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CNN特別番組”The Insider”トランプ政権で働いた人々の警鐘3〜国土安全保障

前回に引き続き諜報活動を含む、国際関係、国土の安全保障関連の、今回は2016年に行われたロシアの選挙干渉についての証言です。


タッパー:おかえりなさい、インサイダー引き続きお送りします。:元トランプスタッフからの警告です。


トランプ大統領は彼の指先で、約9千万人のツイッターフォローに直接怒りをぶつける危険を冒しているす。その大統領のもとで、元トランプ政権スタッフがこのように公に発言することは、かなりの勇気が必要です。以前は最高の人材だけを雇うことを約束していた大統領は、今ではスタッフを不安定で無能だと呼んでいます。


私たちはホワイトハウスに、トランプ大統領は不適格であり、再選に勝つべきではないと言っている元従業員の膨大な数に、どう対応するかを、たずねました。
ホワイトハウスは、「これらの人々は、大統領の議題の重要性やアメリカ国民が大統領を選出した理由を理解していなかった、 fixtures of the swamp 以上の何物でもなかった。
そして明らかにお金と、彼らのリベラルなワシントンDCの友人の許しを請いたいだけだ。トランプ大統領は、前例のない数の業績を上げています。それは、政府の官僚たちが反対していた者であり、また忘れられたこの国の、男性と女性のためではなく、ただ

自分のためにだけ行ったものです。


(Insiderの)この時間は、あなたが、彼ら自身の言葉でそれを聞き、あなた自身で判断することができます。


これからご紹介するのは、元軍の最高幹部であり、ほぼ毎日トランプ大統領と大統領執務室にいた顧問でした。しかし、その前に、国土安全保障省の2人の元職​​員に話していただきます。私たちは歴史的な選挙に近づいており、すでに米国で何百万もの投票が行われていますが、トランプ大統領は、自分が負るのは、選挙で不正であった場合だけだと言っています。もちろん、それは真実ではありません。しかしそれが、まさに、彼が言っていることです。


今、私とリモートを通じているのは国土安全保障省の元首席補佐官であるマイルズ・テイラーと、DHSの顧問弁護士であったジョン・ミトニックの2人の元国土安全保障省の最高幹部です。


そして、マイルズ、私たちは歴史的な選挙の最前線にいます。私たちは、ロシアが現在、2016年と同様に、私たちの選挙に再び干渉しようとしていることを知っています。
トランプ大統領は、プーチンに立ち向かうことは、控えめに言っても、気が進まない。


実際、ルディ・ジュリアーニは、米国財務省がロシアの諜報員であると目している、ウクライナの政治家から集めた、peddling wares(行商の品=情報の比喩)を持っています。
米国はこの選挙の準備ができていますか?公平になるのでしょうか?


マイルズ・テイラー、元国土安全保障省参謀長:そうですね、ジェイク、2つのことが言えます。TVの前の人々を励ますために、私は、投票の完全性と投票プロセス自体、2016年以来、連邦、州、地方レベルでアメリカの公務員によって行われた素晴らしい仕事のおかげで、おそらくこれまで以上に安全であると信じています。 投票の実際のインフラストラクチャ、マシン、集計プロセス、その周辺のサイバーセキュリティ要素に関しては、2016年よりもはるかに安全です。これはいい知らせです。


悪い知らせは、ジェイクは、大統領がこの脅威(ロシアからの選挙干渉)を無視しただけでなく、ホワイトハウスから、我々に、大統領にロシアについての問題を提起しないように言われた、そのくらい、この脅威をひどく無視したということです。


そして大統領から、国土安全保障省の最高諜報員を解雇すべきだと言われました。なぜなら、彼は議会で証言しロシアの脅威について真実を語り、こう言いました。「彼ら(ロシア)は2016年選挙に介入したのです」そして「もちろん、彼らはドナルド・トランプを利することを示しています」と。


それは我々の諜報員たちが彼の意見を共有している、と言うのではありませんでした。彼は米国の諜報機関全体の総合的評価を共有していました、しかし大統領は彼を解雇したがったのです。それは国土安全保障省の働き手にとって、に身も凍るようなメッセージを大統領は送り続けました。私たちはそれによって、特段のプレッシャーを受けることはありませんでした。私たちはそれについて口をつぐむつもりはありませんでした。私たちは脅威について大統領に、話し続けました。


