙制度を破壊するような悪あがき＋コロナ対応、G7などの国際協調を放り出し、ゴルフに明け暮れる最悪大統領の人間としての醜さを目に役つけ、次に進むのだ。

一時は、スター性がない、カリスマ性がない第一候補ではないとされてきた、バイデンが、真に人々に求められている。良識の人・忍耐の人・許容の人・共感の人そして不屈の人
バイデンは大統領選に敗れたらどうしますか？という質問に、地元の大学で教鞭をとると答えた。本来リラックスして、若い世代と学ぶ生活を過ごしたいだろう。けれど政治生活の最後に最も厳しい使命を選んだ。多くの人の命も顧みず自分のエゴで、できるだけバイデン政権にいう上がらせの置き土産をしようと画策するトランプとポンペオ。それでも、経験豊かな時期大統領を混乱させるのはめずかしいだろう。

１２月１４日に正式な代理人投票が行われ、そこで正式に時期大統領が承認され、１月２０日の新大統領就任式が行われる。アメリカの選挙制度は、ビックベービーの大暴れでも揺らがない。