密接な関係にある他国から

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ミシガン州議員団トランプの忖度要請に屈せず+大統領選最終決定プロセスが入念

このところトランプはミシガン州に狙いを定め、あれこれ画策している。
17日はミシガン州ウェイン郡(大都市デトロイトのある地域)の開票点検委員会の共和党委員2人に電話をかけ支援を表明(開票点検委員は共和党二人民主党二人で行われる)。
この2人は選挙結果の認定を巡る投票で立場を二転三転させていたが、18日に宣誓供述書を提出し、選挙結果を認定した票の「撤回」を求めた。しかし時すでに遅く、撤回は認められなかった。この委員の一人は、インタビューに答え、「大統領はお忙しいのにネットなどで攻撃を受けているだろう私を気遣って電話をしてくれた。」と話した。こんなことで怪獣されるようではこの職責は果たせない。ともあれ、トランプの目論見は成功しなかった。


そして、20日ミシガン州の選出の上下院議員をホワイトハウスに招待(呼びつけ)会談(恫喝圧力)を行なった。これは少し心配していた。トランプの狙いは選挙結果に不正があるとクレームをつけ続け、州の選挙結果が決定されないとし、その場合州の議会で代理人(ミシガンの場合16人)を州議会(State legislature)で決定する(上下院議員。ミシガン州では共和党が多数)が決定する。これを狙って、ホワイトハウスに共和党州議会議員たちご招待。日本であればこれで白が黒にひっくり返るところだが、やはりトランプの力が強い共和党とはいえ、忖度のきかないのがアメリカ人、民主主義の根幹である選挙制度の破壊に加担することは拒否、遵法精神を宣言した。議員団は声明で、「州の選挙結果を変更する理由はない」「法は法である」との見解を明らかにした。


次期大統領正式決定のプロセスは、結構面倒臭い
各州(激戦州)は、正式にCertify(証明)を公表する。これが、11月20日ジョージア
23日にペンシルベニアとミシガンが、24日にミネソタ、オハイオ、ノースカロラナ ・30日アリゾナ・アイオア ネブラスカ、12・1ネバダ ウィスコンシンが正式に公表する。これ以上クレームは受け付けない。この結果は各州知事から議会に送られ(12月8日)そして14日に選挙人が自分の州で投票これを持って次期大統領正式決定となる。


この後選挙結果に異議を唱えるとなると法廷闘争となるが、トランプ陣営の出した9件の訴えの内8件は退けられている。あと一件は上記のミシガン州ウエイン郡(デトロイトを有する)の再集計?だったかな。これもバイデンの勝利は覆らなかった。


万策尽きた感のあるトランプは、2024年に再び大統領選に出る、として、資金集めを始めているというのだが、これがお得意の詐欺まがいのもので、彼は連日支持者に向けて裁判費用のための寄付を募っている。ところが、小さい字で、裁判費用以外にも使われるムニを書いてある。だからこれはそのまま、トランプのキャンペーン、あるいは別の裁判費用、王帯何かしらに使われる。トランプな人たちはそれでもいいのだろうけど。


いつもフロリダに移動するとき、ノースカロライナあたりで、極右のラジオパーソナリティーの声をキャッチする。いや、もう、すごい陰謀論満載の、おじいさんパーソナリティーなのだが、このあたりで絶大に人気らしい、その彼が、昨日、MSNBCニュースの特番に、リモート出演して、もう心痛でヨレヨレ『私の大統領のためには死ねる』と悲痛に賜っていた。怖いというより気の毒、という感じだが、彼の呼びかけで、ノースカロライナの極右白人至上主義視野たちがトランプのために死ねる、などと思い込まなければいいが、それは少し心配だ。


だいたい、大統領のために死ねる、などと、日本軍人じゃないんだから、そういうのは命短し燃え尽きたい症候群はこの人とジュリアーニくらいにしてほしい。



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