しかし、大統領はまた、それについて議論したことで人々を解雇すると脅し続けた。それは重大な懸念事項でした。私たちは、ロシアからの脅威と民主主義への干渉が、国が直面している国土安全保障の上位3つの課題の1つであると考えました。


ですが、大統領がアメリカの重要課題トップ25のどこかでそれを考慮したと考えることは難しいと思います。


タッパー:ところで、ジョン、あなたは国土安全保障省の法務顧問だったので、トランプ大統領とホワイトハウスで見たものや問題の詳細に立ち入るのを避けようとしていますね。
しかし、30,000フィート上空の視点から見ると(俯瞰?神の視点?)、あなたは国土安全保障省の最高責任者の1人でした。ホワイトハウスのトランプ大統領と私たちの祖国は安全性が低いですか?


国土安全保障省元顧問弁護士ジョン・ミトニック:ジェイク、私は、いくつかの理由から、安全性が低いと思います。まず第一に、国土安全保障省の政治化は、時間とともに悪化していくだけです。また、部門内に存在する混乱の結果として生じる士気の低下は確かに問題です。


そして、ドナルド・トランプ大統領の任期中に、国土安全保障省の上級指導者は、非常に非常に重要な問題である移民国境警備の問題に、ほぼすべての時間を費やすように促されました。しかし、他にも多くのことがあり、他の多くのやはり、非常に重要な役割がありました。国土安全保障省は国を守るために働いています。そして残念ながら、高官が移民と国境警備に24時間年中無休で、ほとんど、または全ての時間を費やすように、絶えず迫られているという理由だけで、それは彼らを時々短気にさせます。繰り返しになりますが、もちろんそれらは重要ですが、状況を見ながら判断する必要があります。


タッパー:マイル、それはあなたの経験と一致しますか?


テイラー:その通りです。つまり、結局のところ、国土安全保障省は国境や移民以上のことをしているのです。しかし、大統領は国境と移民問題(壁)に専念していました。実際、国境警備とそれについてのアドバイス以外のことについて、大統領に実際にブリーフィングしたと言う状況を、思い出すのは難しいです。


タッパー:マイルズ・テイラー、ジョン・ミトニック、の両氏に感謝申し上げます。
次は、沿岸警備隊の元司令官が、大統領が職務に適さないと確信した理由を説明します。
(コマーシャル)
タッパー:CNNスペシャルへようこそ。特別番組”インサイダー”です。トランプ政権の隅々からの高官がトランプ大統領について警鐘を鳴らしています。


大統領のコロナウイルス診断と数十万人のアメリカ人を殺したパンデミックへの対処に非常に注意を払っていると、海外からの、非常に現実的な脅威を忘れがちです。


そして今、私とリモートで繋がっているのは、それらの脅威をよく知っているお2人です。沿岸警備隊の元司令官、ポール・ズークンフト提督、および外国人サービスオフィサーのチャック・パーク。
この二人のパートだけYouTubでみつかました。

Chuck Park is on CNN in INSIDERS - October 18,2020 


ご参加いただき、誠にありがとうございます。


そして、提督、あなたから始めましょう。元最高司令官、特に彼が仕えた最高司令官に対して発言することは非常にまれです。しかし、明らかにあなたはそれが必要であるとわかります。具体的に何を見ましたか、トランプ大統領は職務に適さないという結論に至った経験はありますか?


ADM・ポール・ズクンフト(RET)、元沿岸警備隊長官:ええと、それにはいくつかの側面があります、ジェイク。そして最初のものは(メキシコ国境の)壁のための予算の割り当てをめぐる争いです。沿岸警備隊全体場合、実際には身代金の保持でした。
そのため、何度か、沿岸警備隊のすべてのメンバーに給与の支払いが行われなかった。私は、ここハワイのフードバンクで、ボランティアをしました。特に、私たちの新人の入隊者はその犠牲になった。(トランプは許可なく、沿岸警備隊総予算から、メキシコの壁の予算を抜き取ってしまい、沿岸警備隊員は給料の支払いが困難になり、フードバンクに頼らなければならない状況が起こった。)

補足:トランプは許可なく、沿岸警備隊総予算から、メキシコの壁の予算を抜き取ってしまい、沿岸警備隊員は給料の支払いが困難になり、フードバンクに頼らなければならない状況が起こった。


