密接な関係にある他国から

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トランプの最後っ屁、イラン攻撃模索

盲目的なトランプ・ラヴァーでない限り、トランプ悪あがきの醜悪さには相当辟易している。今度の難癖は、極右の小さな雑誌の新陰謀論で選挙不正を訴えた。


トランプ大統領は15日のツイートで、「バイデンは選挙が不正操作されたから勝利した」と述べつつ、ドミニオン社は「急進左派の民間企業」で、製品は「評判が悪く、テキサスでは資格が認められないほど役立たずの設備だ」だと投稿した。


ドミニオン社(Dominion Voting Systems)はカナダ発の選挙関連機器メーカー。北米で投票機や集計機といったハードやソフトウエアを販売しており、米国内ではデンバーに本社を構える。ペンシルベニア大学の調査によると、2016の選挙では、7100万人の有権者が同社のテクノロジーを使用している。


トランプ氏は12日の投稿でも、同社に言及。ドミニオンのシステムによって票の削除や、バイデン氏へのすり替えが行われたと主張していた。


当然、同社は強く反発。票のすり替えって、一体どうやるんだ?


ドミニオン社は自社のホームページで、投票すり替えの「誤まった主張」について、「断固として否定する」と発表した。同社は、「競合」のSmartmaticとは、協働しておらず、提携関係や資本のつながりはないと説明。またSmartmaticのソフトウエアは使用していないと述べている。


一方、2009年にフィリピンで、Smartmaticがドミニオン機器の使用のライセンスをしたことがあるほか、Smartmaticが以前所有していた米国の民間企業、Sequoiaの特定の資産を、2010年に購入したと説明している。


トランプ氏の「ペンシルバニア州だけで94万1000票を削除した」という主張についてはありえないと反論。ドミニオンがサービスを提供したペンシルバニア州の14の郡では、投票率76%で、130万人が投票。このうちの52%に相当する67万6,000票をトランプ氏が獲得しているとして、不可能だと説明した。


司法も当然この馬鹿馬鹿しい主張は相手にしなかった。今だに再集計を主張する、激戦州で訴訟を起こした原告の有権者らが16日午前、相次いで訴えを取り下げた。バイデン次期大統領の勝利を覆そうと各州で繰り広げられる法廷闘争は、その数が減ってきている。
CNNの法律専門家、リック・ハセン氏はトランプ陣営が選挙結果を覆す道筋はもはや残っていないとの見解を示した。
CNN.co.jp : バイデン氏勝利阻止を狙う激戦4州の訴訟、原告が取り下げ


ところが、どうしてもバイデンに負けたということを受け入れられないトランプは、自分の権力を乱用して、ひどい置き土産をしようと画策している。

(CNN) トランプ米大統領が先週、イランの主要な核施設を攻撃する可能性を検討していたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが16日、現・旧当局者4人の話として伝えた。同紙によると、トランプ氏は12日、ホワイトハウス執務室での会合でミサイル攻撃の選択肢に言及した。


国際原子力機関(IAEA)は11日、イランの低濃度ウラン貯蔵量が、2015年の「イラン核合意」で定められた上限300キロの12倍に達したとの報告書を出していた。核合意はイランと米欧6カ国の間で成立したが、トランプ政権は18年に離脱。イランはこれに対抗し、核合意上の履行義務を段階的に停止してきた。
当局者らによると、トランプ氏は国家安全保障担当の顧問らに、どのような対応が可能でどれがベストかを尋ねた。ペンス副大統領とポンペオ国務長官、ミラー国防長官代行、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長らが、軍事攻撃は全面衝突に発展する恐れがあると強く忠告した。


会合を終えたメンバーは、イラン本土へのミサイル攻撃の可能性はなくなったとの感触を得たとされる。
ただし同紙が当局者らの話として伝えたところによると、トランプ氏がその後もイラクの親イラン民兵組織など、イラン周辺への攻撃を検討していることは考えられるという。



