仕事命の昭和のお父さんは国のリーダーには向かない。
衆参国会論戦を見て、菅さんは他の人の質問が頭に入らないんだなぁ、これに尽きると思った。仕事命、俺が食わせてやってるんだから、と家族には文句を言わさず、聞く耳持たず、
本当に家族が何を望んでいるかを知ろうとせず、ただ仕事の実績を誇りたい。それがアイデンティティーのモーレツサラリーマン(という言葉があった、懐かしい)。
一昔前、男は黙ってサッポロビールという名キャッチコピーがあってように、男は余計なことを言わないのがかっこいい、黙って俺についてこい、それが日本の男の姿だった(?) しかし時代は変わった。家族を顧みない父親は孤独に陥り、家族からパージされ、今はアメリカのような家族第一主義の男性も少なくない。そんな中、その昭和の男感を漂わせ、その価値観を国民に押し付ける菅さん。
わかり合うという価値観はなく、わからせる忍耐もない。つまり俺が正が、なぜ正しいのかは『説明できないこともある』のだ。物言え場、唇寒し、秋の風、
したし当然それでは国会は、通らない。民主主義の基本は話し合いわかり合う、あるいは議論によって高め合う、意見に磨きをかける、双方の納得値を模索することだ。
安倍さんの減らず口も相当ムカついたが、菅さんのあの技とごまかして繰り返しているのではない、本当に相手の言うことの理解を拒絶しているが故の繰り返しだ。
菅さんは信念がある、自分は間違ってないと思っているし、自分の考えは他人が理解する必要はないと思っている。しかしのそ体質が、民主主義の国のトップ、日本の顔として機能しない。安倍晋三という、目立ちたがりのゆるふわ仮面があったから、なんとなく注目されずに暗躍できた。そして表に出て思いっきり権力を振るおうとしてつまずいた。
政治センス?がるなら、さっさと再推薦していただいて認めますで、終わらせればいいものを、ここで曲げたら、示しがつかない(誰に?野党に?国民に?)と意地になる。
お母さん『おとうさん言い出したら聞かないから』と間に入って、ことを収めるが、そういう役割に人間もいない。お父さんのわけのわからない理屈を擁護するだけ。
力で黙らせ、脅し、が聞くのは人事権を握っている官僚と、放送権を握っているメディア。
野党論客はそんなこと関係ない。何も生まない、昭和の意地でボロボロになるだけだ。
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