そして、私たちの後輩が合衆国憲法を支持し擁護するだけでなく、特に合衆国大統領の命令に従うことを誓ったとき、彼らが身代金を要求され、給与が支払われなかったのは皮肉なことです。そして、彼らがフードバンクに現れるのを見たとき、彼らは家族を養うためにフードバンクに頼らなければならないことに、私は、完全に当惑しました。それは私たち沿岸警備従事する者のとの間の強い信頼(信仰と言う表現を使っているが、軍関係者は、憲法と大統領に忠誠を誓うので、そうした比喩を用いたのだと思う)を破った最初の兆候でした。


タッパー:チャック、トランプ大統領の任期では、混乱と混沌が特徴です。バグではありません(. Not a bug. )=単なる不具合ではありません。
彼は混沌の中で勢いづいている。それは米国の同盟国にとってどういう意味を持ちますか?それは米国の敵にとってどういう意味を持ちますか?


元外国人サービスオフィサー、チャック・パーク:それは素晴らしい質問です。その混沌ゆえに、私は米国外交官として、わずか10年ほどで外交官を辞任しなければならなかったと言わざるを得ません。そして、この大統領と彼の海外の政策を擁護することが、不可能になり、特使を続けることも不可能になりました。それは彼の無能さだけではなく、ある朝ケーブルで受け取った、いくつかの明確な行進命令が、1時間後、大統領からの誤ったツイートによって完全に窓から放り投げられ、ひっくり返される可能性が常にあったのです。そしてまた、国務省内の深刻な道徳的危機のためでもありました。


2018年に他のすべてのアメリカ人も知ったように、収容所で泣いている子供たちのテープが公表されました。リオグランデ川の泥だらけの土手に、男と娘がうつ伏せになって(浮いて亡くなっている)いる画像がありました。ですから、私は、混乱の中で、そして外交政策に対するいかなる種類の道徳的配慮も真に欠如している中で、もはや命令に忠実に従うことができなくなった、だから私にとって正しい決断は辞任することでした。


タッパー、あなたが混沌について、危機感を話す、それは絶対に正しいです。国務省は外部から(トランプ大統領から?と彼のナット支持者から?)攻撃を受けています。大統領は我々ををディープステートと呼び続けています。ディープステートは存在しません。『”ネタバレ注意”ディープステート』はありません。私は国務省の中にいました。国を弱体化させようとする陰謀などはありません。忠実でキャリアある外交官が良い解決をできることがたくさんあります。


タッパー:そして、私たちの同盟国と私たちの敵に対する、このすべての混乱の結果は何ですか?



パーク:私たちがもう座ることができないあの部屋(大統領執務室)では、今、本当に難しい話し合いがたくさん起こっています。ヨーロッパでは、NATO、G7でも、基本的に静かな会議が、行われています。


私がいたカナダで一つの経験がありました。それは専門家のシンクタンク会議であり、カナダの上級外交官がたくさんいました。おそらく私の外見のせいで(アジア系)、彼らは私がアメリカの外交官であることに気づいていませんでした。私は彼らの座席後方で聞いていてメモを取りました。彼らへの配慮として、私は彼らが誰かと、その言葉を直接引用しませんが、彼らはホワイトハウスから次々に出てくる狂気に、信じられないほど心配を示していました。


タッパー:提督、私たちはトランプ政権の数年に、この国での人種的不信、警察官によるの残虐行為、コロナウイルスを扱っているか、どうかなど、多くの危機の中を生きてきました。
そして、この国のリーダーの一人として、あなたがこれらの危機の間の、トランプ大統領のリーダーシップについてどのように思っているのか、聞いてみたいと思います。


ズークンフト提督:ジェイク、私はおそらく近年でもっとも複雑な危機の1つに対処しました。それは、2010年のディープウォーターホライズンの油流出事故でした。事態を、責任を持って対処するのは難しくはない。しかし、時に、非難が、我々を解決策に近づけません。しかも、私たちが、今、目にしているのは、電波( the airwaves, ーTV ラジオインターネットなど)に当たるすべての危機です。それは、我々が”誰のせい”にするのかを即座に指さすものです。しかし、ただ非難を是正するだけでは済まされない、それは憎しみと結びついています。そして、その憎しみはこの国を二極化したものに発展させます。


非常によく覚えています、ご存知のように私は保守的な価値観を持っています、しかし私はリベラルな人たちと腰を下ろして会話をすることができます、また同意できないトピックについても話し合うことができます。
しかし、今ではそれは勝ち負けの問題でしかない。私たちの国は非常に二極化し、毎日何百人ものアメリカ人を殺しているパンデミックの解決策を修正することにも、一向に近づいていけません。


タッパー:トランプ大統領は、有名な、または悪名高い言い草、自分は将軍よりも知っていると言った。また、彼は、将軍、提督は、戦争に行くのが好きだ、なぜなら、彼らが防衛産業に入時、お金を稼ぐことができるからだ、と指摘した。そのようなコメントは、軍を運営する人々にどのような影響を与えますか?