日本では、トランプが核のボタンを握っている、と恐れている人が時々いるが、いくら大統領でもそう簡単に核攻撃は決められない。もし、トランプ側近がヘタレで止められなかったとしても、核攻撃には両院の承認がいる。こんな、悔し紛れの最後っ屁で、他国への核攻撃など、よほど狂ったジュルアー二のような数人以外賛成するものはいない。


トランプは、アラスカ州北部の自然保護区内の石油採掘行おうとしている。
北極国立野生生物保護区の一部。ホッキョクグマやトナカイが生息している。 

これは大統領選を控え、化石燃料産業の振興を重視する政権のアピールだったようだ。

日本のメデイア(日経・産経など)はもう採掘が決まったというような書きぶりだが、
日本のようにトップダウンで強行することはできない。トランプが決めて地元賛成派が喜んでいても、当然、そこに住む原住民、自然保護団体、もちろん民主党も反対を繰り広げるだろう。トランプ以前、最悪大統領の栄誉に輝いていた、ジョージWブッシュ2もこれをおこなおうとしたが、野党民主党や環境保護団体は自然破壊だと反対し断念した。
彼は最悪だったが、極悪ではなかった。極悪最悪最低大統領の栄誉はドナルド・トランプに、これは覆ることはないだろう。


美しい、オーロラも見ることができる。友人は素晴らしいところだったと言っていた。いつか行ってみたい。収束すべき化石燃料のために、ここを破壊するのは人類のエゴ。

<NY Tims より>内務省は月曜日に、必要なレビューを完了し、掘削リースを競売にかける準備を始めると述べた。 「年末までにリース販売が行われる可能性があると私は信じている」と内務長官のデビッド・バーンハートは述べた。


エネルギー会社を自然保護区から遠ざけるために何十年も戦ってきた環境保護主義者は、内務省が石油とガスの開発が気候変動と野生生物に与える可能性のある影響を適切に考慮しなかったいう。彼らといくつかのアラスカ先住民グループを含む他の反対者は、リース販売を阻止しようと訴訟を起こすことが予想される。


バイデンは、環境破壊に対する危機感が強く、自然絵なるギーへの移行を公約に上げている。また、就任初日に実行をすると明言した中に、希少生物の保護、を挙げている。
であるなら、米軍基地のため(という口実の)辺野古基地建設こそ、希少生物であり絶滅危惧種であるジュゴンの聖域環境破壊そのものであるから、ここを訴えることは有効だ。


とにかく、トランプのエゴが生み出す、環境破壊、戦争はなんとして求めなくてはならない。最悪大統領どころか、もはや犯罪者(まあ以前も詐欺まがいの商売や、ライプなどで訴えられ続けていたが)


オバマ前大統領は、15日に放送されたCBSの番組「60 Minutes」のインタビューで、、トランプに、「エゴを捨てて敗北宣言を」「大統領は公僕だ。大統領は、ホワイトハウスの一時的な居住者だ。これは意図されたものだ」と述べ、「時間が終了したら、国を最優先にして、エゴと自分の利害、失望を超えて考えることが仕事だ」そして「トランプ大統領への私の助言は、このゲームの最終段階において、国を最優先にした人物として名を残したいならば、これと同様のことをする時だ」と語った。


「The president is a public servant」そうオバマ氏が語った時、この民主主義国にとって、当然のことを忘れている人間が、随分たくさん国のトップにいる。
ともあれ最悪の勘違い大統領、君の喜劇の幕は下りたのだ。


トランプにぴったりのシェイクスピア劇のセリフ『マクベス』(Macbeth) 第5幕第5場
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow
Creeps in this petty pace from day to day,
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. 


Out, out, brief candle!
Life's but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury
Signifying nothing. 


明日、明日、そしてまた明日
小きざみな足どりで日々は忍び寄る
記録された時間の最後の音節まで
昨日という日、すべての愚かしさに火をつける
埃っぽい死への道


消えろ、消えろ、蝋燭の炎よ!
人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、
舞台の上でおおげさにみえをきっても
出場が終われば消えてしまう。
一人の愚か者が語る物語、
わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、
なに一つ意味はありはしない。 


Out, out, brief candle!    できるものなら即座に吹き消してやりたい。


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