密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

第三回大統領ディベート、マイクは切られちゃう対応+トランプ、ファウチ博士に暴言

ディベートということを全く理解できていないトランプは、2回目のリモートを馬鹿らしいと拒否した。彼は、自分が大声でバイデンを遮って、政策論争や、論理的な弁論の力などより、子供でもしない口喧嘩と悪口合戦での勝者を目指すことこそ、自分の本分として、対面式のディベートにこだわる。


その結果、タウンホール式の集会で、サバンナ・ガスリー氏に徹底的にやられた。トランプも相手が、金髪の可愛い外見の、非常にタフで鋭利な論客相手では、バイデン相手のように、汚い悪口も大声も、できなかったようだが(流石にカッコ悪すぎるのはわかるのだろう)最後はだんだん怒りをあらわにしてきて、彼女を馬鹿にするような態度になっていった(サイテー)。


ガスリー氏の「誰かの、クレージーな叔父さんじゃないんだから」はかなりの人々に大きな共感を呼んだ。 アメリカのリベラルな人々には、だいたい、コンサバティブ、というかクレージーな極右叔父さん・叔母さん・兄弟姉妹がいて、それが、サンクスギビングやクリスマスの家族の集まりを憂鬱にする。トンデモ論・陰謀論を信じ、論理的な会話は通用しない身内が一人はいるものだから、彼女の言い方はツボにはまって大いに受けた。Dさんの家族にも共和党命の人がいて、それはいいのだが、移民嫌いで、不法移民が仕事を奪うとか、強姦するだとかいうことをまことしやかに、私に説明する。彼女にとっては日本人は移民ではないらしい。日本の家族にも、ネトウヨ全開の議論好きがいる、受けてたちますが、疲れるね、全くトホホとなことだ。)


さて、そういうわけで、3回目のディベートを、みんなとても心配している。最近とみに、手負いの野獣化しているトランプが、どんなに不愉快で無茶苦茶なことをするか、、、と思うと憂鬱なのだ。しかし、主催側もしっかり対策を。2分の持ち時間を過ぎたら、センテンスが終わったところで、マイクの音をミュートにすると発表した。いつも冷静なD さんもこれには大喜びしてた。どうせトランプはクレームを出しまくるだろうけれど、第一回ディベートでメディア人は相当怒っている。まともな人たちもとっても怒っている。こんなひどい大統領ディベートが起ころうとは、とショックを受けている。だから、トランプお得意?のディールも通用しないだろう。また、自分は出ないとか言い出すか?それは致命的だろう。まあでないと駄々をこねてくれてもいい。もうあのオレンジフェイスと口汚い怒鳴り声は聞ききくない。


今、トランプが、CDCのドクターファウチをひどい言葉でこき下ろしたというニュースをやっている。トランプ・選挙キャンペーンの共和党政策ビデオに無断で発言切り取りで歪曲というか正反対の意味に使い、不快を示したファウチ博士に、それを即座に否定された腹いせか?CNNは素早く記事に。

(CNN) 米国のトランプ大統領が選挙陣営のスタッフへの電話で、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮を執る米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長について、「ばか者」「最悪」と酷評していたことが20日までに分かった。このほか、国民はパンデミック(ウイルスの世界的な流行)の話を聞かされるのにうんざりしているとの見解も示した。
米国での新型コロナの死者数は21万5000人超に達している。
当該の電話は、遊説で滞在したラスベガスのホテルからかけたもの。その中でトランプ氏はいら立ちをあらわにした口調で、ファウチ氏をはじめとする保健衛生の当局者らを「ばか者」と非難し、米国はコロナ禍の災厄から脱却する準備ができていると明言した。ただ感染者数は現在再び増加しており、専門家らはこれから最悪の事態が訪れると警鐘を鳴らしている。
トランプ氏はまた根拠を示すことなく、仮にファウチ氏の言うことを聞いていれば米国で50万人以上が死んでいただろうと主張。米国民は新型コロナについて聞かされるのにうんざりしており、「いいから放っておいてくれ」という気分でいると語った。
続けてファウチ氏を「ナイスガイ」と評する一方、要職に就いている期間が極めて長いことにも言及した。
トランプ氏のアドバイザーの1人は、上記のコメントについて「賢明ではなかった」と指摘。大統領選まで2週間というタイミングでコロナ禍の話題に触れ、ファウチ氏を攻撃したことに懸念を表明した。
ファウチ氏は1984年から米国立アレルギー感染症研究所所長を務め、現在はホワイトハウス内の新型コロナ対策チームのメンバーでもある。トランプ氏が電話をかけていた同じころには全米医学アカデミーの主催する授賞式にオンラインで出席し、「反科学的な風潮」が社会の特定の領域に存在していることを危惧するスピーチを行っていた



トランプとファウチ氏の関係性のよくでた写真

バカで最悪で、アメリカにとっての大惨事(ファウチ氏のことをDisasterって言ったんだ、信じられない、バカで最悪で〜Refrain)はお前だ!!トランプ!!!!!!!!


まったくっ、寝る前に気を高ぶらせてしまった、、、、。


ところで、今、CNNの特別番組”THE INSIDAER"の番組の書き起こしを見つけたので、翻訳している。これは本当にたいへんだぁ〜、ですが、なんとか明後日には終わらせて、アップしたいと思っています。こんな奴のそばで働いていたら、保守派共和党の人でも人生最悪の体験というわけだ。通常メディアも大統領選の時は、不偏不党に徹するのだが、CNNの特番は、そういう形骸的な綺麗事をかなぐり捨て、あえて、ジャーナリズムの真の役割である警鐘を鳴らした、その現れだと思う。ので翻訳頑張ります、しばしお待ちを。



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