ズークンフト:そうですね、ジェイク、それは-ちょっと驚異的( jaw-dropping)です。 私は41年以上現役で務めてきた。私の最初のマントラは常に、(海軍の戦艦の)乗組員に気を配るということでした。私たちの任務の中で最も経験の浅い・年若い人々が危害を加えられないように、私の影響範囲内で、できる限りのことをすることです。 ですから、私たちは、外交上の終わりが見えないまま紛争に飛び込むだけはしません。


そして、それは、少々皮肉なことに、最小の防備と資金不足が起きてきているのです。私たちは明らかに-私は明らかに軍産複合体(の資金を)を個人的に活用できるような立場にはありません 。 


我々の誰しもが、アメリカのために奉仕したことのある人はの考える、唯一のレガシーは、我々が世界をより良い場所として残せたのか? 我々司令官は私たちの兵士たちによく気を配れたか?ということです。あなたがそれらに(私たちのレガシーに)非常に満足している答えるのであれば、あなたは夜よく眠ることができます。 そして、私もよく眠ることができるのです。


タッパー:チャック、提督、両氏に感謝します。 貴重なお時間をありがとうございました。
次に、”それが起こった部屋ーin the room where it happened,”にいた男性と話をします。
彼は、トランプ大統領を、”ショウジョウバエ並みの集中力”しかないと言います。
<ジョン・ボルトンが出版した本のタイトル、in the room where it happened,に引っ掛けての紹介>
インサイダーはまだ続きます。
(コマーシャル)
4につづく。




日本では、保守的な人、国防・軍事強化を叫ぶ人は、格好おかしい人が多い”印象”だが、
それが、危険でおかしく見えるのは、第二次大戦下での、軍部独裁の時の、国のためには国民は犠牲を払い、命えお差し出してこそ美しい、日本人的な考えが残っているように感じられるからだ。


当時のアメリカ軍は、自分の命の危険を感じたら、投降して捕虜になることを奨励した。
国際法で捕虜の取り扱いは、安全に決められていたからだ(それを守らなかった国、捕虜ははすべきは医師としてひどい扱いをした国があったのは彼らの不幸だった)


現代のアメリカ軍上層部は、冷静な外交的見識と最小限の軍議行動と、兵士の安全を第一に考えることが原則だ。そして駐屯基地とその地元との対立は望まない、が原則だ。
沖縄について、オバマ大統領は対立を望まない、緩和のためにグアム移転を再考すると、安倍晋三と隣で明言した、にも関わらず、日本では一切報じられず、沖縄の人々はもちろん、日本国民にも一切知らされなかった。基地問題は、日本政府の姿勢にいちばんの問題があると思う。ただし、自分が罰せられない場所で無法をしてしまう、戦場から一息ついた開放感や、ストレス、トラウマの発散でひどい行動をしてしまう兵士と、その統制を甘くする沖縄基地の海軍も問題がある。米軍基地が地元でこれだけの摩擦を起こしている例は、沖縄以外あまり聞かれない。


話は逸れたが、命をかけて、命を預かって望む人たちを軽く考え、何でもお金だとしか思えなおトランプの欠落。だから、戦没者墓地で、遺族の前で、”負け犬・間抜け”などという言葉が出るのだろう。


さて、のろのろ翻訳も、次回で最後です。どうか最後までお付き合いください。
大トリはジョン・ボルトン。この人がトランプの側近になった時は、とても危険な考え方の人物がアメリカの舵取りに手を添えた、とかなり不安を感じた。しかし彼でさへ、トランプとは付き合いきれなかったようだ。まあなんだかんだ言っても、この人も、イェール大学を最優等で卒業同ロースクール終了の弁護士で、政治関係の政策顧問をしていたのだ。トランプのわけの分からなさには耐えきれなかったのだろう、か、どうか? 次回に乞うご期待。


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