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トランプ勝利なら 安倍外交特使って、ウンザリするほど能天気

もちろん日刊ゲンダイも、面白記事で載せたのだろうけれど、実際若手自民党議員にはこういう情勢判断のできない、すべれ我が世の春的なものの見方をする人間がいて、議員バッチをつけているのだろう。ウンザリするほど能天気で安倍様フィールドのお花畑だ。



 終盤はほぼ横一線のアメリカ大統領選。開票作業が進む中、トランプ大統領は4日午前2時30分(日本時間=午後4時30分)すぎにホワイトハウスで選挙事務所幹部らを前に演説し、「勝利の準備はできている、いやハッキリ言って勝利した」と、事実上の“勝利宣言”を行った。


 これに小躍りして喜んでいるのが、安倍前首相と周辺だという。
「トランプ大統領と世界で一番仲がいい政治家が安倍さんで、ゴルフ外交で築いた強固な信頼関係がある。菅総理は官房長官時代からゴルフを封印していますからね。トランプ再選となれば、日本政界はもちろん、国際社会でも安倍さんの存在感が高まるでしょう」(自民党若手議員)

小躍りしているところ申し訳ないが、CNNはこう報じている。

ニューヨーク(CNN Business) 3日投票の米大統領選で共和党候補のトランプ大統領が早すぎる「勝利宣言」を行った件で、主要テレビ各局の司会者がその否定に追われ、トランプ氏を非難せざるをえない状況となった。
トランプ氏は4日未明、ホワイトハウスのイーストルームで支持者らを前に、まだ何百万もの未集計の票がある段階で、合法的な票の集計作業を「いんちきだ」と根拠なく批判。その後、選挙に「勝利した」とも発言した。
米主要テレビ局の全てがトランプ氏の会見を放映していたが、NBCニュースとMSNBCは途中から司会者が割り込み、トランプ氏がうその情報を発信していると注意を喚起する事態となった。
NBCニュースのサバンナ・ガスリー氏は「ホワイトハウスでの大統領の話を聞いていたが、いくつかの発言が率直に言って真実ではないため割り込まざる得ない状況となった」と伝えた。
MSNBCのブライアン・ウィリアムズ氏は視聴者に対して、大統領の話に割り込むのは気が進まなかったものの、その発言は「全く事実に基づいたものではない」と述べた。
その他の主要各局はトランプ氏の演説を最後まで放映したものの、演説終了後はファクトチェックに追われた。
CNNのジェイク・タッパー氏は「トランプ大統領が勝利宣言の中で述べたことのほぼ全てが真実ではない」と述べた。
第1回大統領候補討論会の司会も務めたFOXニュースのクリス・ウォレス氏は「ひどく炎上しやすい状況となっているが、大統領はそこにマッチを投げ入れた」「大統領はこれらの州でまだ勝利していない」と伝えた。
ABCニュースではテリー・モラン特派員が「これは法でも政治でもない。劇場だ」「率直に言って、権威主義の劇場だ」と話した。
CBSニュースのノラ・オドネル氏は、トランプ氏が「選挙結果という事実を骨抜きにする」罪をおかしたと述べた。


トランプ氏は過去数カ月にわたり、選挙は不正が仕組まれ民主党に盗まれるとの陰謀論や誤った主張を展開。特に新型コロナウイルス流行で急増した郵便投票に批判の矛先を向けていた。各局ニュース幹部は、トランプ氏が選挙当日の夜に早すぎる勝利宣言を行うかもしれないと警戒していた。情報筋によると、そうした宣言が話の文脈のなかで放映される可能性を認識していたという。


こうした批評のある、妄想的勝利宣言を真に受けて、政治家か務まるのか?かつ、悲しいのが、外交での重要ポイントがゴルフだと思っていることだ。


もともと菅総理は、トランプ氏とバイデン氏のどちらが勝利しても、来年1月の大統領就任式以降に訪米して会談する予定でした。ただ、トランプ再選なら、総理に先立って、年内にも安倍前総理が外交特使として訪米する方向で調整を進めていると聞きます」(官邸関係者)気になるのは、外交特使を足掛かりに復権を狙っているフシがあることだ。来年、出身派閥の細田派に復帰する意向を周辺には告げているという。派閥復帰と同時に、会長に就任する可能性もある。
「党内では、早くも安倍さんの再々登板を期待する声が出ています。トランプ大統領との蜜月関係は、来年の総裁選で“ポスト菅”に躍り出る最大の売りになります」
(前出の自民党議員)


トランプに媚びへつらうポチ外交をまた見せつけられるのか。

そんなことにはならないと思うけど、、、。ゴルフがどうのこうの言ってる場合ではない。COVID-19が猛威を振るい、分断が暴力と荒廃をもたらしている自国の立て直しを必死に行わなくてはならないのが、新しい合衆国大統領だ。副大統領も、これから決まる国務長官をはじめとする全閣僚は全身全霊で自国民の危機に立ち向かうのだ。とても難しい仕事だ。


日本はCOVID-19はどうなっているのか、収入を断たれた人は、住む場所を確保できない人は、事業を継続できない人はいないのか?国会議員が、嘘の勝利宣言に気を良くして、ゴルフ仲良し復活などと、浮かれること自体信じられない。
政治は上級国民の社交の場で決まる?だったら、ゴルフも、グリメ談義も、酒飲んでわーっも必要だろうが、アメリカの政治家は(トランプは除く、彼はトランプであって政治家はない)保守もリベラルも、もっと政治に真面目だ。日本政治は、接待・利権・恫喝・忖度、地盤に鞄に看板だけど、アメリカは利権くらいしか思いつかない。関係づくりはするかな?ホームパーティーとかに呼んで。


コロナ危機において、こういう浅薄な浮かれ方をまだしている自民党議員、議員を続けさせてはいけない。